思いつくまま、気の向くまま、

ボンクラのつぶやき

平衡感覚

2007年11月30日 11時15分16秒 | Weblog
動物が持つ平衡感覚の素晴らしさに触れたい。

例えばタンチョウは凍てつくような川や沼地で一本足で寝る。
人間ならばシモヤケや凍傷で大事になる。とてもいびきをかいて
熟睡できる環境ではない。

平衡感覚とは違うが、鶴の血流は水中で冷えた静脈血が足の付け根にある
熱交換器で暖められ体内に戻る素晴らしい機能を持っている。
熱交換して冷えた動脈血が足先へ流れるので、冷たい水との温度差がなくなり、
シモヤケや凍傷にはならないのだ。すごい機能だ。

さて一本足で寝る平衡感覚のほうだ。寒さを避けるために長い首を背に
埋める。この状態で一本足で寝れるなんてワンダーではないか

年とともに平衡感覚も衰える。ちなみに今やってみたが片足で目をつぶって
立ってみたが、5秒前後でふらついてしまう。
平地では外敵が多く寝ることも出来ない環境で長い年月をかけDNAに刷りこまれた
この平衡感覚は凄いことじゃないか。

片足ではろくに立てないが、ボンクラも揺るがない平衡感覚で物事を
判断したい。取って付けた様な結になってしまったな。

頭脳

2007年11月29日 17時09分01秒 | Weblog
人の脳は老いる、物事の組み立てに穴が開く、朝令暮改で定まりがない。
こんな状況になる前にリタイアしなければならないだろう。

頭は使いべりしない、大いに悩み効率を考え何が出来るかを見極める。
これを主体的に能動的にこなせるならば、ブログの立ち上げの時に書いた
「アクティブ」な社長でいられるだろう。

実は今日、老いの話を病院の先生から聞く機会があり、物を考える
組み立てる。この時脳はどのように機能するか教えていただいたのだ。

物忘れ、記憶が飛ぶなど自覚があるボンクラはお話をうかがいながら
自己診断をしてしまった。まだ大丈夫と確信するが、老いない努力は
しなければならないだろう。

サラ川からの一句

予知不能 妻の怒りの 時期と規模   地震予報士

各々方、覚えがござろう。幸いボンクラ家は亭主関白の見本なので
文句も怒りを顕にされることもないが・・・





表彰

2007年11月28日 15時54分40秒 | Weblog
札幌市が選定する優良工場に選んでいただき、本日午前に表彰式があった。
印刷組合の推薦を戴き、市の審査を受け、この認定を頂いた。

工場の分では弊社、そのほか優良従業員の表彰、優良技術者の表彰など
合わせて19名が受賞をさせていただいた。

金屏風の晴れがましい舞台、上田市長から直接表彰状を授与していただく
など、大変名誉なセレモニーであった。

優良工場と認定していただいたことは嬉しい限りだ。不良経営者ではあるが
会社を代表してこの式典に出られたこと、社員、組合の役員の方々に深く感謝を
したい。

実は今朝目覚めると、左目が腫れて充血し涙が止まらない状態だった。
はれぼったい目で行くのは、こりゃ不味いと目薬を差したり冷やしたり
目薬を過度に使ったため、鼻水が止まらない。受賞者の前まで市長自ら
歩を進め、授与していただく形式だったが、直立して受賞理由を拝聴しなければ
ならないのに、不覚にも手で鼻をぬぐってしまった。

本日、終業のチャイムが鳴ったら全員にこの賞状を見てもらおう。

冬囲い

2007年11月27日 16時22分06秒 | Weblog
今日、寒い中お気の毒だったがシルバー人材センターさんに来ていただき
冬囲いをしていただいた。
写メではよく判らないが、一本筋が通ったような仕上がりになっている。

荒縄を使いびしっと縛り上げ、これなら雪の重さに負けないだろう
と感じた。
昨年まで自分たちがやっていた「冬囲い」とは一味違う仕事ぶりだ。

もう少し丈が伸びたら、竹と荒縄の芸術品のような冬囲いをしてもらおう
と思う。春の新緑、夏は涼、秋は紅葉と楽しませてくれたのだから、せめて
冬の雪で枝折れが生じないよう手当てをしなければ。

もう完全に心も体も冬モードとなった。

点と線

2007年11月26日 12時11分22秒 | Weblog
テレ朝の50周年記念番組 清張の「点と線」を二夜に渡り見た。

ドラマを見ることは皆無のボンクラが引き込まれ真剣に見てしまった。
原作を読んだのは20年以上前なのであらかたすじを忘れていたが、人間の
脳は不思議だ。ポイントとなる部分をどんどん思い出すのだ。

この頃は以前読んだ本を読み返しても、新鮮に何度でも読める健忘症で
女房から「あんたは数冊あれば一生本が要らない、経済的で羨ましい」
とマジで言われ、妙に納得しているにも拘らず、湧き出るように?蘇る
点と線のストリー。

余程面白くて集中して読んだのだろう、記憶中枢に刻み込まれた断片が
蘇るのだ。まんざらバカじゃありませんねとにんまりしてしまった。

CGを使った昭和30年代が舞台、東京オリンピックの開催が決まって復興期
只中の日本で繰り広げられるドラマは、団塊の世代が視聴することを前提に
丁寧に作りこまれている。
昭和40年代にも一部残っていた東京のガード下飲み屋街や車、その衣装
「三丁目の夕日」も同じ時代のストリーなので、景色がオーバーラップ
する。

合計5時間のドラマにすっかりはまってしまった。ビートたけしの
くぐもった声や演技に違和感を覚えた冒頭だったが、次第次第に
引き込まれる自分。アカペラで唄う上海帰りのリル くぐもった哀調ある
歌いぶりが物語の終盤を締めたものとしていた。

久しぶりに清張の推理小説を読みたくなった。我が家には文庫だが
20冊くらいはある。文庫本の文字のサイズは厳しいが読み返してみる。