ハマボウフウ (浜防風) セリ科ハマボウフ属
海岸の砂地に自生する海岸性の多年草、山菜として食用にするほか、漢方薬・民間療法薬として利用される。
八百屋防風と呼ばれることもある。
葉は1~2回3出複葉で、小葉は楕円形、葉の表面にはクチクラ層が発達しており、肉厚でつやがある。
花期以外は葉はあまり高く伸びず、丈が低い。
根はゴボウに似て非常に長く、地中深く伸びる。これらの特徴は海浜植物に共通のものである。
花期は5~7月ごろで、南方ほど早い。
花茎は立ち上がり、大きいものは50cmを越えることもあるが、より背の低いことが多い。
白色の毛が多数生え、花序は肉質・白色で、カリフラワーに似る。
種子の側面には6~7本のひだがある。