kan-haru blog 2009
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羽根木公園
今年も梅の季節がめぐってきましたので、急に思い立ち2月15日の午後世田谷区の羽根木公園に行ってきました。
大田区には池上梅園がありますが何回か行って見ておりますので、都内では羽根木公園は有数の梅園として知られていましたので、初めて出かけてみました。
羽根木公園(世田谷区代田4-38-52)は、地元では根津山とよばれる丘状の地形にあり、1956年に都立公園として開園し、1965年に世田谷区に移管された公園で、1967年に初めて55本の梅が植えられたと云われます。以来、1971年の東京100周年記念と1972年の区制40周年記念には、それぞれ230本と100本の梅が植樹され梅林としての地位が固められました。
しだれ梅
2月9日時点の羽根木公園の開花情報を調べると、梅林には670本の梅があり、開花した梅は白梅が377本、紅梅が170本で、一輪開いた時を開花として集計しています。全体的には8分咲きといったところで2月中は楽しめますとあり、2月7日から3月1日までが第32回せたがや梅まつりを開催していると報じていましたので、期待して行きました。
紅梅
大森町から羽根木公園には、品川経由の渋谷で昼食をとり、下北沢乗換で小田急梅ヶ丘で下車しました。梅ヶ丘駅は大変賑わっており、着いたばかりの昼過ぎには羽根木公園の観梅からの帰路の人がかなり多く見られました。
羽根木公園パンフレット
羽根木公園梅林観梅
梅ヶ丘駅北口バス停前を抜けて、梅ヶ丘郵便局交差点を北に進むと羽根木公園の西南入口です。公園に入ってから、メイン園路の階段を登らずに左のスロープの道を進むと、しだれ梅が見られ付近では写真撮影会が開かれていました。
羽根木公園風景1(左:梅ヶ丘駅、中:メイン園路階段、右:撮影会のモデル)
梅をみながらスロープの道を進むと、右手に星辰堂(和室)と日月庵(茶室)の建屋が見えてきます。星辰堂は、古民家の部材を生かした伝統的建築技術による建物で、当日は茶席を用意して抹茶サービスが行われましたが、整理券の配布は終了していました。
日月庵は、京都久田家に残る半牀庵を基本として、独自の間取りの茶室で棟梁野村貞生の手により建てられました。スロープの坂を登り切り、日月庵を時計廻りに進み庭に植えられている古木の梅を見て、星辰堂の休憩所で一休みしました。
日月庵(左:日月庵全景、中・右:日月庵周辺の古木の白梅)
一休みの後、メイン園路の方向に進み梅林を見渡しましたが、一輪の花を付けてる梅の木は8割方ありましたが、全体の開花状況は三分咲きで早い感じでしたが、人出は大変多く広場にござなどを敷いて観梅を楽しんでいました。
花より団子、花見の団欒(左・中・右写真拡大)
梅林は花曇りで、風もなく穏やかな観梅日和でしたが、古木が多く花の付きがいまいちでしたので、今回は敷ものを広げて腰を降ろさずに、先ずは公園内の中国野梅(説明板)や20・30周年記念樹など羽根木公園の記念植樹の回りを探索しました。
羽根木公園の記念植樹(左:中国野梅、中:30周年記念樹、右:20周年記念樹)
記念植樹を見てから、植木園芸市、商店街出店の模擬店や官公署PRコーナーなどを回りました。
園芸市・模擬店(左:植木園芸市、中:官公署PRコーナー、右:商店街出店の模擬店)
帰りには実行委員会売店の湯茶コーナーでお茶をご馳走になり、おみやげに梅ようかんを買って帰ることにしました。帰路は公園中央の梅まつりの旗のひらめく並木道を、中村汀女さんの句碑などを遠目で見ながら進み、日月庵で左折して公園内を1時間ほどの散策を終えて梅ヶ丘駅に戻りました。
羽根木公園から帰路につく(左:みやげ物店、中:梅まつりの旗がひしめく並木通り、右:中村汀女の句碑)
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(2月分掲Indexへ)
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羽根木公園
今年も梅の季節がめぐってきましたので、急に思い立ち2月15日の午後世田谷区の羽根木公園に行ってきました。
大田区には池上梅園がありますが何回か行って見ておりますので、都内では羽根木公園は有数の梅園として知られていましたので、初めて出かけてみました。
羽根木公園(世田谷区代田4-38-52)は、地元では根津山とよばれる丘状の地形にあり、1956年に都立公園として開園し、1965年に世田谷区に移管された公園で、1967年に初めて55本の梅が植えられたと云われます。以来、1971年の東京100周年記念と1972年の区制40周年記念には、それぞれ230本と100本の梅が植樹され梅林としての地位が固められました。
しだれ梅
2月9日時点の羽根木公園の開花情報を調べると、梅林には670本の梅があり、開花した梅は白梅が377本、紅梅が170本で、一輪開いた時を開花として集計しています。全体的には8分咲きといったところで2月中は楽しめますとあり、2月7日から3月1日までが第32回せたがや梅まつりを開催していると報じていましたので、期待して行きました。
紅梅
大森町から羽根木公園には、品川経由の渋谷で昼食をとり、下北沢乗換で小田急梅ヶ丘で下車しました。梅ヶ丘駅は大変賑わっており、着いたばかりの昼過ぎには羽根木公園の観梅からの帰路の人がかなり多く見られました。
羽根木公園パンフレット
羽根木公園梅林観梅
梅ヶ丘駅北口バス停前を抜けて、梅ヶ丘郵便局交差点を北に進むと羽根木公園の西南入口です。公園に入ってから、メイン園路の階段を登らずに左のスロープの道を進むと、しだれ梅が見られ付近では写真撮影会が開かれていました。
羽根木公園風景1(左:梅ヶ丘駅、中:メイン園路階段、右:撮影会のモデル)
梅をみながらスロープの道を進むと、右手に星辰堂(和室)と日月庵(茶室)の建屋が見えてきます。星辰堂は、古民家の部材を生かした伝統的建築技術による建物で、当日は茶席を用意して抹茶サービスが行われましたが、整理券の配布は終了していました。
日月庵は、京都久田家に残る半牀庵を基本として、独自の間取りの茶室で棟梁野村貞生の手により建てられました。スロープの坂を登り切り、日月庵を時計廻りに進み庭に植えられている古木の梅を見て、星辰堂の休憩所で一休みしました。
日月庵(左:日月庵全景、中・右:日月庵周辺の古木の白梅)
一休みの後、メイン園路の方向に進み梅林を見渡しましたが、一輪の花を付けてる梅の木は8割方ありましたが、全体の開花状況は三分咲きで早い感じでしたが、人出は大変多く広場にござなどを敷いて観梅を楽しんでいました。
花より団子、花見の団欒(左・中・右写真拡大)
梅林は花曇りで、風もなく穏やかな観梅日和でしたが、古木が多く花の付きがいまいちでしたので、今回は敷ものを広げて腰を降ろさずに、先ずは公園内の中国野梅(説明板)や20・30周年記念樹など羽根木公園の記念植樹の回りを探索しました。
羽根木公園の記念植樹(左:中国野梅、中:30周年記念樹、右:20周年記念樹)
記念植樹を見てから、植木園芸市、商店街出店の模擬店や官公署PRコーナーなどを回りました。
園芸市・模擬店(左:植木園芸市、中:官公署PRコーナー、右:商店街出店の模擬店)
帰りには実行委員会売店の湯茶コーナーでお茶をご馳走になり、おみやげに梅ようかんを買って帰ることにしました。帰路は公園中央の梅まつりの旗のひらめく並木道を、中村汀女さんの句碑などを遠目で見ながら進み、日月庵で左折して公園内を1時間ほどの散策を終えて梅ヶ丘駅に戻りました。
羽根木公園から帰路につく(左:みやげ物店、中:梅まつりの旗がひしめく並木通り、右:中村汀女の句碑)
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