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kan-haruの日記

大森町界隈あれこれ 「蒲田いまと昔展」(梅ちゃん先生番組展)を見て大森・蒲田の昔を探るその3

2012年05月17日 | 大森町界隈あれこれ イベント
kan-haru blog 2012 ラッピングカーに堀北真希の直筆のサイン(NHK HP)  
      
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梅ちゃん先生
NHK連続ドラマの第1作は「娘と私」で、原作が獅子文六で1961年(昭和36年)に放送されました。連続テレビ小説「梅ちゃん先生」は第86作の作品で、脚本が尾崎将也による1945年(昭和20年)戦後の町工場の多い蒲田が舞台で、父親の職業は優秀な医者で、3兄弟の松子と竹夫の末っ子の梅子(堀北真希)がヒロインで、周りから期待されないが医者を目指して進みます。戦後は、医学を学ぶことについて変遷があり、医学専門学校(医専)の入学は昭和21年度が最後となりました。その年に入学した人は、医専自体がなくなるので留年がありません。戦争直後は、周りは焼け野原で食べ物も物資もない時代で、ドラマはどう展開していくのか、同時代を蒲田の隣の大森で過ごした筆者にとっては楽しみです。

 茨城県高萩に造られた梅ちゃん先生蒲田の焼野原セットNHK ONLINEから

4月15日に出先からの帰り道の京急品川駅で、2100形車両にラッピング仕立て早々の「梅ちゃん先生ラッピング」車両が入線していましたので、撮影しておきました。ラッピング電車は8両1編成で,泉岳寺駅~三崎口駅間を4月9日からドラマ放送終了の9月末までの1日約3~4往復し,主に快特として運行する予定ですので、ご覧下さい。堀北真希さんの直筆サイン(TOP写真)は、ラッピング電車の品川方向先頭右側の番組ポスターの上に書かれています。

 梅ちゃん先生京急ラッピングカー(:梅ちゃん先生京急ラッピングカー4月15日、:梅ちゃん先生の京急ラッピングカー出発式(NHK ONLINEから))

梅ちゃん先生番組展
「梅ちゃん先生番組展」の展示は、「蒲田いまと昔展」の展示コーナーの奥で開催しています。会場の壁面には、連続テレビ小説梅ちゃん先生の登場人物に出演の俳優陣のサイン色紙が展示してありますが、残念ながら撮影禁止のため表示できません。

 梅ちゃん先生番組展(写真拡大)

主な登場人物の役名と出演者名(クリックするとNHK梅ちゃん先生の登場人物のHPが開きます)は、ヒロイン下村家の次女梅子(堀北真希)[写真左端]、父建造(高橋克実)[右から3人目]、母芳子(南果歩)[右端]、姉松子(ミムラ)[左から2人目]、兄竹夫(小出恵介)[左から3人目]、祖母正枝(賠償美津子)[右から2人目]、建造の弟/梅子の叔父(立花陽造)、梅子の隣家安岡家の父幸吉(片岡鶴太郎)、安岡家の長男/梅子の幼なじみ信郎(松坂桃李)、信郎の母和子(大島蓉子)などが出演しています。

 梅ちゃん先生下村家の食卓場面NHK ONLINEから

梅ちゃん先生番組展の会場には、出演者が着る衣装が並んで展示されています。衣装は、向かって左から、安岡家の母親和子の衣装、同父親幸吉、同長男信郎、下村家長男竹夫、同梅子の衣装、同姉松子、同母芳子、同父幸吉、同祖母正枝、梅子の叔父立花陽造の順にならべられています。

 梅ちゃん先生のドラマで着る衣装(写真拡大)

梅ちゃん先生番組展の展示会場の左方には、昭和20年代の下村家のバラック建てのセットがあります。当時は、バラックの建築には、木材などすべての建築材は配給制で、申請をとり資材を調達します。それでも資材は一挙に調達できずに、待たされたり、闇で購入したりします。バラックの外壁は木造板張りですが、内壁は無く外板張り1枚の住居です。屋根材は、木端を敷いて葺くトントン葺きが一般であり、窓ガラスなど1枚1枚と分割して配給となるので、全てのガラス戸にガラスの付くのは先のことです。たまたま最近見ていた場面で、梅子が通学する城南女子医学専門学校校舎の不完全な窓ガラスが補充された箇所が出てきましたが、戦後の数年は全く物資不足の時代でした。

 梅ちゃん先生下村家のセット(写真拡大)

展示場の奥には、オープニングタイトルバックに出てくるジオラマが展示してあります。ジオラマは、山本高樹氏の作で、非常に繊細に蒲田の雰囲気を出しています。細部場面の人物や動物、電車に船やお店屋さんなどリアルに表現されています。このジオラマの風景の年代は、昭和30年の後半以降のものです。

 梅ちゃん先生オープニングタイトルバック・ジオラマ1(写真拡大)

ジオラマの川は、呑み川を表現しており、電車は京浜急行を示しています。昭和30年代までは、京浜急行が呑み川鉄橋を渡る風景が見られましたが、現在は、呑み川鉄橋の上は、高架化工事により高架駅ホームの下に隠れております。

 梅ちゃん先生オープニングタイトルバック・ジオラマ2(写真拡大) 

大田区からのお知らせ
大田区では5月6日まで日本工学院の展示ホールで行いました、「蒲田いまと昔展」・「梅ちゃん先生番組展」ですが、大変多くの方に来ていただき、「ぜひまたやってほしい」というご意見をいただきましたので、場所を代えて開催します!
場所は、大田区役所本庁舎3階展示ホールで、期間は平成24年5月11日(金曜日)から平成24年5月30日(水曜日)までの平日で、土曜日・日曜日を除きます。ただし、「梅ちゃん先生」関連のジオラマや衣装等の展示はしておりませんので、ご了承ください。
イベントチラシ(PDF:606KB) ←ここをクリック

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