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トンボ鉛筆『モノグラフゼロ』

2023-05-30 03:00:00 | 筆記具

先月、以前から気になっていた、シャープペンシルを、慌ててネットで購入しました。

トンボ鉛筆の本格派製図シャープペンシル『MONO graph zero(モノグラフゼロ)』です。芯径は0.3mm。0.5mmはカラーバリェーションがありますが、0.3mmはMONOカラーと呼ばれるデザインのみです。同社のシャープペンシルの製品ラインナップは他社に比べると、とても歪です。現在は、中価格帯のモノグラフと、高価格帯のZOOMシリーズしか存在しないようです。今回の話は、中価格帯のモノグラフの話です。

モノグラフの製品構成は、標準的な『モノグラフ』が税抜350円、昨年12月に新発売した『モノグラフライト』が220円。グリップを強化した『モノグラフグリップモデル』(450円)、そして、『モノグラフゼロ』が600円です。今回慌てて購入した理由が『モノグラフゼロ』が廃番になったためです。100円の製品は『ビズノ』という製品ですが、これも廃番です。今後は、100円と500~1000円クラスの製品が存在しない製品構成になるわけです。私の住んでいる地域では、ZOOMシリーズが店頭にある文具店は見たことがありません。トンボ鉛筆なら『モノグラフ』しか手に入らないと行って良いと思います。国内筆記具メーカーは、100円、300~400円、500~600円で製品構成しているので、隙間狙いの『モノグラフライト』なのかなぁ?

シリーズ全てが回転繰り出し式のMONO消しゴムを内蔵しています。そして、本体を振って芯を出す「フレノック機構」と、この機能のONOFFを切り替える「フレロック機構」を持っているのも特徴なのですが、『モノグラフゼロ』には搭載していません。材質は基本は樹脂製。口金が全て真鍮製で、『モノグラフゼロ』はグリップまで真鍮でローレット加工です。

私の個人的な感想というか評価なのですが、ノック部分でもあり、ロック機構のクリップ部分が、『モノグラフ』『モノグラフライト』がポリカーボネートです。人によってはよく使う(フレノックしか使わないなら問題は無い。フレロック機構を活用する場合)パーツなのに壊れるんじゃ無いかという心配が常にあります。これを炭素鋼の金属にアップグレードしたのが、『モノグラフグリップモデル』です。もちろん、名前の通り、樹脂軸にエラストマーゴムを付けてグリップ力も上げています。この2つの強化で100円アップ、こっちの方が廃番候補のような気がするけどなぁ。なにしろ、新発売の『モノグラフライト』では、「樹脂に溝を付けたテクスチャーグリップを採用して、ゴムのようなべたつきを無くしドライな使い心地」と謳っているので、ゴムにはマイナス面があることを否定していません。

そういえばトンボ鉛筆は六角形や三角形などの角形の筆記具は作っていません。知名度も人気もイマイチな理由と思ったんですけど、他社で人気があって丸軸は沢山ありますし。単純な商品構成かな。仕事道具を同じ物で統一したい、しかし、トンボ鉛筆は0.3mmと0.5mmの芯径しかありません。他社は、0.7や0.9mm、珍しい物では0.4mmや0.2mm、1mm以上もあります。

0.3mmの『モノグラフゼロ』。軸は樹脂製で、ローレットの金属グリップと口金との対比で、ものすごい低重心で安定感がハンパないです。クリップは金属製ですが、極端に短く、これも軽量な理由でしょう。筆記時に全然邪魔になりません。消しゴムは、通常は直径5.3mmに対して、2.3mmと極細になっていますが、これのスペアも廃番なので、なかなか使えないかな(汗)。蛇足ですが、グリップと口金は写真では一体型に見えますが、別々です。本当に細かい作業に適したシャープペンシルで、これがなくなるのは勿体ないなと感じました。後続出す予定あるのかなぁ?

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