伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

空をつんざく轟音、今日も戦闘機が空を飛ぶ

2021年01月21日 | 平和・戦争
 昼頃のことだ。轟音が室内に飛び込んできた。戦闘機に間違いない。

 カメラを抱えて戸外に出る。音は空いっぱいに響き渡っているのだが、やはり菅は見えない。屋根越しに空を見上げたときやっと姿が見えた。F2戦闘機に違いない。



 轟音を引きずりながら北の空に遠ざかっていった。その音もやがて小さくなった。

 20分もすれば戻ってくるだろう。そう思いながら室内に戻ろうと玄関をくぐる。その間わずか数分、再び轟音が響いた。もう戻ってきたのだ。

 玄関を飛び出る。音がした時には、もう通り過ぎている。南から北に向かって視線で空をたどる。すると、ほぼ真東に機影が見えた。飛び去る機影を追いながら、ピントを調節する。



 ピントの調節を続けながら機影を追い続けた。





 シャッターを押していると、また、北側から音が聞こえたように感じた。

 カメラから目を離し、見上げると、すでに機体は真東まで飛来していた。あわててカメラを向けてピントを合わせる。



 かなりの低空なので、機影は大きく見えるが、その分移動速度は大きい。カメラを降り続けなければ追いかけることができない。

 そのためかピント(といっても無限大なのだが,微調整しないとやはりピントがずれてしまう)が甘く、露出も暗め。プラス補正で、機体下部がきちんと写り込むようにしたいものだ。

 機体は百里基地から飛来するものと思われる。航空自衛隊のF2戦闘機だ。以前、配備されていたF4戦闘機に変わって百里基地にF2飛行隊が配備されたらしい。飛行目的は、訓練なのか、スクランブル(緊急発進)にともなう出動なのかはわからない。

 調べてみた。空自の2019年度のスクランブル(緊急発進)の回数は947回だったそうだ。2020年度上半期(4月1日から9月30日)のスクランブルの回数は371回で、2019年度の同時期と比べ99回減少したという。スクランブルの内訳は、水底も含むが、中国機に対して234回と最も多く、ロシア機が134回で、中国機へのスクランブルは約100回の減少の一方、ロシア機には前年の135回とほぼ変わらなかったという。

 このスクランブルの際には、スクランブル機を発進した基地のバックアップのために、他の基地からも戦闘機が発進すると聞いた。これが事実で、もしバックアップのための飛行であるなら、同じ時間帯に緊急発進をした自衛隊機があるということになる。方向を考えれば北方。航空自衛隊のホームページにある次の図から考えれば、スクランブルの対象は、ロシア軍機ということになりそうだ。



 もっとも、バックアップ飛行が事実かどうかは分からない。訓練飛行と考えた方が良いのだろう。

 今週は2回目の飛来だった。週末の飛来は記憶にないの。次の撮影チャンスは来週を待つことになりそうだ。

 さて、今朝の朝焼け。



 雲一つない。

 愛犬の散歩の途上、航空貨物会社・ポーラエアーカーゴの米国オハイオ州のシンシナティ発、成田行の貨物便が上空を横切った。毎朝、ほぼ同じ時刻に上空を飛んでいく。



 貨物機は、旅客機に比べて低空を飛ぶ傾向がある。しかも速度が遅い。ゆったりと轟音を残しながら飛び去る。このため、先程の戦闘機と違って、じっくりとピントを合わせることができ、うまく撮影できれば翼等に書かれた記号を読むことができることもある。今朝の空は薄い雲がかかっており、飛行機も少しかすんでいる。

 機体後部の黄色の塗装が特徴だ。いわき市上空でこのような飛行機を見たら、米国から飛来していると思っていいのかもしれない。

 散歩先で見通しが開けると東の低い空に雲かかっていた。



 水平線に見える雲。まるで日の出のような場面だ。

 夕方の空に浮かぶ半月。近くに火星があった。



 そういえば、木星と土星の接近の報道にあわせて、火星が月に寄り添うように近づくという報道を以前に読んだ。今夕の場面は、地下つきつつアルのだろうか。それとも遠ざかりつつアルのだろうか。気にかかる。


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