まめだの落語日記

落語、講談、歌舞伎、文楽が大好きです。私自身の備忘録を兼ねてその日観た聴いた演目について書いていきます。

シネマ歌舞伎 女殺油地獄

2017-02-14 08:01:50 | 落語
2017年2月12日(日)13時半
東劇


歌舞伎の舞台を何台ものカメラで捉え、
編集しなおしたものがシネマ歌舞伎。

リアルな舞台とは異なる臨場感があり、
ハマるとやめられません。

今日も今日とてやってきました。
楽しみにしていた演目。近松門左衛門の
書いた世話浄瑠璃。

これが300年前に書かれたというのだから
驚きです。



片岡仁左衛門
片岡孝太郎
片岡秀太郎
中村歌六


殺しの場面が迫真。それまで正気だった
人間の心が一瞬にして狂気に変わる。

その表情が大画面に映し出される迫力は
凄いの一言。

この迫真の演技をリアルに1ヶ月間
演じきる役者さんたちの過酷さ。

あらん限りの気力と体力をその芝居に
投入していると感じる。

仁左衛門丈、孝太郎丈の親子の演技も
さることながら、まわりを固める役者陣
の演技もすごくて、放蕩息子を想う
親心には、涙が止まらなくなってしまいました。

あー早く次の作品が観たい。

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2 コメント

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女殺油地獄 (ヌーベルハンバーグ)
2017-02-14 18:00:26
現・片岡仁左衛門丈の河内屋与兵衛は以前からの当たり役ですが、殺される豊島屋お吉役はやはり現・片岡秀太郎丈でしたか?以前、現・中村鴈治郎丈が翫雀時代に与兵衛を演じていた時に秀太郎丈のお吉を観たことがあるのですが、これもなかなかのハマリ役ですね。子供の手を引いて出てきた姿を見ただけでどのくらいの規模の商店のおかみさんかが想像つくところが凄い良かったです。何時、人間国宝になってもおかしくない女形の役者さんだと思います。
Unknown (まめだ)
2017-02-15 11:57:09
ヌーベルハンバーグ様

コメントありがとうございます。

この芝居は息子さんの孝太郎丈がお吉で、秀太郎丈は母親のおさわです。

このおさわさんがものすごくよかった。泣かされました、私。すべての配役がピタっとはまっていて、しかも名演。歴史に残るお芝居なのではないでしょうか。

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