
kan-haru blog 2007
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9月に入ると寒流が日本列島の南部まで張り出し、冷たい水を好むさんま(秋刀魚)が北海道から三陸沖に産卵のため群をなして南下してきます。
三陸沖にかかる頃の今時分のさんまは、エサを十分に食べて太り、脂肪もグンと増えて栄養価の高いおいしいサンマになります。
1955年(昭和30年)頃の東京の夕餉のおかずは、七輪に炭を熾してさんまを強火の遠火で焼き、団扇(うちわ)であおぎながら、煙を身にからませて燻蒸(くんじょう)するように焼き上げ、落ちた脂肪から火を立てないように、煙を上手に魚にからめながら焼き上げるとグンと美味しくなり、秋の味覚として欠かせない庶民の味でした。
目黒のさんま
海にも面していない目黒でなぜさんまなのかは、実は落語の中の話なのです。
江戸時代、お殿様がお供を連れて、江戸郊外の名所、目黒不動尊近辺へ鷹狩りに出かけられました。久しぶりの遠乗りでお腹が空いたお殿様、目黒の茶店で夕食を所望しました。急なことで用意のなかった茶店の主人は自家の惣菜に買っておいたサンマを焼いてお出ししました。
お殿様は目黒で食べたさんまの旨さが忘れられず、城に戻ってさんまを所望しました。
お城の料理方は、さんまを油抜き・骨抜きにして蒸し、食べやすいようにしてお出ししました。
それを食べたお殿様は、ちっともおいしく感じられず、「この魚、いずこで仕入れたか」、「はあ、日本橋は魚河岸にございます」、「なに魚河岸?、さんまは目黒に限る」と言う話です。
目黒のさんま祭り
お殿様ではなくても、サンマは焼きたての「ジュ~ッ」というアツアツが最高の味です。
ところが、目黒駅近辺で、炭火で焼きたてのアツアツの三陸直送のさんま5000匹を、産地直送の「すだち」と「だいこおろし」で食べさせるという、2ヶ所の独自開催で別々の本家争いの目黒さんま祭りが開かれました。
さんま祭りに訪れた人は、そんな「ご当地争い」はどこ吹く風で、サンマをほおばり、旬の味覚を堪能していました。
・第12回目黒のさんま祭り
第12回目黒のさんま祭りは、品川区のJR目黒駅東側の目黒駅前商店街振興組合(品川区上大崎2)が9月9日の日曜日に開催(品川区協賛)しました。場所(地図参照)は、目黒通りの誕生八幡神社を中心とした周辺一体で開かれ、岩手県宮古漁港直送の新鮮なさんま5,000匹を、その場で炭火焼きにして、徳島県神山町産の豊潤すだちを10,000個と、栃木県黒磯市高林直送の大根を使った大根おろしも用意され、来場者に無料で振る舞われました。
「目黒のさんま祭り」が開かれたのは1996年からで、例年15,000人以上のお客さんが集まる人気のイベントです。第3回までは、鮮度の良い宮古産のさんまを築地で仕入れておりました。このことに感動し岩手県宮古市から、平成11年の第4回よりさんまを無料で提供するようになり、毎年5000匹の新鮮なさんまが、前日の水揚げから翌朝までの間に一気に目黒まで運ばれてきます。
・第31回目黒SUNまつり
第31回目黒SUNまつり(第12回さんま祭り)は、第31回目黒区民まつり実行委員会が9月16日の日曜日に開催(目黒区・目黒区教育委員会後援)しました。
場所は、目黒駅西口から目黒通りを西に進み、目黒川の目黒新橋から北側の両岸(地図参照)の各会場(会場案内図参照)で行われました。
当日は、午後から池袋での会合がありましたので、以前から興味を持っておりました「目黒のさんま」のイベントを、午前中に見に行きました。
さんまの行列
目黒から権之助坂を下ると、10時半頃には目黒新橋上にさんまの引換券を貰う列が並んでおりました。その列は、目黒川の右岸のさんま祭り会場を先頭として、目黒川を渡り左岸通りを行列して、列の後尾は目黒新橋から2つ先の橋まで達して(地図茶色線参照)おりました。10時10分から開始の炭火焼きさんまの配布から、わずかの間の行列の凄まじさをみて、「目黒のさんま」のイベントの人気にまず驚きました。

行列しても、とても午前中にはさんまには有りつけないと諦めて、目黒川左岸を目黒区民センターへと進み、1つ先の橋を渡りさんま祭り田道広場公園の会場に入り、5000匹ものさんまの炭火焼きの模様を見学しました。当日の行列は、過去最高の人が集まり2kmの列ができたとのことです。

気仙沼のさんま
目黒SUNまつりのさんまは、宮城県気仙沼のさんまで、さんまを焼いたり、すり身汁を作る気仙沼のスタッフの80人は全てボランティアです。前日土曜の夜10時に気仙沼をバス2台で出発し、約500kmの道程を経て当日の朝6時に目黒に到着です。

祭を盛り上げて、終われば観光もせず、夕方6時には家族の待つ気仙沼に向けてバスで帰り、気仙沼に着いたのが翌日の午前2時とのことです。「目黒のさんま」祭りのため、本当にご苦労様です。

目黒SUNまつり
あまりの人出に圧倒され、目黒川の道端の石垣に腰掛けて休んでいると、年配者が脇に座りさんまを食べてきたかを聞かれたので、行列の多さに諦めたというと、その方は6時20分に着いてさんまを食べてきたとのことで、さんまを食べるためには遅くても8時までに列に並ぶことが必要のようです。

午後の集まりに出かけるため、SUNまつりを行っている会場を通り抜けて、来たときと逆行して目黒川沿いに目黒駅に戻りました。
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9月に入ると寒流が日本列島の南部まで張り出し、冷たい水を好むさんま(秋刀魚)が北海道から三陸沖に産卵のため群をなして南下してきます。
三陸沖にかかる頃の今時分のさんまは、エサを十分に食べて太り、脂肪もグンと増えて栄養価の高いおいしいサンマになります。
1955年(昭和30年)頃の東京の夕餉のおかずは、七輪に炭を熾してさんまを強火の遠火で焼き、団扇(うちわ)であおぎながら、煙を身にからませて燻蒸(くんじょう)するように焼き上げ、落ちた脂肪から火を立てないように、煙を上手に魚にからめながら焼き上げるとグンと美味しくなり、秋の味覚として欠かせない庶民の味でした。
目黒のさんま
海にも面していない目黒でなぜさんまなのかは、実は落語の中の話なのです。
江戸時代、お殿様がお供を連れて、江戸郊外の名所、目黒不動尊近辺へ鷹狩りに出かけられました。久しぶりの遠乗りでお腹が空いたお殿様、目黒の茶店で夕食を所望しました。急なことで用意のなかった茶店の主人は自家の惣菜に買っておいたサンマを焼いてお出ししました。
お殿様は目黒で食べたさんまの旨さが忘れられず、城に戻ってさんまを所望しました。
お城の料理方は、さんまを油抜き・骨抜きにして蒸し、食べやすいようにしてお出ししました。
それを食べたお殿様は、ちっともおいしく感じられず、「この魚、いずこで仕入れたか」、「はあ、日本橋は魚河岸にございます」、「なに魚河岸?、さんまは目黒に限る」と言う話です。
目黒のさんま祭り
お殿様ではなくても、サンマは焼きたての「ジュ~ッ」というアツアツが最高の味です。
ところが、目黒駅近辺で、炭火で焼きたてのアツアツの三陸直送のさんま5000匹を、産地直送の「すだち」と「だいこおろし」で食べさせるという、2ヶ所の独自開催で別々の本家争いの目黒さんま祭りが開かれました。
さんま祭りに訪れた人は、そんな「ご当地争い」はどこ吹く風で、サンマをほおばり、旬の味覚を堪能していました。
・第12回目黒のさんま祭り
第12回目黒のさんま祭りは、品川区のJR目黒駅東側の目黒駅前商店街振興組合(品川区上大崎2)が9月9日の日曜日に開催(品川区協賛)しました。場所(地図参照)は、目黒通りの誕生八幡神社を中心とした周辺一体で開かれ、岩手県宮古漁港直送の新鮮なさんま5,000匹を、その場で炭火焼きにして、徳島県神山町産の豊潤すだちを10,000個と、栃木県黒磯市高林直送の大根を使った大根おろしも用意され、来場者に無料で振る舞われました。
「目黒のさんま祭り」が開かれたのは1996年からで、例年15,000人以上のお客さんが集まる人気のイベントです。第3回までは、鮮度の良い宮古産のさんまを築地で仕入れておりました。このことに感動し岩手県宮古市から、平成11年の第4回よりさんまを無料で提供するようになり、毎年5000匹の新鮮なさんまが、前日の水揚げから翌朝までの間に一気に目黒まで運ばれてきます。
・第31回目黒SUNまつり
第31回目黒SUNまつり(第12回さんま祭り)は、第31回目黒区民まつり実行委員会が9月16日の日曜日に開催(目黒区・目黒区教育委員会後援)しました。
場所は、目黒駅西口から目黒通りを西に進み、目黒川の目黒新橋から北側の両岸(地図参照)の各会場(会場案内図参照)で行われました。
当日は、午後から池袋での会合がありましたので、以前から興味を持っておりました「目黒のさんま」のイベントを、午前中に見に行きました。
さんまの行列
目黒から権之助坂を下ると、10時半頃には目黒新橋上にさんまの引換券を貰う列が並んでおりました。その列は、目黒川の右岸のさんま祭り会場を先頭として、目黒川を渡り左岸通りを行列して、列の後尾は目黒新橋から2つ先の橋まで達して(地図茶色線参照)おりました。10時10分から開始の炭火焼きさんまの配布から、わずかの間の行列の凄まじさをみて、「目黒のさんま」のイベントの人気にまず驚きました。

行列しても、とても午前中にはさんまには有りつけないと諦めて、目黒川左岸を目黒区民センターへと進み、1つ先の橋を渡りさんま祭り田道広場公園の会場に入り、5000匹ものさんまの炭火焼きの模様を見学しました。当日の行列は、過去最高の人が集まり2kmの列ができたとのことです。

気仙沼のさんま
目黒SUNまつりのさんまは、宮城県気仙沼のさんまで、さんまを焼いたり、すり身汁を作る気仙沼のスタッフの80人は全てボランティアです。前日土曜の夜10時に気仙沼をバス2台で出発し、約500kmの道程を経て当日の朝6時に目黒に到着です。

祭を盛り上げて、終われば観光もせず、夕方6時には家族の待つ気仙沼に向けてバスで帰り、気仙沼に着いたのが翌日の午前2時とのことです。「目黒のさんま」祭りのため、本当にご苦労様です。

目黒SUNまつり
あまりの人出に圧倒され、目黒川の道端の石垣に腰掛けて休んでいると、年配者が脇に座りさんまを食べてきたかを聞かれたので、行列の多さに諦めたというと、その方は6時20分に着いてさんまを食べてきたとのことで、さんまを食べるためには遅くても8時までに列に並ぶことが必要のようです。

午後の集まりに出かけるため、SUNまつりを行っている会場を通り抜けて、来たときと逆行して目黒川沿いに目黒駅に戻りました。
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております。(9月分掲載Indexへ)
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