思いつくまま、気の向くまま、

ボンクラのつぶやき

タイヤ交換

2011年11月22日 18時12分08秒 | Weblog
この夏は3シーズン使ったスタッドレスタイヤを交換しないで乗り履きつぶした。

磨耗もそれなりに進んではいたが、まぁ12月中くらいは問題ないと安易に考え、
先日からの積雪走行で「まだいけそう」と気楽な気持ちで運転をしていた。

しかし昨夜の帰宅時と今朝に合わせて4回も、アイスバーンで怖い思いをした。
スリップサインが点灯しアンチロックの音が響くが止まらないのだ。

年甲斐もなくオーバースピード気味の走行で、
山の神からたしなめられることが間々ある老年暴走族だけに、
今回の止まらない現象は路面状況と磨耗したタイヤを考慮しない浅はかさが招いたことだ。

今朝も植物園横の道路で事故があり、パトカーと事故処理の車で渋滞していた。

と、言うわけで転ばぬ先の杖、さっそく新品のスタッドレスの在庫確認。

本当はミシュランの制動力と静粛性が一番と思っていたが、
残念なことに愛車に合うサイズが品切れだそうで、今回はYOKOHAMAにした。

「大丈夫?」の問いに「きっと満足して頂けると思います」との回答を信じて購入を決めた。
果たして結果は如何にだな。

夕方には新品に履き替えた車が戻ってくる。
会社の周りは交通量が少ないので急ブレーキを何度か踏んで、
制動性能をチェックしながら帰宅しよう。

さて、11月も後半に差し掛かる。
一昔前は大量の受注残を抱えて四苦八苦していた時期だったが、すでに過去の話になって久しい。

5年スパンで物事を考えると、ここからの5年いや3年間は経験した事がないほどの厳冬期になる。
きっと過去スケールは役に立たないと思う。

厳しい時期を乗り越える術や体力を身につけることが何よりも大切だが、
ボンクラができることは過去の経験値を羅針盤にして新しい発想を絡ませ活路を切り開く路だろうか。

付加価値を乗せることが難しい仕事だけに、言うは易いが・・結果や成果に
結びつけることは骨が折れるだろうな。


ノック

2011年11月15日 13時06分03秒 | Weblog


今朝の北の空には雪雲と思しき雲が低く垂れ込めていた。

市内も周辺地区はうっすらと雪化粧で、僻地のわが社も冬将軍が軽く
ノックをしたようで冬囲いを終えたドウタンの周りが少し白くなっていた。

例年より遅い初雪の到来。
昨年はノックもしないで、いきなり入り込みかなりの積雪だった記憶がある。
プロローグは穏やかに入る今年のパターンが望ましいが、
どちらにしても冬篭りの季節が巡ってきた。

さて、11月も月半ばに差し掛かったが、ヤードの空間が目に付いてしまう。
三流落語家の枕である「私のトランクには若干の余裕があります」状態だな。

10月の紙の市況は前年比91%で振るわなかったが、
今月も同じような傾向にあるようで、来社する営業の方々に状況は如何にと聞くと、
判で押したように憂い顔になる。

自分の干支である兎年は、国内では天変地異、世界的には経済不況、
足元は不況と資材の値上げ、まさに内憂外患の感だ。

また、ここにきて年金基金の難題も降りかかり悩ましさに拍車がかかる。

吹き荒れる風を受け、よろめいて途方に暮れていても時間は経過する。
そして人生は続くのだな・・・なんて言っていないで仕事・仕事だ。



本を作る。

2011年11月04日 18時40分22秒 | Weblog
友人である自由人Oさんが昨年の四国・高野山・小豆島の歩き遍路を毎日ブログにアップしていた。

この65日間の顛末を本にする運びとなり、
彼はアップしていた多くの画像の取捨択一や携帯から長文を入力していたので、
誤字や句読点の打ち間違いなど校正に追われる数ヶ月だった。

それも終わり、ボンクラの手元にモノクロで出力した全165ページのゲラが届いた。

「直したつもりだけど目を通して欲しい」ページ数を見て一瞬たじろいでしまったが
彼が慣れない編集やら修正に多くの時間を費やしたことを思うと、
いい加減な校正は出来ないと思った。

そんな訳でこの数日は帰宅後に校正作業をしていた。

当初は誤字や脱字を見つけるくらいの気持ちだったが、
読み進むにつれ彼の文章に引き込まれていった。

遍路路からアップされる文章は毎日読んでいたし、連日のようにコメントを入れもした。
しかし通しで読むと、日々アップしていたものを読むのとは違う感慨が湧いてきた。

遍路を通してOさんの心根が変化していく様が伝わるのだ。
当たり前と言えば言えなくもないが、感謝や慈しみの感情が文字に投影されているのだ。

一日30k近く歩きかつ野宿遍路だからなのだろうか。
早春の3月から初夏の6月まで寒さに凍え、暑さに顎を出し、
危険な登山で遭難しかけたり、増水する川でデンジャラスな一夜を過ごしたり、
読んでいる我々が思わず彼の携帯に掛けて安否確認をしたことも思い出しながらの校正だった。

さらには各地の心優しい人たちとの交流にも彼の人柄が出ていて、
ボンクラじゃこのような人の厚意は受けられまい・・・なんて感じたりもした。

だから70冊の限定はもったいない。
素人編集、素人校正が終わると、彼が自ら楽しみながら70冊分を出力し製本する。

ボンクラにできることは書籍用紙を寄贈することくらいか。
どのような製本になるのか表紙はどうするのか外野席だが心配だ。

ボンクラも素人だが、本作りのプロは山ほどいるから教えを乞いながら、
Oさんに伝えることにしよう。


A4仕上がりで70冊フルカラー165pものだと、プロならいくらになるのだろう。
金額を聞いてみたいものだ。

ゲラを読んだが、出来上がったらもう一度読んでみようと思っている。