花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

昭和の食と商店街 スワサロン

2017年09月18日 | レモン色の町

 

第15回 スワサロンさんの巻

“海底人8823”を知っているだろうか?昭和35年のお正月から半年間、テレビで“海底人ハヤブサ”と云う番組をやっていた(♪8823謎の人 8823海底人 正義の勇者だハヤブサだ~)。

写真提供:故辻俊文氏 右にスワサロン

現在のすずらん通り 下が東

土曜日の午後、学校から帰って、近くのスワサロン(現在も営業中)でパンを買い、食いつきながら観た記憶があるが、調べてみると放送時刻は18時30分となっている。勘違いなのかもしれない。とにかく菓子パンを食べながらテレビを観ていた。それから、貸本屋で借りてきた漫画(影、探偵、忍者武芸長、ロボット三等兵等)を見ながらまどろむ。畳の上に西日があたり、影がだんだん長くなる。通りからは北勢堂の音楽が流れてくる。曲に交じって帰りを急ぐ靴音が聞こえる。諏訪新道方面から来た人々は嶋口屋の路地を通り、諏訪駅跡を通り抜けて新しくできた近鉄四日市駅へ向かって行った。

ロバのパン 蒸しパンを販売しており、当初ロバが曳いていたが、後年、自動車になった。流れる曲は変わらず。

当時、スワサロンは喫茶と店頭で菓子パンを販売していた。記憶にあるのは、真ん中の凹みにマーマレードが入っているぶどうパンで、砂糖がかかっていた。

懐かしい菓子パンを並べてみる。

 

コッペパンは給食に出たが固くておいしくなかった。半分に割って中身をほじくり出す、もう半分の皮をその中に詰め込んで持ち帰った。朝、炊き立てご飯の上にのせて蒸して食わされた。まちで売られているコッペパンは柔らかく甘かった。店の人がナイフを入れ、ジャムやマーガリンなどを好みでつけてくれた。

 

“コロネ”と云う名前だそうだ。このパンもよく見かけた。ジャムやチョコレートが入っていて、四角いセロハンが張り付けてあった。

 

いくつかの山を割って食べる。それぞれジャムやクリームなど違ったものが入っていて、一個のパンが何個分も楽しめた。

クリームパン

揚げアンパン?

ねっとりしたクリームの真ん中に、サクランボのようなものが乗っかっていた

これは懐かしい。名前は分からない。少し硬めのパンで何も入っていなかった。よく食べました。



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