疾風の帰り径

BROACHに存在した「疾風の通り径」を移行しました
ブログ内リンクが以前のまま、画像が移行出来てないものは、修正予定

今週は、この一本(華)

2008-09-30 06:24:13 | Dr. Alcoholic
 昨日は県庁で、早くも選挙取材の打ち合わせがあったので、山を降りて珍しく街で昼飯でした。
 社内便の都合で時間があったので、閉まっている141や取り壊されて工事中の東一連鎖街の周りを散歩したのですが、結局市役所そばの、「旬魚 飲み食いや みさき」へ



 800円の刺身定食です。鰹、烏賊、蛸、秋刀魚です。美味。


 さて、今週の一本ですが、日頃、通販のお世話になっている私には、各所から、呑めや喰えやの案内が届きます。
 その中で注目したのがこれなんです。



 三重県朝日町というところにあるらしい「安達本家酒造」の生原酒「華火」です。



 このお酒の変わったところといえば、注文を受けてから瓶詰めして出荷してくれるらしいのです。
以下アフィリエイトですが、興味がある方は画像をクリックしてみてください。



 ちょっと大山の新酒祭りを思い出して、購入してしまったわけです。
 ただ、大山はその日の朝の絞りたてでしたが、これは昨年12月絞りですね、生貯蔵ってことかな。



 純米酒ではありませんが、原酒なので20度以上。
 それでもさっぱりして喉越しが良く、呑みやすい、美味しいお酒です。



 初回に限り1本999円!につられて3本買ってしまったのですが、後悔していません。もっと買えばよかった。

或る秋の日のアウトドアライフ

2008-09-29 06:37:30 | Car&Bike
 明後日10月1日からゴミ収集が有料になり、仙台市のゴミ袋が変わります。



 それまでの袋はやはり使い切れませんでした。10枚単位で新しい袋と交換できるのですがそれ未満。なかなか使い道がありませんね。結局どこかでゴミになってしまいそうです。

 昨日は天気も良いしアウトドアへお出かけ



 ウッディな壁がナイスでしょう



 うちから一番近い中山のセルフ洗車場。
 高圧噴射。
 水も滴る、わが愛車。
 久しぶりに綺麗になったので嬉しくなって、いったん帰宅し速攻で弟分も持ち込みます。



 こいつはいつも青空駐車なので、表面がもう、かぴかぴ。



 兄貴より長めに高圧噴射



 ワックス掛けする元気はなかったので、お手軽ウェットティッシュ型洗浄ワックスティッシュを使いました。

 ついでにもういっちょうこいつも



と思いきや、こいつはちょっと問題あり。 



 イグニッションキーをいたずらされて、要修理。
 ヤフオクで中古ですが交換用のキー周りの部品を取り寄せていたのでした。



 交換方法を書くと、敵に塩を送りかねないので載せませんが、
 イグニッションキーだけの交換なので、タンクや、シート、ハンドルロックに、メットホルダーにはこれまでのキーも必要で、



 キーを二つ持ち歩かなければならなくなりました。もちろんU字ロックも。



 しっかりロックしておいても、蜂のムサシはマフラーを目指すのです。

クラシックカメラマン46

2008-09-28 06:13:43 | Camera
 昨日は蔵王で初雪が観測されました。
 八幡平の道路も通れなくなってきたみたいで、冬の足音が近づいてきた仙台です。

 最近モダンカメラマンシリーズも書き始めましたが、まだまだクラシックカメラもありますよ。



 Rollei 35SE、沈胴式レンズのレンズシャッター式35mmカメラです。
 カメラ界のミニクーパー。
 ドイツから帰国する直前、1990年5月27日にハンブルグまで一泊二日ツーリングで出かけ、中古カメラ市でゲットしたものです。DM330 。ブレーメンも観光してきた記憶があります。



 Rollei 35は1966年からドイツで生産されたカメラですが、このSEはシンガポール製で1979年ごろの生産。
 Sと言うのはSonnarレンズ、TがTessarレンズつきです。Eは露出計の表示がLEDのものをあらわしているようですね。



 ごろごろしたちょっとドイツっぽくないデザインではありますが、なんのなんの、メカが凝縮されているのです。



 ライカあたりと比べると30%ほど縦横が小さくなってますので、いろんな機能が各辺に分散移動させられています。



 巻戻しノブとホットシュー、フィルムカウンターは底面



 絞りとシャッタースピード、フィルム感度はレンズの両側にシンメトリーに配置。



 残念ながら距離計はなく、ピントは目測。



 裏蓋を開けるだけでもわくわくするカメラです。



 内部も楽しいメカ満載。



 フィルムのパトローネと比べてください。



 残念ながらレンズ前玉のコーティングが駄目になっています。



 このまま撮るとソフトフォーカス。
 再コーティングってできるのでしょうか。

 しかし弄っているだけでも嬉しくなるカメラなんです。

茜色の朝焼け雲ひとつ千切れて

2008-09-27 07:17:03 | 美味いもん
 昨日は静岡から設備の見学にお客様が来ていたので、同僚と「よし牛タンを食わせよう」と張り切っていたら、お客様は遠路日帰り。不況のあおりでしょうか。
 なかなかお客様でも来ないと牛タンを食べない仙台人。予約をしていたわけではないのですが、それでも行こうと言うことに。

 一番町三丁目、陶器屋さんの地下にあるお店です。隣は天麩羅屋さんでした。



 牛タン料理「閣」

 タン焼とトマトサラダで生ビールをいただきます。
 厚切りなんだけど柔らかく、歯無しおやじにも優しい、美味しい牛タン焼です。
 そしてここが元祖と言う、牛タンのタタキ。



 生肉生魚が好きな野蛮人にとっては最高、たぶん普通の人にもお奨めです、でもこれで二人前4200円は高いかな。結構若い人で狭くはない店内は、満席でした。最初の写真にあるように9時頃には「準備中」の札が掛かっていましたね、早いんだな、店仕舞。

 老舗の牛タン屋さん、悩みはメニューが少なく、酒呑みおやじたちだとメニューがすぐ一回り。花金向きではありません。

 それで、稲荷小路へ移動し「北の一」で秋刀魚刺しや煮込み、チャンチャン焼で日本酒「綿屋」「末廣」をいただきました。

 後は歩いて帰るだけのはずだったのですが、美味しいラーメン店が並ぶあたりを通りかかったら、珍しく空席が見えたのでついふらっと入ってしまいました。「支那そば屋」、昔ながらのラーメン一筋、650円。後はチャーシューとおひたし、餃子しかメニューにありません。チャーシューも昔ながらの縁が紅い、ちょとぱさぱさした叉焼です。オジサンの〆向きのラーメンと言われていますが、やっぱりカロリーはそれなりだろうなあ。ペロッと食べ終えて店を出るころには行列が出来ていました。隣の天下一品も満席の様子。

 何とか昨日中に家にたどり着きました。

 そして今朝の仙台。



 茜色の雲に誘われてベランダに出てみると

 !!!!!



 青葉山に朝虹です。もう6時なのに。(だめか)

 北側の非常階段にも出てみました。



 観音様のほうに反対側が降りていました。

 今日のタイトル曲はこちら
それはぼくじゃないよ 大滝詠一 歌詞情報 - goo 音楽
それはぼくじゃないよ 大滝詠一 歌詞情報 - goo 音楽

そんなの、ほっときな

2008-09-26 07:40:14 | Camera
 私が8年間暮らした(といってもそのうち3年分は出張していましたが)デュッセルドルフからライン河に沿って南に60kmほど、アウトバーンをかっ飛ばせば30分で着いてしまう古都ケルン。
 当時の西ドイツの首都ボンとノルトラインヴェストファーレン州の州都デュッセルドルフの間に挟まれてはいますが、ドイツではベルリン、ハンブルグ、ミュンヒェンに次いで人口の多い大都市です。
 またローマ時代、つまり2000年前の遺跡が街のどこを掘っても出てくると言う、ある意味では悩みももつ、歴史の街、京都の姉妹都市でもあります。フランス語のオーデコロンはケルンの水と言う意味ですし、英語の植民地Colonyの語源でもありますね。
 この地方を担当する放送局WDRもここケルンにあります。



 ライン河を渡る橋からのダウンタウン。
 街が古い分、堤防が弱く、ライン河も若干細いため、アルプスの方で大雨が降ると、数日後に洪水になることがあります。堤防沿いの建物には過去数百年の洪水の記録が誇らしげに書き込まれていたりするのです。

 ひときわ大きな教会がケルンの大聖堂、本当に巨大、157mあります。
 1248年創建と言いますから、日本は鎌倉時代、平家物語が書かれたり、日蓮が活躍していた頃でしょうか。私がいた頃はまだ建築中でしたが、もう完成しているのでしょうか。
 どこからでも見えるランドマークのツインタワーですので、第二次世界大戦の敵、米軍も目印として残すため、爆撃しなかったとか。



 もちろん今では世界遺産です。
 デュッセルドルフのアルトビールに対して、ここケルンには同じ上面発酵ですが、ケルシュと言うこれも美味しいビールがあります。細いストレートグラスで呑むのが特徴です。アルトが赤黒い色をしているのに比べて、ケルシュはピルツナーと同じ黄金色をしているのが大きな違いです。

 そんな実に奥深い街ケルンのメッセで2年に一度、偶数年に開かれるのがフォトキナです。本来ドイツ語の写真Fotoと映画Kinoを組み合わせた造語なのでFotokinaのはずですが、英語つづりのPhotokinaが使われています。
 私がいた会社もビデオカメラと言ういわば周辺業界でしたので、8年いたうち4回参加しました。※以下の画像は無断借用です。



 今回も23日に開幕。毎回本場ミュンヒェンのオクトーバーフェストとかぶります。

 カメラの展示は当然日本製が中心。
 今年もこの世界最大のカメラの展示会を目指して新製品の発表が目白押しです。詳細はデジカメwatchを見ていただくとして、私の注目はまずオリンパスのマイクロフォーサーズ。



 肩透かし、参考出品ではあるのですが、デザインになっていませんね。
 完全にPanasonicに先を越されて、あわてて出品したと言う感じ。残念です。

 ライカからフルサイズのデジカメが出るか、マイクロフォーサーズもありかと期待していたのですが、出てきたのは、なんと



 S2と言うカメラです。撮像サイズが30x45mm、645のハーフ、6x9の1/4ですか。なんででしょう。中途半端。
 Mシリーズ、Rシリーズに対して、Sシリーズになるそうですが、レンズも全て新規格みたいだし、大丈夫なんでしょうか、こんな製品を出して。報道以外のプロカメラマン向けなんでしょうが、高くなりそうですね。

 あとは先日来紹介しているカメラは端折って、これもフルサイズが出るかと期待していたPentaxからは



 K-mと言うデジ一ビギナー向け、APSサイズの超小型機。

 Olympusからも、たぶんごく普通のフォーサーズ中級機



が目を引く程度でした。

 でもやっぱりほっとけないフォトキナです。なんて書いたけど大事なカメラをひとつ忘れていました。

 SigmaのDP-2も出たんですねー。レンズが28mmから41mm相当に変わっています。


This is Ground control to Major Tom..........♪

2008-09-25 07:51:15 | Music
 最近TBSの新ドラマ番宣にタイトルの唄が流れていて、はっとさせられます。
 社内はテレビがついているところが多いので、一日中何度も何度も。

 David BowieのSpace Oddity ←試聴
*最近音楽を無料で試聴できるサイトが出てきたので、音楽ネタにはその無料試聴サイトへのリンクを張ってみようと思います。上の試聴をクリックしてみてください。


 高校生の頃一番好きなアーティストで、初来日の折は新宿の厚生年金会館に行きました。
 後期のよりPOPになったBowieよりも、Ziggy Stardustや、Diamond Dogsの音が好きですね。

 ドイツで買ったこんなレコードがあります。



 Bowieのシングルピクチャーレコード10枚組、ヒット曲が20曲収められています。
 宝物ですね。



 Space Oddityは、単独飛行の宇宙パイロットが宇宙遊泳中に交信を絶つ内容でした。妻への愛を語りながら。

Ground Control to Major Tom
Your circuit's dead,
There's something wrong
Can you hear me Major Tom..........

Your circuit's dead 恐ろしい言葉です。

夕べは誘われるままに、広瀬町の一燈へ。



 新坂通りに面したマンションの一階にある小さなお店です。



 会社の先輩が、脱サラして数年前に開いたお店。カウンターに椅子が六脚だけ。
 場所柄病院関係のお客さんも来るようです。

 焼き鶏や鯨のユッケとともに「栗駒山」の純米をいただきました



 ACLサッカーを見ながら呑んでいたら、先輩が記者時代の元ライバルが集まってきて、釧路の知り合いから送られてきたとか言う珍味をいろいろといただくことが出来ました。
 そろそろ上がろうと思っていたところだったのですが、もったいないので栗駒山おかわり。



 私のサーキットが途切れ途切れになる夜でした。

秋の夜長に大人の科学

2008-09-24 05:51:40 | その他
 なんだか強い風が吹いていて、ベランダでいろんなものが音を立てていたので、朝早く目が覚めてしまいました。

 すっかり涼しくなった仙台、いつの間にやらもうスタッドレスタイヤのCMが始まっており、伊豆沼にもマガンの群れが到着しました。
 広瀬川の河原には毎日芋煮会の煙と湯気が立ち昇っています。
 今は、もう秋、です、すっかり秋。

 従妹のブログに旦那さんが、大人の科学でテルミンを作っていると言う話が載っていまして、おう、うちにもあるわい、大人の科学、と集めてみると



 5箱もあるではありませんか。

 まずはムカデロボット



 これはしっかりリモコンで動きました。でも、何の役にも立たない。

 そして真空管ラジオ



 これは確か見事なホワイトノイズだけが良く聞こえました。
 しかし今は埃をかぶっています。



 後3箱はまだ手付かずです、一年前には入手していたと思いますが。



 これはピンホールカメラ

 そして



 機械時計?? なんだろう棒テンプ式って???



 ヘリコプターだって
 レオナルドダピンチが設計したの?

 何でこんなに買い込んでいるのやら。
 でも、元科学少年たちの心を揺さぶり、懐をまさぐる、巧みで楽しい企画ですよね。

   興味がある方クリックしてみてください。



 大人の科学.net   いつまでも続く秋の夜長に備えて。

モダンカメラマンⅡ

2008-09-23 07:13:24 | Camera
 ある日、美しい化粧箱が届きました。



 CONTAXってあるので当然カメラですね。



 またまた美しいカメラなんです。



 1984年発売、KYOCERAのCONTAX Tです。



 前回のNIKON F3がジウジアーロなら、Tはポルシェデザイン。
 息を呑むほどすばらしい造形美。



 35mmフィルムを使用する、金属ボディの距離計連動カメラです。
 絞り優先AE専用機、最初に購入した人の名前が掘り込んでありますね。



 フィルム巻き上げレバーすら通常はくぼみに綺麗に収まって、小さなポケットにも滑らかに入る、流面体。



 レンズはCarl ZeissのSonnar 38mm/F2.8 T*。



 ガイドナンバー14の外部ストロボをつけてもその美しさは変わりません。



 CONTAXブランドのコンパクトカメラと言えば、オートフォーカスのT2やT3が有名ですが、器械としての美しさは、Tには及びません。
 Tと言うカメラは、35mmフィルムを使うカメラとして、そのコンパクトさを追求したところに存在感があるわけですが、ほかにもそんなカメラがあります。



 1979年発売のOLYMPUS XAです。Tよりさらに小型ですが、距離計がしっかり連動します。これも絞り優先AE専用。
 レンズ保護を兼ねたバリアが横にスライドします。



 レンズはF.Zuiko 35mm/F2.8



 父が使用していたカメラです。

 まだまだあります。
 TとXAは日本製ですが、こちらはドイツ製。



 1985年発売のMINOX 35MLです。



 距離計はありませんが、絞り優先+プログラムAEも搭載されています。
 レンズはColor-Minotar 35mm/F2.8



 こいつのすごいところは



 専用ストロボがカメラよりでかいんです。



 笑わないで下さいね。
 なんとガイドナンバーは26。T用のものの約2倍です。
 ガイドナンバーと言うのはASA/ISO100のときの絞り値x距離(m)、明るさは距離の二乗に反比例しますから、2倍になると言うことは4倍明るいことになります。すごいでしょう。



 かなりコンパクトなカメラたちなんですが、最近のデジカメと並べてみました。



 一番左がLeicaのD-LUX3です、ファインダーがない分小さいですね。

 そんなわけで、モダンカメラマン、コンパクト編その一でした。

普通は河原でやるんですけど

2008-09-22 08:46:53 | 美味いもん


 もうお彼岸ですね

 昨日はLynx clubのガレージに集合でした。



 いつもは車が停まっている空間に、テーブルやら、椅子や、電気スタンドまで集合しています。



 普通は河原でやるんですけど、形式より実質を重んじるClubメンバーは、今年もここに集まったのでした。



 そうなんです、ここのガレージには竈があるのです。



 それに雨が降っても、屋根があるし



 あとはこれがあればもう言うことなし



 そうです、東北の秋の風物詩と言えば



 昨年は写真を撮ることができなかったのですが、今年は撮りました。
 美味しい美味しい仙台風豚味噌の芋煮です。
 今年は庄内人さんが急用で不参加だったため、昨年のような山形風牛醤油との豪華二本立てにはなりませんでしたが、いやーー美味い。昨年の芋煮会の様子はこちら



 他にも定番の焼物があれこれいろいろ。クリック→Lynx Clubのブログ「山猫の棲家」にも他の料理が載ってます。



 焼き鳥、ホタテ、半干し烏賊、ソーセージ、これは?



 ちょっと色黒の焼秋刀魚、これも美味い。



 夜は更けていったのでした。

モダンカメラマンⅠ

2008-09-21 06:57:12 | Camera
 モダンカメラマンと言うのを始めることにしました。

 まあ単なるブログのタイトルなんですが、うちに集合しているカメラたち、1927年のものから2008年の新製品まで。クラシックじゃないカメラも結構あるんですね。それも紹介したいと言うことで。

 じゃあ、どこでクラシックからモダンになるか、が難しい。

 ピッカリコニカが1975年、ジャスピンコニカが77年。間は2年しかないのですね。
 まあこのあたりかな。もうちょいあと?

 私が社会人になったのが79年、この辺を境にしましょう。



 Nikon F3です。1980年発売。
 F初の電子制御シャッター、初のAE、初のボディ内露出計装備でした。

 F2までのごつい筐体とうって変わって、流れるようなボディデザインはジウジアーロ。



 世界の一眼レフの最高峰らしく、何やらボタンがたくさんありますね。



 このカメラ、F4が出ても、F5が発売されても生産し続けられた大ロングセラー、2000年に製造中止になり、サーヴィスは2010年まで受けられるそうです。



 先日のジャズフェスにこのカメラをぶら下げて試写してきました。
 一番上の写真にある、古い85mmF2.0と24mmF2.8 を使用しています。



 単レンズってやっぱり味がありますね。



 ネガをスキャンして取り込んだものです。



















クラシックカメラマン45

2008-09-20 09:25:49 | Camera
                            ※記事が追加されています。
 日本写真機工業会JCIAが出版している、「カメラ総合カタログ」と言う味も素っ気もないタイトルの冊子があります。
 本棚を探してみると10冊弱が残っていて、一番新しいのが2002年度版、古いのが1989年度版でした。



 中身はただこの会に属しているメーカーの新製品が紹介されてるだけなのですが、確か100円か200円ぐらいで買えることもあり、子供の頃には擦り切れるくらい読んでいたのです。



 89年度版がVol.95、02年度版がVol.118、単純に計算すると、年2回発行されているようです、最近はわからないけれど。
 調べてみると復刻版も売られていました。買ってはいませんよ。



 1960年に発行が始まったことがわかります。
 しかしこの2年分の復刻版、アマゾンで42000円です。ぼったくりだな。

 まあ当時どんなカメラがいくらで、どんなキャッチコピーで売られていたか、アクセサリーも含めて結構今でも楽しく読めるんですが、まあカメラが欲しかった中学生の頃、これを読んでいて当時欲しかったカメラなんかが、最近になってどんどん手に入ったりするわけですな。
 ちっぽけな夢ですが、一応夢は見続ければきっと叶うという好例です。

 で、その中の1台がこれ、1972年ごろカタログに載っていたはずです。



 1969年発売の、OLYMPUS-35SP。
 コンパクトカメラが金属製だった時代の最後を飾る銘機ですね。距離計連動、露出計つき35mmレンズシャッターカメラです。



 はっきり記録が残っていないのですが、おそらく西新宿にある新宿中古カメラ市場あたりで90年代中ごろに購入したものだと思います。この時代のコンパクトカメラについては圧倒的な展示数を誇る店でした。最近は知りませんが。



 端正なフォルムの前面に窓がたくさん並んでいて、左から、露出計メータ用バックライト、距離計&ブライトフレーム用明かり取り、ファインダー、露出計です。
 なんと言ってもこのカメラのすごいところは、スポット測光ができること。



 通常は20度の範囲内を測光しているのが、SPOTを押すと6度になるのです。

 あと、面白いのは露出計の受光部に4枚の絞り羽根がついていて、隣のフィルム感度ノブを回すとこの絞りが変化するんです。楽しい。



 レンズはG.ZUIKO 42mm F1.7(5群7枚構成)



 オリンパスのZuikoレンズは前に付いているアルファベットが使われている光学レンズの数を示しています。
 Dだと4枚、Fは6枚、だからGは7枚なんです。まあちょっとお金が掛かっていると言うことかな。

 夢がたくさんあった中学生の頃、第一志望の都立高校に受かって、滑り止めの私立高校の入学金が浮いたお金で買ってもらったのは、このカメラではなく、CanonのFTbと言う一眼レフだったのでした。めでたしめでたし。

 Canon FTb
 あたりがあったので追加を書きます。




 これはまさに、そのときの入学金が化けたFTbです。1971年発売の製品ですが、私が入手したのは1972年春のはずです。
 FTというたぶん絞り込み測光のカメラをモデルチェンジして開放測光のFTbが出たのだと思います。小文字のb、なんかカッコ良いですよね。

 この時期、写真好きのクラスメートが持っていたのは、NikomatかMinolta SRT101が多かったように思います。OLYMPUS M-1もいたかな。



 フードがバヨネットなのもグッド。
 QLと言うのはクイックローディング。フィルムの端を挟むだけでOK。



 高校大学時代に撮った写真はほとんどこれです。



 標準レンズは純正の50mm/F1.8ですが、バイトして買ったレンズが2本。純正は高くて買えませんでした。
 望遠ズームがTamron 85-205mm/F3.5、ずいぶん悩んでこれに決めた記憶があります。当時のズームレンズは絞り値をメカ的にカメラ本体とやり取りする関係で、開放値が一定だったのですね。アダプトールシステムといって、同じレンズ本体を異なるメーカーのカメラボディに適合させる精緻なメカニズムが搭載されています。
 広角がSigmaの28mm/F2.8でした。残念ながらこの二本は若干カビが発生しています。Sigmaはこの頃創業されたと思います。

ラ・ラ・ラ・ライカ......だけど

2008-09-19 06:21:20 | Camera
 台風が来るぞーと騒いでいますが、今日の仙台は晴れていますね。
 どうも東京のお天気感覚とはいつもずれがある仙台。

 ちょっと油断していたら、またまた新しいデジカメが続々発表されています。フォトキナイヤー。私はいつもデジカメWATCHでチェックしているんですが。
 それも前からライカブランドで出てきたら嫌だなーと思っていたPanasonic OEMモデルもついに登場してきたんです。
          ※今日の写真は全てWebからの無断借用です。

 OEMの前にまず紹介しなければならないのは



 Leica M8.2です。これはM8の手直しモデルのようで、M8の改造もしてくれるようですね。でも、俺には関係ねー(死語)。

 そして



 Leica CーLUX3
 これは2月にこれのライカモデルが出そうだと書いたLUMIX DMC-FX35ではなく、最近発売されたFX37のOEMモデルですね。
 25mm相当からの5倍ズームが付いたモデル。C-LUX3では色味やシャープネスにライカの味付けがしてあるそうですが、たぶん1万円以上価格差が付くんですよ、うーーーん。
 FX37はこんなデザインです。



 あんまり違いはありませんよね。

 それから私も持っているD-LUX3の後継機



 D-LUX4です。
 こちらもそれなりの味付けとデザイン変更はしてあるものの、DMC-LX3のOEMモデル。
 DMC-LX3は前にも紹介しましたが



 どちらも24mm相当F2.0 からの超広角大口径ズームレンズ装備。
 でもLUMIXのほうがカッコ良いかも。

 物欲が刺激されます。
 NikonのP6000も良いし



 Canonからも対抗馬が発表されていました。



 PowerShot G10
 ついに28mm相当からの5倍ズームが付いてしまいました。
 顔セルフタイマーと言う機能も面白そうです。

 どっちも男っぽくって良いっすね。

昨日もメディアテーク

2008-09-18 06:46:45 | 美味いもん
 昨日の仙台はちょっぴり夏が戻ったような良い日でした。

 昼飯は木町通りの広浦で、同じ750円の海鮮丼と迷った挙句、



 カツオ丼

 広浦では一年中マグロ丼、冬場はブリ丼が楽しめますが、全ていわゆるけの刺身がのっているタイプです。ご飯は寿司飯ではなく、普通の白飯です。汁はお吸い物でした。はらこ飯も出していますね。



 当然かもしれませんが、注文してから出てくるまでが早いんですよ、近所のサラリーマンが集まるのも当然ですね。
 ラーメン用ほどの大きな丼に少なめにご飯が盛ってあるところもオジサン達にはグッド。でもOLさんもひとりで来てたりしますね。

 午後はメディアテークで映像セミナーを聴講。
 日本映画テレビ技術協会と宮城県映像制作社協会の共催で毎年開かれているものです。

 おそらく我が社はどちらにも所属していないのですが、うちの部のカメラマンが昨年まで連続で東北写協で受賞したため、彼が講演を依頼されたのでした。
 このセミナーは我々業界人のためのものというより、映画テレビ業界を目指す学生、特に専門学校生に話を聞いてもらうのが主旨のようで、会場の入口では先生が出席を取っていました。単位になるのでしょうね。

 この日はうち以外にもNHKの報道カメラマンが講師を務めていました。

 まあ、カメラマンは話が上手いわけはなく、朴訥とした講演でしたが、ひとりでも多くの学生が、放送の道を目指してくれれば幸いです。
 それぞれが撮影した映像を見せながらの講演でした。

 その今回講演をした、うちのベテランカメラマンが撮影制作した特別番組が、来週23日火曜日に放送されますので、宮城にお住まいの方はぜひご覧下さい。

 「伊達紀行 四季彩めぐり 岩出山」  秋分の日の9月23日10:50からです。

 メディアテーク、先週ジャズの演奏が繰り広げられた一階フロアでは就職面接会Job Festival LIVEが開かれていました。これもLIVE。

 このメディアテークや宮城県美術館、もちろんジャズフェスを初めとする仙台の4大祭りに歩いて行けるというのが今の住まいを決めた理由でもあるのです。国分町もだけど。

今週は、この一本(春)

2008-09-17 07:38:52 | Dr. Alcoholic
 一昨日は、猪苗代のスーパーで一番たくさん並んでいる(=一番売れている、だろう)純米酒を一本買ってきました。



 会津と言えば「花春」と「会津ほまれ」、子供の頃から知っているブランドです。

 花春、良い名前ですね。ラベルも綺麗。これは花春の「鶴水」という純米酒です。



 福島のお酒といえば二本松の「大七」が好きなんですが、一般的にどっしりした日本酒らしいお酒というイメージ。

 花春も中口で名前に相応しい味わいですが、口開けはちょっと私には酸味が気になります。



 会津にはまだ行ったことがない場所がたくさんあるので、今後のんびり攻めたいと思っています。

 ところで、このブランドを子供の頃から知っているのは、当時酒蓋を集めるのが流行ったことがあったからです。

分水嶺のあっち側

2008-09-16 08:42:07 | Touring
 昨日は三連休の最終日、天気は良くなる予想だったのです。
 しばらく風車参拝を怠ったせいでしょうか、どうも最近は晴れ男ぶりが発揮できません。

 それでもとにかく猪苗代湖に向かうことにしたのでした。
 東北道を南下、福島西インターを出て国道115号線で土湯峠を越えます。
 21世紀に入ってこの土湯峠越えの道路はずいぶん整備され、登り側がほぼ2車線、福島市と会津の距離がずいぶん縮まりました。
 以前は高速で行ったほうが早かったのですが、今は115号線ですね。
 峠を越えると猪苗代町、此処はもう阿賀野川水系、分水嶺の向こう側なんです。



 以前から、どこからが会津なのか、気にはなっていたのですが、やはりこの分水嶺を境とするのが理にかなっているようには思います。まあ本当のところは今度地元の人に聴いてみましょう。

 ツーリングに出かけるとき、一番熱心に下調べすること、それは昼飯。
 今回は、やっぱり御蕎麦。
 115号線だと「ふじ田」と言うお店も奨められていたのですが、ジモティに人気の店を探してみると「きまぐれそば七」「ラ・ネージュ」「手打そば処 まるひ」の三ヶ所が最終候補に上がりました。
 名前からして一癖二癖ありそうなお店ばかりですよね。



 いつ開いているか判らないというそば七にほぼ決めていたのですが、途中で事故渋滞がありやや遅れが出てしまった関係で、一番近いここに予定変更です。
 土湯峠からだと平野部に出て、すぐ左に曲がった街中の判りにくい場所にあります。



 まるひ、です。まる秘ではなく、まるヒでした。丸にヒの字。正式な住所が、耶麻郡猪苗代町大字蚕養字樋ノ口乙264ですから樋ノ口のヒかも知れません。
 あっち側(山形や会津)にはよくある、普通の家が蕎麦屋さんになったスタイルですが、お座敷以外にご覧の通り、外にまでテーブルがあります。
 地場野菜も販売中。



 12時前に着いたせいか、行列はありませんでしたが、駐車場もテーブルも一杯でした。
 表のテーブルも人気対策かもしれません。



 窓向きの席に案内されました、お茶はセルフサービス。



 普通のお家の雰囲気ですね。

 メニューは2種類だけ。



 盛そばの大盛りをお願いしました。
 胡瓜の漬物に手をつけながら店内を眺めているうちに、あっという間に蕎麦が出てきます。見込み生産?



 天麩羅は精進揚げです。
 蓋がついてるかと思ったくらい、つゆが真っ黒。眼が悪いのか。
 このつゆが私好みなんですが上手く表現できません、濃いんだけどしょっぱくなく、甘過ぎない、いい塩梅。
 天つゆはありませんが、茶色っぽいお塩が瓶に入っておいてあります。

 そしてお蕎麦



 良いですよね、この透明感。二八ぐらいなのかな。
 山形の蕎麦のように太めなんですが、硬くない。やさしいのど越し。この太さならこの柔らかさがグーです。
 美味しい。

 近隣の方々も家族で来ているようでしたが、こんな蕎麦を子供のときから食べていたら、将来都会で苦労するよ。

 黄金の稲穂、真っ白な蕎麦の花、そしてすすき野の間を走り抜け、猪苗代湖畔に出ます。
 天気が悪くても気持ちがいいツーリングルート。

 一旦郡山方向にちょっと戻って、東岸を南下。



 そして毎度お馴染み、布引高原、このあたりは合併で郡山市になるのですが、郡山は分水嶺をまたいでいることになりますね。



 なんと高原に入ったら、渋滞しています。先週向日葵が咲いたとか、今週はコスモスだとか、地元のマスコミで報道されているんでしょう、と思ったら前の車も仙台ナンバー。
 風力発電所で渋滞に会ったのは初めてです。

 鋭意駐車場も建設中でした、すごいな。



 しかし天気が悪いせいか花も今一。



 コスモスはまばら



 向日葵はみんなでごめんなさい



 大勢来ている観光客も、花より団子



 やっぱり青空の下でないとシャッター欲も沸きません。



 しかしなんと言っても風車。この夏はほとんど出かけられなかったし、なんと3月に富山の稲葉山、4月に岩手の葛巻で参拝して以来。久しぶりなので癒されました。



 しかし今回ここに来た理由はもうひとつふたつあったのでした。
 前回入口だけは確認していた、裏側の林道の存在です。



 ツーリングマップルには布引高原周辺には多数の林道の存在が示されていますが、ジムニーのナビNav-Uには出てこないんです。 布引山の西には、安藤峠越えの黒沢林道と言うダートがあるんですね。



 南は羽鳥湖のそばで国道118号線へ、北はどこへ抜けられるのか走ってみるのが目的でした。
 ジムニーでもボディにバチバチ両側の草の枝が当たる細い林道。
 一回ドン突きがありましたが、羽鳥湖に抜けるのは次回の楽しみとして今回は北上。



 カーナビで自車位置が道無き道を彷徨っているとき、こんな風に道路の線が見えてくると幸せなんです。





 何とか舗装路に出ました。布引高原の上から12kmほどのダート道。一度だけ対向車と会いました。



 まっすぐ行くと東山温泉のようです。右の方が広い道。今回は少しでも帰宅の方向に近い右側へ向かいました。
 これが岩手の大規模林道を思い出すスーパーツーリングロード。



 しかし4kmぐらいで国道294号線にぶつかりジエンド。
 標識を見ると、やはり緑資源機構の道でした。



 で、風車も参拝したし、林道も一発制覇したし、あとは晩酌のお供
 会津の馬刺しは食べた記憶がないのですが、有名。名店でなくてもいいから地元の店がないかなと探しながら走っていたら、湖南町にありました。



 馬刺しのバラエティを聞いてみましたが、これだけ一種類。200gって焼肉を考えると少なそうに感じますが、生食なんで結構あるのです。



 そうするとあとは、あれ、百薬の長。



 来週の芋煮会用に「風の高原」、自分用に花春の両純米酒を買って帰途に着きました。



 帰途、猪苗代湖を眺めると心なしか晴れてきましたが、磐梯山までは見えません。



 49号線、分水嶺に立つ中山峠の風車は停まっていました。
 磐梯熱海から高速に乗り、帰って来ました。

 そして、馬刺しロース
 冷凍でない、柔らかい、そして脂身が少ないヘルシーな馬刺し。いけます、美味しい。幸せ。



 そしてこれも初めての経験なのですが。会津の馬刺しは味噌で食べるのですね。
 辛子ニンニク味噌とでも言いましょうか。



 これまでは甘い醤油系たれに、胡椒か生姜で食べたことしかなかったので結構衝撃です。
 味噌のほうが肉の味がストレートに出るようでした。