「家の修復のためにマンションに仮住まいをしているが、どうも居心地が悪くて」というAさん(70)。どうやら、鉄筋コンクリート造りのマンションの部屋と白い壁になじめないようだ。
高齢者住宅の色彩設計に詳しい色彩コンサルタントの飯田暢子さんによれば、家の中で過ごす時間が長い高齢者にとって、マンションにありがちな単調で人工的な色合いは、気持が休まらないという。同じ白色でも、障子紙の白とマンションの壁紙の白では、人の心の受け止め方は全く違うそうだ。砂壁や障子紙の乳白色や、柱の木目には自然の温かみがあり、その中でゆとりや安らぎを感じられる。しかし、ペンキの白色は反射率が高く、視神経を刺激して安らげないそうだ。
賃貸マンションでは、内装を勝手に作り替えるわけにもいかない。飯田さんは「カーテンやタペストリー
布の壁掛け)を使ってピンク、黄色、淡いオレンジなど温かみのある色を取り入れて、家具を木目調のものにしたりグリーンの鉢物を置いたりすること」などをすすめている。
□南雲つぐみ(医学ライター)「色彩の工夫 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年5月27日)を引用
↓クリック、プリーズ。↓
高齢者住宅の色彩設計に詳しい色彩コンサルタントの飯田暢子さんによれば、家の中で過ごす時間が長い高齢者にとって、マンションにありがちな単調で人工的な色合いは、気持が休まらないという。同じ白色でも、障子紙の白とマンションの壁紙の白では、人の心の受け止め方は全く違うそうだ。砂壁や障子紙の乳白色や、柱の木目には自然の温かみがあり、その中でゆとりや安らぎを感じられる。しかし、ペンキの白色は反射率が高く、視神経を刺激して安らげないそうだ。
賃貸マンションでは、内装を勝手に作り替えるわけにもいかない。飯田さんは「カーテンやタペストリー
布の壁掛け)を使ってピンク、黄色、淡いオレンジなど温かみのある色を取り入れて、家具を木目調のものにしたりグリーンの鉢物を置いたりすること」などをすすめている。
□南雲つぐみ(医学ライター)「色彩の工夫 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年5月27日)を引用
↓クリック、プリーズ。↓