kan-haru blog 2011 下り線仮高架橋築造現場
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・内川から北方周辺の仮高架橋工事
前回には、内川から北方周辺の仮高架橋築造の工事現場では、地盤の改良工事を行っていました。4月2日に見ると、地盤改良工事が進み、内川付近を除き下り線仮高架橋築造現場の地盤は、殆ど平坦になっていました。
下り線仮高架橋築造の現場を見る(左:在来橋脚柱P-17附近から平和島方向を見る、中:橋脚柱新P-17附近から内川方向を見る、右:内川川端の在来橋脚柱P-19を見る0402)
同6日にはクレーン車が入り、下り線仮高架橋築造の橋脚柱新P-18工事場所の山留め工事を行っていました。
下り仮高架橋築造基礎工事(左・中:クレーン車が入り下り仮高架橋工事、右:橋脚柱新P-18の山留め工事0406)
同15日には、新P-18工事場付近にコンクリートミキサー車、クレーン車を投入して、新橋脚の土台の基礎工事を行っていました。
新橋脚P-18附近の高架橋築造基礎工事(左上・中上・右上・左下・中下・右下写真拡大)
下り線仮高架橋築造の橋脚柱は、旧上り線の線路跡に設置された新橋脚台(新P-17~19)の上に建立されます。下り線仮高架橋が築造されると、在来下り線線路が撤去され、その跡の新橋脚台の上に本来の下り線高架橋が築造され下り線が移設されます。移設により下り線仮高架橋が空いた跡には、上り線仮高架橋から上り線が移設され、上り線仮高架橋は撤去して取り除かれます。
上下線の新橋脚台(左:新橋脚台P-16、中:新橋脚台P-17、右:新橋脚台P-18 0416)
・内川南岸周辺の仮高架橋工事
旧上り内川南岸橋梁橋脚南方から平和島第5踏切北側高架橋の北方の下り線仮高架橋築造工事現場では、高架橋脚柱建立のため山留め工事を進めています。4月2日に見ると、クレーン車が地面から沈んだ位置で工事を行っています。
内川南岸の高架橋築造土留め工事1(左・中[0402]・右[0406]写真拡大)
高架橋脚柱建立のため山留め工事は、工事車を入れ替えながら連日にわたり行われています。
内川南岸の高架橋築造土留め工事2(左・[0408]中・右[0415]写真拡大)
・高架工事と地震の影響
3月15日の東日本大震災で東京は震度5の揺れに見舞われました。この地震により福島原発などの停止により、京急上り線の高架化工事も大きな影響を受けました。
京急上り線高架化は、2010年5月16日に開通しましたが、現在出来上がっている高架橋の大部分が、地下部では橋脚柱を埋め込んだ状態の建立したままで運用しています。最終形態の高架橋は、上下線が開通した時に、橋脚柱間の地下部は補強の桁鋼材で結合されて完成となり、現在の形態では今回の東日本大震災の震度5の揺れには壊れる事無くすみましたが、震度が7以上とかに見舞われるとわかりませんが、最終的には殆どの地震にも耐えられる高架橋となります。
第1工区の高架橋では高架橋が揺れて、平和島第5踏切脇の橋脚柱建立のライナーの周囲の地面にひび割れが入りました。地下70メートル以上も埋め込まれている橋脚柱は、深部では地面の揺れに従い動き、地表部付近では橋脚柱は揺れでしなったものと思われます。そのため、地層が緩い個所の地面が動いた様です。
橋脚柱埋め込みライナーの周囲が地震で地割れ(左・中:地震で橋脚柱埋め込みライナーの周囲が地割れ、右:正常な橋脚柱埋め込みライナー0408)
大震災の影響により、原発の停止で東京電力の発電量は需要を下回り、節電が行われています。第1工区の上り大森町高架駅のエスカレターは、5月頃に運転を目標にして工事が行われましたが、節電のため発電量が回復するまでの当分の期間は運転が停止です。また、節電のため、日中の在来下り線のホームの照明灯は点灯せずに、高架下のホームは暗い状況です。
地震のため節電の大森町駅(左:節電で停止の平和島駅のエスカレータ0416、中:完成しても節電のため運転できない大森町駅エスカレータ0406、右:節電のため照明は点灯せず暗い在来下りホーム0415)
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・毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(4月分掲Indexへ)
・カテゴリー別Index 大森町界隈あれこれ 京浜急行関連総目次 : 2011年前期版 へ
・ サブ・カテゴリー別Index : 高架化全工区下り線工事2011年版 へ
<前回 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第15回その1)
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・内川から北方周辺の仮高架橋工事
前回には、内川から北方周辺の仮高架橋築造の工事現場では、地盤の改良工事を行っていました。4月2日に見ると、地盤改良工事が進み、内川付近を除き下り線仮高架橋築造現場の地盤は、殆ど平坦になっていました。
下り線仮高架橋築造の現場を見る(左:在来橋脚柱P-17附近から平和島方向を見る、中:橋脚柱新P-17附近から内川方向を見る、右:内川川端の在来橋脚柱P-19を見る0402)
同6日にはクレーン車が入り、下り線仮高架橋築造の橋脚柱新P-18工事場所の山留め工事を行っていました。
下り仮高架橋築造基礎工事(左・中:クレーン車が入り下り仮高架橋工事、右:橋脚柱新P-18の山留め工事0406)
同15日には、新P-18工事場付近にコンクリートミキサー車、クレーン車を投入して、新橋脚の土台の基礎工事を行っていました。
新橋脚P-18附近の高架橋築造基礎工事(左上・中上・右上・左下・中下・右下写真拡大)
下り線仮高架橋築造の橋脚柱は、旧上り線の線路跡に設置された新橋脚台(新P-17~19)の上に建立されます。下り線仮高架橋が築造されると、在来下り線線路が撤去され、その跡の新橋脚台の上に本来の下り線高架橋が築造され下り線が移設されます。移設により下り線仮高架橋が空いた跡には、上り線仮高架橋から上り線が移設され、上り線仮高架橋は撤去して取り除かれます。
上下線の新橋脚台(左:新橋脚台P-16、中:新橋脚台P-17、右:新橋脚台P-18 0416)
・内川南岸周辺の仮高架橋工事
旧上り内川南岸橋梁橋脚南方から平和島第5踏切北側高架橋の北方の下り線仮高架橋築造工事現場では、高架橋脚柱建立のため山留め工事を進めています。4月2日に見ると、クレーン車が地面から沈んだ位置で工事を行っています。
内川南岸の高架橋築造土留め工事1(左・中[0402]・右[0406]写真拡大)
高架橋脚柱建立のため山留め工事は、工事車を入れ替えながら連日にわたり行われています。
内川南岸の高架橋築造土留め工事2(左・[0408]中・右[0415]写真拡大)
・高架工事と地震の影響
3月15日の東日本大震災で東京は震度5の揺れに見舞われました。この地震により福島原発などの停止により、京急上り線の高架化工事も大きな影響を受けました。
京急上り線高架化は、2010年5月16日に開通しましたが、現在出来上がっている高架橋の大部分が、地下部では橋脚柱を埋め込んだ状態の建立したままで運用しています。最終形態の高架橋は、上下線が開通した時に、橋脚柱間の地下部は補強の桁鋼材で結合されて完成となり、現在の形態では今回の東日本大震災の震度5の揺れには壊れる事無くすみましたが、震度が7以上とかに見舞われるとわかりませんが、最終的には殆どの地震にも耐えられる高架橋となります。
第1工区の高架橋では高架橋が揺れて、平和島第5踏切脇の橋脚柱建立のライナーの周囲の地面にひび割れが入りました。地下70メートル以上も埋め込まれている橋脚柱は、深部では地面の揺れに従い動き、地表部付近では橋脚柱は揺れでしなったものと思われます。そのため、地層が緩い個所の地面が動いた様です。
橋脚柱埋め込みライナーの周囲が地震で地割れ(左・中:地震で橋脚柱埋め込みライナーの周囲が地割れ、右:正常な橋脚柱埋め込みライナー0408)
大震災の影響により、原発の停止で東京電力の発電量は需要を下回り、節電が行われています。第1工区の上り大森町高架駅のエスカレターは、5月頃に運転を目標にして工事が行われましたが、節電のため発電量が回復するまでの当分の期間は運転が停止です。また、節電のため、日中の在来下り線のホームの照明灯は点灯せずに、高架下のホームは暗い状況です。
地震のため節電の大森町駅(左:節電で停止の平和島駅のエスカレータ0416、中:完成しても節電のため運転できない大森町駅エスカレータ0406、右:節電のため照明は点灯せず暗い在来下りホーム0415)
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