(猫又山からの剣と雲海)
2009年6月に公開予定の映画「剣岳 点の記」のオフィシャルサイトにメイキング映像が公開されている。
スタッフの落石事故のアクシデントもあったが、無事クランクアップとなったようだ。
最近の外国の山岳映画ではCGによる合成映像や他の場所での安易な差し替えなどをよく目にするが、結局は安っぽいものになってしまうだけだ。
メイキング映像を見るとしっかりと現場で撮影されているのがよく分かる。
来年の公開が楽しみだ。
剣岳 点の記 オフィシャルサイト
■平成20年11月9日(日)
■メンバー:単独
沢が終わり、山スキーが始まるまでの間、10月後半から12月初旬までの端境期の企画として、塩の道を歩いて自宅(池田町)から日本海まで行こうと思い立ち、時間の空いた週末を利用して3年前から歩きつないできた。
今回はいよいよ最終回。
根知谷から糸魚川の海岸を目指して歩いた。
■これまでの歩み
○平成17年10月
(第1回)自宅(池田町)~仁科神明宮~大町山岳博物館
(第2回)大町山岳博物館~三日町~木崎湖~中綱湖
(第3回)中綱湖~青木湖~佐野~飯森~白馬~松沢口(栂池)
○平成18年10月
(第4回)松沢口(栂池)~千国~小谷村郷土館 ※千国コース
(第5回)小谷村郷土館~下里瀬~大峯峠~長崎バス停
○平成18年11月
(第6回)長崎バス停~中谷大宮諏訪社~高町~銭上平~深原 ※高町越コース
~地蔵峠~乳房の木~大峠~長者平~大網~平岩駅 ※地蔵峠越コース
○平成19年10月28日
(第7回)
平岩駅9:50~大網集落10:10~大網峠11:56~角間池~白池12:32~山口塩の道資料館13:14~根知駅14:22 ※大網峠越コース
■今回のコース
(第8回)
根知駅8:30~仁王堂~中山峠~美山公園~糸魚川駅~海岸11:35
ゴール地点にて。
どんよりとした曇り空で、時折雨がぱらつく寒い日だった。
さて、来年からはどうしようか。
先日、とある方から紹介いただき「信越古道」という本を入手した。
それによると、古文書の研究により「もうひとつの塩の道」として、麻績宿~小川~鬼無里~奥裾花~笹ヶ峰~富士見峠(焼山越)~梶屋敷というルートが明らかになったというのだ。
特に、奥裾花から堂津山の東の鞍部を越えて、笹ヶ峰、富士見峠、笹倉温泉に至る焼山越は、春に山スキーを使えば山ヤの本領が発揮できそうでおもしろそうだ。
■平成20年11月2日(日)
■駐車場7:00~某谷二俣9:40~奥の二俣手前~駐車場15:00
■単独
イワナ良し、山菜良し、キノコ良し、もちろん山も良しの「癒し系某谷」に向かった。
今年の6月に訪れて以来だ。
その時は、山菜とイワナを満喫させてもらい、盛大な焚き火で宴会をした。
夜は雪渓から吹き降ろす寒風に耐え切れず、焚き火の傍らで眠った。
さしたる悪場もないこの谷。
6月の時のようなキワドイ渡渉に苦労することもなく、終わりかけた紅葉と、新雪の山を眺めながらフラフラと流れを遡り、前回ビバークした二俣の少し手前で引き返した。
こちらは幼菌
味噌汁用に。
こちらは老菌
今夜のお鍋に。
いつの間にか、景色よりも倒木ばかりに目がいってしまう。
キノコがダメならこの岩山に登ろうと思っていたが、結局登らずに済んだ。
それでも少し時間があるので、途中まで登ってみた。
とんでもない急登の登山道の途中から、新雪を被った○山が見えた。
帰り道。
今日も癒されて谷を下る。