大満寺山山頂の記念碑
隠岐の旅が始まりました。港にてレンタカーを借りて向かった先は隠岐最高峰(607.7m)の大満寺山です。整備された大満寺への参道を登って行くと荒れた大満寺へ到着、境内の草原は綺麗に刈り払われていました。
大満寺
ムシカリ
大満寺の境内を過ぎ、登山道を進むと隠岐最高峰の大満寺山山頂に到着、山頂からは西郷港方面の展望が広がり、目の前では鳶が輪を描いていました。
大満寺山山頂
大満寺山から眺める西郷港
西郷港にはフェリーが停泊している
隠岐国分寺
大満寺山の次は隠岐国分寺跡です。昨年(平成19年)2月25日午後3時30分、本堂が突然出火炎上し貴重な建物はもちろん、平安時代より受け継がれてきた、国指定重要無形民族文化財「蓮華会舞」に供する拝観展示品等の全てが焼失したそうです。
5月にNHKで放映された蓮華会舞復興のドキュメンタリー番組を見て感動、この場所には隠岐に着いたら必ず訪れようと思っていました。
たった一人で蓮華会舞のお面を全て彫った蓮華会舞保存会の会長、そして復活奉納公演まで残り1週間で無くなった会長の遺志を受け継ぐ若者、感動の舞台を思い出しながら本堂跡に立っていました。
蓮華会舞とは、平安時代に隠岐に伝来した宮廷舞楽の流れをくむ古典芸能で、日本の宗教芸能の原型と言われ、1977年5月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。(隠岐観光協会発行のガイドブックより)
焼失した本堂跡は隠岐国分寺再建の地となっている
隠岐国分寺再建の地の後に向かうと後醍醐天皇行在所阯を見ることができます。説明板には、「天平年間聖武天皇の詔勅により建立せらる 元弘二年四月ご到着より三年閏二月御還幸に至るまで凡一ヶ年後醍醐天皇の行在所にして其の間 護良親王とも連絡せられて中興の偉業を畫し給ひたる處なり」と書かれています。このような歴史遺産を見ていると、過去の出来事は確実に現在まで繋がっている事を実感することができます。
後醍醐天皇行在所跡
法師崎のやまある記の編集が終了しました
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