山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

白馬 旭岳~清水谷源頭~大雪渓

2012-05-27 15:43:58 |  山スキー

2012年5月27日(日)
■ルート:猿倉5:11~白馬大雪渓~稜線8:57~旭岳~旭岳西面滑降~清水谷左俣滑降~標高2400m10:22~稜線11:44~大雪渓滑降~猿倉12:50
■メンバー:単独

今週末も白馬へ出動です。
4週連続で大雪渓を登ります。
ビョーキですね(笑)

いやいや、自宅から猿倉までアプローチが1時間、毎日の通勤時間は1時間30分。
近くにこれだけスペックの高いエリアがあれば、毎週でも通いますよ。

【概要】
本日は午後から大気の状態が不安定な予報なので、午前中メインの計画で行くことにした。
猿倉駐車場から板を担いで出発。
残雪の山々を眺めながら新緑の林道を歩く。とてもいい季節だ。
長走沢は木の橋が架かっていた。
金山沢出合のあたりからシール歩行が可能となる。
大雪渓の登りでは、先週のタイムを短縮してやろうと、アイゼンの着脱時しか休まずにがんばって歩く。
結果は、猿倉から稜線まで、先週のタイムを40分下回り、3時間50分の自己ベストを達成

とりあえず旭岳北面から柳又谷源頭滑降を予定したが、北面がガリガリのアイスバーンで、結局清水谷左俣へ転進。
旭岳の南にある2733ピークから清水谷源頭斜面を標高2400mまで滑降。
この斜面、フィルムクラストのザラメ雪でサイコーでした。
その後、頂上宿舎の稜線まで登り返してから大雪渓を滑降して終了。

本日をもって今シーズン滑り納めになるでしょう・・・多分。


旭岳


清水谷左俣源頭斜面はフィルムクラスト


ターンを刻むたびにフィルムがザーッと気持ちのいい音を立てて斜面を流れていく。


清水谷もこの1週間で雪が激減、様相が変わっていた。

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白馬鑓ヶ岳(大雪渓~清水谷~鑓ヶ岳~大出原)

2012-05-20 08:54:05 |  山スキー

■2012年5月19日(土)
■ルート:猿倉5:10~白馬大雪渓~稜線9:37~清水谷左俣~二俣10:19~清水谷右俣~白馬鑓ヶ岳12:50~大出原~鑓温泉13:26~小日向コル~猿倉15:12
■メンバー:単独



今週もしつこく白馬へ出かけました。
3週連続です。
先週の白馬岳周回ルートに引き続き、このルートも長く、清水谷二俣から鑓ヶ岳まで600mの登り返しがあるガッツリ系ツアールートです。
疲れましたが、今シーズン一番のお天気に恵まれ、充実した山行に大満足の一日でした。

【概要】
猿倉から板を担いでスタート。鑓温泉の分岐の少し先から雪がつながっていた。
3週連続で大雪渓を登るが、何度登っても長く感じる。
葱平の急斜面で後ろを振り返ると軽く100人以上の登山者が続々と登ってくるのにびっくり。


先週よりわずかにタイムを短縮して4時間30分で稜線に到達した。
目指す白馬鑓が遠くにみえる。


頂上宿舎の上から剱岳や毛勝三山を正面に見ながら清水谷左俣の源頭斜面にドロップイン。


一滑りして振り返る。
白馬岳と白馬山荘が見えた。


真白な斜面に吸い込まれるようだ。


快適にどんどん滑る。


2300mの平坦地手前で水流が出ていたので、一つ右手の小尾根を乗り越える。


あっという間に清水谷二俣の平坦地に到着。
2年前にも一度訪れているが、ここは静寂が支配する別天地だ。
夏もきっと素敵なところなんでしょう。


二俣からシールを付けて本日の核心となる白馬鑓まで600m登り返しにとりかかる。


しばらくは谷の中を歩く。
地形の妙を眺めながらの歩きで楽しいが、谷の中は無風でとにかく暑い。
ゆっくり高度を上げていく。


汗をダラダラかき、かなり疲れて杓子とのコルの少し上の夏道に出る。
杓子沢を覗き込むと落石も少なくきれいな斜面。
今日はだれも滑っていない様子。


白馬鑓の登りで清水谷左俣と右俣の全景が見えた。


ようやく白馬鑓ヶ岳山頂に到着。
お楽しみの大斜面の滑降へ向けて準備する。
今日は条件も良いのでなるべく急斜面を攻めようと思い、山頂から少し歩き降りたところからドロップすることにした。


当初はかなりの急斜面。
デブリも障害物も全くない大斜面を左右に大きく振りながら豪快に飛ばす。

大出原から先はシュプールでギタギタになっでいた。


鑓温泉にはテントが数張あり大盛況のようだ。
こんなに混雑した温泉に入る気もなく、そのまま湯ノ入沢へと下る。

小日向のコルへ本日最後の登り返し。
いつものことながら疲れた体に応える。

猿倉台地から林道に出る少し手前で雪は消えていた。

コメント (2)
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白馬岳周回(大雪渓~柳又谷~小蓮華山~金山沢)

2012-05-13 19:04:39 |  山スキー

■2012年5月13日(日)
■ルート:猿倉5:16~白馬大雪渓~稜線10:00~柳又谷源頭滑降&トラバース~三国境北夏道~瀬戸川源頭トラバース~小蓮華山12:44~金山沢滑降~猿倉14:16
■メンバー:単独

【概要】
昨年の5月、そして先週、悪天候で敗退続きだった「白馬岳周回ルート」
本日、3度目の挑戦で天候に恵まれ、ようやく達成することができました




猿倉の登山者駐車場を5時過ぎに出発する。林道はまだ雪がつながっており、シールで快調に登る。
しかし、大雪渓の登りでは先日降った新雪がシールにくっつく、いわゆる下駄状態に苦しめられる。
先週と同様、葱平の急斜面で板を担ぎ、稜線までアイゼンで登りあげた。


天気は上々。稜線に到着すると風が冷たく、少し寒い。
すぐに準備して柳又谷のメローな斜面にドロップインする。


昨日の雪はパウダーではないが、すこぶる滑りやすい不思議な雪質だ。
谷の中は無風でぽかぽか暖かい。旭岳を眺めながらまったり滑る。


貸切状態の柳又谷源頭部。あ~楽しい♪
うぁ~~!とか変な声を出しながら、快適に標高2400mまで滑りこむ。
お楽しみはここまで。あとはシールを付けて三国境から雪倉岳方面への夏道のある尾根を目指して延々とトラバースを開始する。


ジワジワと登りながら大斜面をひたすらトラバース。


瀬戸川源頭と雪倉岳
瀬戸川源流をトラバース。
こちらもメローな斜面の誘惑で1本滑ってみたかったが、まだ先は長いので体力温存のためパス。


主稜線に出る。ここで板を担いで夏道を歩く。
白馬沢右俣のドロップポイントを観察しつつあるく。


小蓮華山頂に到着。つがいの雷鳥がお出迎えしてくれた。


小蓮華山頂から稜線をたどり、標高2650m付近から金山沢の大斜面にドロップした。


昨日の降雪でザラメはリセットされていた。
柳又谷と違い、南面のためか重たく滑りづらい雪だったが、そんなことを抜きにしても金山沢の上部大斜面は素晴らしい。
右に左に大きく振りながら高度を落としていく。

下部の土砂崩落地点で一端板を外したが、あとは大雪渓出合まで雪はつながっていた。

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白馬岳(大雪渓から往復)

2012-05-05 19:40:26 |  山スキー

■2012年5月5日(土)
■ルート:猿倉5:42~白馬尻6:43~大雪渓~白馬山荘11:00~白馬岳11:25~大雪渓滑降~猿倉13:12
■メンバー:TEAM山遊びの日々(中隆)

【概要】
GW後半の5月3日~5日は蓮華温泉ベースに朝日岳を計画していましたが、低気圧通過のため断念。
5日(こどもの日)の日帰りで白馬大雪渓~柳又谷源頭~瀬戸川源頭~小蓮華岳~金山沢のロングツアを実行することにしました。
しかし、低気圧通過後も上空に寒気が残り、標高の高いところはガスと強風で荒れ模様。とてもツアどころではない状況となり、白馬岳往復に切り替えました。
それにしても中隆と2人で行くといつも天気に恵まれませんね(4連敗)


朝の白馬尻。上部はガスに覆われ、風が強そう。
白馬主稜には数パーティー取りついていた。


葱平直下の急斜面は板を担いでアイゼンで登る。
すれ違った下山者によると昨日の午後は猛吹雪だったとのこと。
頭上を遭難救助のヘリが何度も行き交う。


稜線到着。強風が吹き荒れている。


ドロップ予定だった柳又谷源頭のメローな斜面。
向こうには雪倉岳や朝日岳が見える。


白馬山荘にスキーをデポして白馬岳頂上に向かう。
山頂は強風地獄。たまらんっす。
写真を撮って即撤収~!


小屋に戻りアイスバーンを少し降りた地点から大雪渓に向けて滑降開始。


大雪渓の下部は雪も柔らかく滑りやすい。
駐車場まで一度も板を脱がずに戻ることができ快適な滑降だった。

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