明けましておめでとうございます。
昨年の衆議院議員選挙で与野党が逆転し、政局は不安定なまま新しい年を迎えました。国民民主党の103万円の壁をめぐって幹部間では合意をしたものの、政調会長レベルでは破談となりました。日本維新の会が教育の無償化を掲げて自民党と合意したため、駆け引きなのか、多額の恒久減税とするため反対なのか、一般人から見ると自民党の姿勢は理解出来ない光景かも知れません。
このような不確かな状況の中で今年は地方にとってどんな年になるでしょうか。私は国と地方の関係を見直す機会の一つとして、大幅な地方税の減少問題がクローズアップされるのではないかと思っていましたが、どうやら杞憂に終わりそうです。地方の首長や財政担当者はホッとしているのではないかと思いますが、仮に103万円から178万円に控除額が引き上げられた場合には、地方の財源をめぐって大問題・大論議になっていたかも知れません。
皮肉な見方かも知れませんが、地方が真の自立をするためには国と地方の役割分担を抜本的に見直し、国と地方の必要な財源をどう永続的に確保するかがこれからのキーワードになるのではと思っています。現行のぬるま湯に入っているような、地方の自立における体裁は整っているように見えるものの、国の意志によって左右される現行の地方交付税や補助金行政を解消しなければ真の地方の自立はやってこないのではないか、と市長時代には強く感じていました。
世界に類を見ないほど大幅な国債残高と赤字財政を続け、一方では少子高齢化が加速する状況の中で「これからの日本はどうなっていくのか」まさに「事(こと)の本質」を国と地方が共に考える絶好の機会として「本質的な議論」が巻き起こる事を、私は心のどこかで期待していたのかもわかりません。
本年も皆様と共に「地方の自立」に向かって様々な角度から議論を重ねたいと思っています。本年も宜しくお願いします。
昨年の衆議院議員選挙で与野党が逆転し、政局は不安定なまま新しい年を迎えました。国民民主党の103万円の壁をめぐって幹部間では合意をしたものの、政調会長レベルでは破談となりました。日本維新の会が教育の無償化を掲げて自民党と合意したため、駆け引きなのか、多額の恒久減税とするため反対なのか、一般人から見ると自民党の姿勢は理解出来ない光景かも知れません。
このような不確かな状況の中で今年は地方にとってどんな年になるでしょうか。私は国と地方の関係を見直す機会の一つとして、大幅な地方税の減少問題がクローズアップされるのではないかと思っていましたが、どうやら杞憂に終わりそうです。地方の首長や財政担当者はホッとしているのではないかと思いますが、仮に103万円から178万円に控除額が引き上げられた場合には、地方の財源をめぐって大問題・大論議になっていたかも知れません。
皮肉な見方かも知れませんが、地方が真の自立をするためには国と地方の役割分担を抜本的に見直し、国と地方の必要な財源をどう永続的に確保するかがこれからのキーワードになるのではと思っています。現行のぬるま湯に入っているような、地方の自立における体裁は整っているように見えるものの、国の意志によって左右される現行の地方交付税や補助金行政を解消しなければ真の地方の自立はやってこないのではないか、と市長時代には強く感じていました。
世界に類を見ないほど大幅な国債残高と赤字財政を続け、一方では少子高齢化が加速する状況の中で「これからの日本はどうなっていくのか」まさに「事(こと)の本質」を国と地方が共に考える絶好の機会として「本質的な議論」が巻き起こる事を、私は心のどこかで期待していたのかもわかりません。
本年も皆様と共に「地方の自立」に向かって様々な角度から議論を重ねたいと思っています。本年も宜しくお願いします。