「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの教育:上野の科学博物館見学

2016年08月22日 | 教育



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 「博物館へ連れていって!」・・・我が家の小学2年生は、とても博物館が好きです。遊園地などには連れていったことがないので、この子にとっては、博物館が遊園地の楽しさを兼ねているようです。

 年に数回訪れる上野の科学博物館へ、講習会の中休みの8月12日に出かけました。昨年リニューアルされた地球館は、以前と比べて格段に面白くなりました。その理由は、体験型展示が増えたからです。

 以前から私が指摘しているように、多くの博物館は、子どもたちにとって貴重な学習の場となっています。展示されたものを見て回るだけではなく、体験・体感して初めて興味がわくのが子どもです。その特性を考えれば、体験型展示のより一層の拡充と研究が必要です。

 多くの公的な博物館の責任者は、役人の天下りポストですので、極めて世情に疎いのが現実です。こうしてブログに博物館で感じたことを綴っているのも、博物館の展示が確実に改善されるよう促す側面もあります。





 子どもにとって、操作方法の解説が不親切で分かり辛いものもかなりあります。体験型展示のポイントは、体験する意図を明確にして、やってみようと思わせること、そして操作方法が子どもにも分かり易く説明されている必要があります。そして、受動的な学習から能動的な学習に変換する必要があります。以前よりも良くなったといえども、まだまだ研究の余地は多いと私には思えます。







 骨格標本も豊富で見ごたえのある展示です。ただし、子どもにとって恐竜の骨格標本以外は、あまり興味を示さないようです。展示前のモニターが空いていれば、子どもたちは必ず操作しようとします。実際の展示物よりも、自分で操作して情報を得ようとします。明らかに能動的な行動を、子どもたちはとろうとします。一番下のコンピュータで映像をコントロールする展示など、自分の動作に対してリアクションのある展示は、子どもが興味を示します。体を動かし、ある時は試行錯誤して体験するワクワク感が大切で、単なる遊びではなく遊びながら学ぶ展示が理想でしょう。







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