登坂車線

ピギィ

2日目

2020年04月13日 19時22分35秒 | 夏合宿
流石に輪行袋では熟睡出来ず、寝たか寝てないかも分からないような状態で日の出と同時に目を覚ました。

やはり西日本に比べて北海道の夜明けは早い。この写真を撮ったのが4時23分だった。この季節でも上着がレインだけの短パン小僧には流石に寒さが応えた。始発までまだ時間があったため今夏初セコマをきめて時間を過ごす。


この日の予定は狩勝峠を超えて新得という町で緑フラッグを入手してまた旭川に帰ってくるというプランだ。しかし昨日の謎ムーブのせいで札幌滝川間を無駄に往復することになってしまった。まぁフリー切符なので多少はね。


ギリギリ

夜に旭川に戻るので、このようにロッカーに無理矢理オルトリーブ×2と銀マットをぶち込み軽装で輪行と峠越えに挑むことにした。
5時18分発 札幌行き特急ライラック2号で一路札幌へ。

この区間は去年のプレで走った道沿いに線路もあるので思い出が走馬灯のように浮かんできた。神居古潭、滝川のバグってる喫茶店、しんぺいがタイヤを騙されて買った自転車屋さんなどなど、あれから1年かとしみじみ思っているとあっという間に札幌に戻ってきた。


札幌駅でも待ち時間があったので写真撮るなりして時間を潰した。そしてこれに乗って富良野へ移動。


フラノラベンダーエクスプレス 富良野行き

昨日のガイジムーブはこれに始発駅から終着駅まで乗りたいというゴミみたいな動機により発生したものだ。車内は9割方中国人で圧倒的アウェーの中列車は今朝通った道を引き返す。





あまり多くを語るとオタクがバレてしまうのでやめておくが、バブル期に作られた車両ということもあって非常に豪華な作りの列車だった。2020年に引退するという噂を耳にしたので予定をねじ曲げて乗ることにした。




2時間程で富良野に到着。ここから去年の合宿で通ったルートを逆走して新得まで走ることになる。なので聖地巡礼も兼ねたプレだったとも言えるだろう。まず初めに藤井さんといった唯我独尊という癖の強すぎるカレー屋で写真を撮ってから進み始めた。


暑すぎる

荷物を全部置いてきたというのに全然前に進まない。初日でまだ足ができていないのに加え何せ暑すぎる。今年の北海道は暑さが去年とは比べ物にならなかった。正直寒い方が僕は嫌いなので野宿する点においては良点だったが、まさに試される大地とはよく言ったものだと痛感した。


これは2018年


こっちが2019


去年近江対金足農業の試合を見た道の駅で昼食を取ろうとしたが、有り得んぐらい混んでいたのでセコマで弁当を買って食べた。イートインがあったら最高だったのだがなかったので日差しを避けるべく近くの駅の駅舎に移動して冷やし中華を食べた。


ここからは狩勝峠が始まる。この峠は高見くんのディレーラーが破壊された因縁の峠で、傾斜自体は緩いが距離が長いので僕の嫌いなタイプだ。炎天下の中音楽を爆音で流し続け30分程で登りきることが出来た。






ここの頂上は晴れていれば十勝平野を一望できる絶好のロケーションを眺められる。運良くこの年もそれを味わえたので安堵した。自販機でコーラを飲みながら煙草をふかして一気に下りきった。


新得はてんばにもなった思い出の土地だ。無事にフラッグも入手して、去年飯を作った公園のトイレに行ったりして聖地巡礼を済ませた。この時点で16時だったので、元気があればまた峠を登って日が暮れるまで走ろうかと計画していたが当然そんな余力も持ち合わせているはずもなくフル輪行で旭川に戻ることにした。


しんとく~

この駅から途中の東鹿越という駅までは数年前の台風で線路が流さていてバス代行になっているのでそれを使って再び来た道を引き返すことになった。


乗客は3人だけ

途中駅に寄りながら進んで行ったが誰も乗ってこなかった。東鹿越の駅では折り返しで乗ってきた鉄オタが何人かと地元の高校生が乗ってきて少し賑やかになった。
東鹿越の駅舎


カラスに飯を食われたかなやま湖

東鹿越からは列車に乗って富良野まで進んだ。富良野でまた待ち時間があったので駅前を散策したら祭りをやっていて賑わっていた。祭りがあればどんな街でも人が集まってくるというのは全国で共通なんだなぁと串木野で毎年行われる祭りを懐かしんだ。


観光客もちらほら

富良野から旭川までは乗り換え無しで行けた。車内に有り得んほど中国人がおってずっとイライラしていた。旭川に着いたには20時過ぎそこからチャリを組み立て荷物を受け取りやっと完全装備となって銭湯へ行って疲れを癒した。まだ晩飯を食ってなかったのでキャンプ場へ移動してパスタを作った。普段なら絶対すき家か何かしらを食べていたところだが、このプレは1日2000円を目標に倹約していたので自炊した。今なら絶対むり。



サーモンなんたらパスタ


疲れはしたがソロプレの楽しさを知ってしまった1日だった。










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