エアーナビ AVIC-T10 の購入レビューの2回目。
今回は取り付けについてだ。
AVIC-T10 には専用のクレイドルがあり、これを使う必要がある。
このクレイドルの背面にはスライドレールがあり、かつ底面にネジ穴(カメラネジ)が切ってある。これらを利用することで汎用の取り付けスタンドが利用できるだろう。この点は AVIC-T10 のメリットで、最初に挙げておきたい。
試しに同様にスライドレールで取り付ける EN-4500 のスタンドを AVIC-T10 に使ってみたが、特に問題はなく取り付けることができた(実際に使えることの保障はできません)。
ただ本体が0.5kgと比較的重いので、強度には気をつけておく必要があるかもしれない。
同梱されている AVIC-T10 のスタンド(AVIC-T10 のマニュアルでは取り付け金具)はミニゴリラ(NV-SB250DT)同様、ダッシュボードに直接貼り付けるタイプだ。EN-4500 は台座をスタンドに貼り付け、そこに吸盤でスタンドをつけるタイプ。個人的には EN-4500 方式の方がよい。
ただ AVIC-T10 は 0.5kg と重いので、吸盤では固定し切れないかもしれない。
AVIC-T10 と EN-4500 のスタンドを並べてみた。
スタンドは、稼動部が3箇所ある。その内の2箇所は手で回せるネジで固定でき、1箇所は六角レンチで固定する箇所だ。確かに一旦固定してしまえば動かす必要が無いのだが、個人的には全て手で回せてもよいのではないかと思うのだが。
クレイドルとスタンドの接続は、スライドレールによる。スライドレールにはめ、六角レンチで締め付けを行う。従って六角レンチがないと、クレイドルを取り外すことはできない。なおこの写真で、クレイドルの底面にカメラネジが見える。
クレイドルと AVIC-T10 本体との接続は、カチッとはめるタイプ。外すときはボタンを押す。最初は手間取ってしまったが、慣れれば簡単に着脱できそうだ。ボタンを押さないと外れないので、運転中に外れるということもないだろう。
初回のレビューの写真にもあるが、本体とクレードルの接続端子はむき出しになっている。これはちょっと気になる。後継機での改善点になるだろう。
なお、クレイドルを使用するときは、電源配線はクレイドルに対して行い、クレイドル経由で電源を取ることになる。従って AVIC-T10 を使うときにはクレイドルに載せ、車を降りるときにはクレイドルから外すだけでよい。ミニゴリラ NV-SB250DT や EN-4500 は本体に電源ケーブルを接続する必要があるため、車への取り付け・取り外しには電源ケーブルをいじる必要がある。この差は使ってみると結構大きく、AVIC-T10 の方式は簡単だ。
なお、本体に直接電源ケーブルを接続することもできるが、こちらは自宅でのACアダプタの接続を想定している。ただクレードル側も本体側もDCコネクタの径と電圧は一緒なので、例えばACアダプタをクレードルに接続することも可能だ。
車速パルスを入力しない(そもそも、まだ車速パルス入力のオプションRD-030は発売されていない)場合では、接続はこれだけでよい。ミニゴリラのようなパーキングブレーキ結線は不要だ。オプションである載換キットが発売されれば、容易に複数の車で使いまわすことができるだろう。この点は、AVIC-T10 の大きなメリットだと思う。
パーキングブレーキ結線は無いが、走行中にワンセグ視聴や複雑な操作はできない。マニュアルによるとセンサーからの速度によって制限をかけているようだ。(回避手段はありますが、試す場合は自己責任でお願いいたします)
(購入メモもアップデートしています)
走行中の操作で、パーキングブレーキ結線がないというのは知っていたんですが、
>回避手段はありますが、試す場合は自己責任でお願>いいたします)
上記の方法というのは、どちらを見るといいのでしょうか?試してみたいのですが、よろしくお願いいたします。
他にも一般のblogでも見かけました。
ただわたしが試した方法はもっと安直でカーナビとしてはお薦めできない方法でしたので、ちょっとご説明できません・・・ ご容赦ください。
ありがとうございました。