山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

剣岳 点の記

2008-02-26 21:39:20 |  番外編

新田次郎原作の「剣岳 点の記」が映画化され、2009年に公開されるようだ。

剣沢小屋をベースに、剣岳、立山連峰、CGなしのオールロケで撮影が行われたとのこと。

遅ればせながら、昨年、原作を読んだが、主人公の柴崎測量官よりも案内人の宇部長次郎の人間性に強く心惹かれるものがあった。

キャストは、柴崎測量官が浅野忠信、長次郎が香川照之だそうだが、どうだろうか?
まあ、イメージどおりかな・・・。

今から公開が楽しみだ。

映画「剣岳 点の記」オフィシャルサイト 

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爺ヶ岳・白沢天狗尾根

2008-02-17 20:32:09 |  山スキー

■平成20年2月17日(土)
■ルート:爺ヶ岳スキー場~白沢天狗尾根2063ピーク北東尾根1700m~往路戻る
■メンバー:Y隊長、I顧問、Iブチ、u-chef、K原、koma、terashima、N村、M山、hitoshi515、ようさん、ハボック3号、M澤、こうちゃん

県山岳総合センターの山スキー研修会に参加した。
実技編は白沢天狗尾根から派生する北東尾根を2063ピークまで登る計画。

メンバーは我が隊とようさんチームの総勢14名。
こんな大パーティーでのスキーツアーは初めてかもしれない。

 
爺ヶ岳スキー場から尾根に取り付くまでのだらだらとした林道がけっこう長く感じる。
尾根に取り付いてからは比較的急な斜面のラッセルとなる。

大人数なのでラッセルも早いかと思ったが、誤算だった。
小刻みにジグを切っていくのだが、深雪での方向転換はコツと慣れが必要でけっこうテクニカルなのだ。
いくら体力があって大人数でも、これに慣れていないとペースダウンしてしまう。

そんなこんなでタイムリミットの13時となり滑降開始。
ほどよい急斜面で楽しい深雪滑走だった。
 
センターに戻ってから、止血方法と骨折の処置についての講習を受けた。
昨年、沢で転倒して出血、負傷したこともあり、特に止血法は大変勉強になった。

参加者の皆様、お疲れ様でした。

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赤禿山

2008-02-11 19:20:15 |  山スキー

■平成20年2月11日(月)
■メンバー:ようさん、中隆くん、S木さん
■ルート:山之坊集落8:05~大峰峠~東尾根経由~赤禿山10:35~往路戻る~山之坊集落12:00

2月3連休は最終日の11日が冬型が緩み一番天気がよさそうだ。
この日に照準を合わせて、前半の2日間は医療費控除の確定申告書作成や子供の部活の送り迎えなどを淡々とこなしてきた。
山遊びの前は、いかにこのような雑事をきっちりとやっておくかがとても重要なのだ。

さて、どこへ出動するかであるが、3連休でメジャーどころは人が多そうだ。
リフトなんぞは使わず、そこそこパウダーが楽しめて静かなエリアということで、以前からチェックしていた赤禿山に出動することにした。

山之坊集落の除雪終了点から林道を歩き、大峰峠から東尾根に取り付く。
春のようなぽかぽか陽気の中、尾根を上がると海谷の山々や焼山が目に飛び込んできた。

一番奥の山頂を目指して伐採地の真っ白いナイスな斜面をハイクアップ。
滑りが楽しみである。

 
右手にはずっと明星山と日本海が見える。
この日、ようさんはウエアーを忘れてしまい、小生の雨具を着用中。

2時間半で山頂着。
展望にはちょっと木がうるさいのだが、白馬から朝日、雪倉、栂海新道も見えて大満足。
今シーズン最高か?この素晴らしい晴天!
 

大展望に向かって歓声を上げながら白い斜面に飛び込んでいく。
雪質はやや重かったが、ファットスキーなら問題なし。
大峰峠に出てからは、林道や段々畑をショートカットしつつ、最後は民家の庭先をかすめて駐車地の真横に到着。

温泉は最近お気に入りの村営来馬温泉「風吹荘」へ
源泉掛け流しで400円はかなりリーズナブルですな。

今日は、温泉&手打ちそばセット1000円を楽しみにしていたが、そばが売り切れでちょっと残念。
横前倉山リベンジの帰りにまた来よう!

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奥西山

2008-02-02 21:25:22 |  山スキー

■平成20年2月2日(土)
■メンバー:I顧問、hitoshi515
■ルート:奉納温泉下林道入口8:45~奥西山西尾根~1491ピーク12:15~奥西山山頂1611ピーク14:25~1419ピーク15:25~林道入口P17:05

小谷村と長野市鬼無里の境に連なる堂津岳~奥西山~中西山~東山は、稜線に登山道はなく、マイナーな山域で、以前から山スキーで行きたいと思っていた。

移動性高気圧がやってくる土曜日、I顧問に同行をお願いして奉納温泉から奥西山を目指した。

奉納温泉手前から林道を降り、橋を渡った所で尾根に取り付く。
まさか人はいないだろうと思っていたが、なんと、単独先行者のトレースがある。
ありがたくトレースを使わせていただく。

 
急で細い尾根を一気に登ると、背後に先月敗退した横前倉の大斜面が見えてきた。
いかにもおいしそうだ。

尾根の下部は杉の植林帯となっている。
かなり密集しており下りは難儀しそうだ。
20年前に同じルートをトレースしている顧問によると、この辺はまだ杉の背丈が低く、雪に埋まっており真っ白な無木立の大斜面だったとのこと。
(しかし2年前のtsukada氏の記録を見るとこの辺は無木立の大斜面になっている。この年は積雪量が多く、杉は埋まっていたのだと思われる。)

 
1000mあたりからブナの疎林帯となる。
山の神のような立派なブナの巨木に出会った。

1491mピーク。
ようやく先行者に追いついた。
ラッセルのお礼を言うと、「まさか人に会うとは思わなかった。」とおっしゃる。
我々も全く同感です!
富山の方だそうだが、わざわざ奥西山に来るとはよっぽど通な方である。
彼はここで引き返すとのことで、我々は先を急ぐことにする。

 
(1491mピークから奥西山1611m(帰路撮影))

1491mピークから奥西山までは、一旦100mほど下ってから200mの登り返しとなる。
この登り返しが急斜面で難儀した。
途中、スキーをデポしてつぼ足で登るが、急斜面で木につかまりながらの腰ラッセルでかなりこたえた。

 
1611mピークに到着。ここですでに14:30となってしまった。
三角点のある奥西山ピーク(1616m)はここから500mほどであるが、標高もほぼ同じだし時間も無いので、ここを山頂ということにして早速下山にかかる。

しばらくは尾根のアップダウンが続くため、シールをつけたまま滑る。


 
途中、火打山(左)と堂津岳(右)が見えた。
堂津は大きく立派に見える。いつかここも山スキーで訪れてみたい。

 
雪質はウインドパックのやや重のパウダーであったが、ブナの疎林帯では快適に滑ることができた。

 
尾根下部は例の杉植林帯を嫌って、北面の沢へドロップしてしまった。
結局、ここの滑りが一番楽しかったわけだが、雪崩の危険もあり、おすすめはできない。

暗くなる直前に車に到着した。
目一杯の行動で疲れたが、なんとか目標を達成できたので満足だった。

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