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K&A

kan-haruの日記

小さな旅(4) 京都日帰り桜・花見 その2

2006年05月03日 | 小さな旅
洛東 鴨川から洛北 高野川の桜並木 4月9日紀行第2回
祇園白川の花見の次の行き先は、洛東 鴨川(地図参照)とその上流の洛北 高野川、賀茂川沿い(地図参照)の桜並木で観光タクシーのドライブにより、車中からの花見を楽しみました。
祇園白川から四条通りを西進し、四条大橋で鴨川沿いの川端通に入り北上して、鴨川の桜並木の染井吉野はまもなく満開と云うところでした。
鴨川は、Y字型をしており、京阪の出町柳駅あたりが合流点で、東から流れてくる支流を「高野川」と云い、分岐の西側を流れる川が「賀茂川」で、ドライブは右手の高野川右岸の川端通桜並木道(洛北地図青印)を北上し、車中より花見を堪能しました。

高野川とは、修学院近くで左折して高野橋を渡り北山通りを西進して別れを告げて、西側に分岐した「賀茂川」の桜並木へと向かいました。
北山通りに面した松ヶ崎の住宅街町並みは、旧市街とはすっかり趣きが換わり新興住宅街で京都風情は見られません。しかし、北山通りを進むとすぐ右手に京都の伝統行事五山送り火の一つ「妙法」のうちの「法」の字を点火する松ヶ崎東山(洛北地図赤印)が見えてきます。さらに、北山通りをおよそ1.5キロほど進むと、「妙」の字を点火する松ヶ崎西山(洛北地図緑印)が見えてきます。
妙法を示す文字の位置は、思ったより低いところにあり、京都旧市街から見ると松ヶ崎周辺は高台にあるため、市内から眺めるとよく目立つのではないかかと思いました。

五山送り火は、8月16日午後8時から次々と、京都盆地の周囲の山に「大」「妙法」の字や鳥居、船を形どった火を点火して、精霊送りの盆行事です。送り火百科(京都新聞社出展)によると、妙法送り火は、松ヶ崎西山の「妙」は鎌倉時代末期に日蓮宗の僧日像が妙の字を書き点火したのが起源とされ、「法」は近世初期に始まったと伝えられるとあり、二山による二字形であるが、一山一字形としています。

賀茂川の紅枝垂れ桜並木
北山通りの松ヶ崎東山と松ヶ崎西山の反対の南側にある京都工芸繊維大学には、IT関連の会合に参加出席したことを思い出しながら花見のドライブは進行し、賀茂川に架かる北山大橋を渡り左折して加茂街道(北山大橋から上賀茂橋を経て、御薗橋までの賀茂川の西岸約1キロメートル)に入り、北大路橋までの対岸の紅枝垂れ桜(奇祭地図緑印)は未だ開花したばかりで蕾が満開に備えているところでした。

賀茂川東岸の紅枝垂れ桜の小道は、地元の方が花見を楽しんだところですが、観光客にとりましては、高野川右岸の川端通桜並木道とともに花見の穴場です。
京都では加茂街道と賀茂川に、鴨川と、「かも」がつく漢字が3つありますが、京都に住んでいる人でも混同するそうです。ブログの記述にあたり、東京生まれの者には、大変と間誤付きました。

三大奇祭 やすらい祭り
北大路橋で賀茂川と分かれ、たまたま4月の第2日曜は、京都三大奇祭一つのやすらい祭りが北区の今宮神社(地図参照)で行われることを、ハイヤーの運転手さんが記憶しており、寄り道して祭りの様子を探索するため今宮神社方面に向かいました。
偶然と途中で、今宮神社北にある念仏寺から出発して町内を練り歩く行列に出会いましたので、車中から見物できました。

三大奇祭やすらい祭りの今宮神社

やすらい祭りは、疫病を鎮める祭として始まり、鎮花祭とも呼ばれており町内を練り歩いてから神社に到着後、悪霊を降伏させる儀式が行われるのだそうです。
三大祭りは、やすらい祭りと広隆寺で10月10日に行われる「牛祭」に由岐神社で10月22日に行われる「鞍馬の火祭り」を云います。
東京ではお祭りと云うと、店が出て人が集まるのが一般ですが、今宮神社の境内には入りませんのでわかりませんが、神社周辺には出店などが見当たらず、また練り歩きの行列には見物人はおりませんでした。京都のように、多数ある神社のお祭りは、氏子による信者の熱心な儀式の様です。

今宮神社を後に、西に左大文字送り火の大文字山を見て千本北大路を南下し、京都花見最初のお寺である椿寺地蔵院に向かいます。

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