
まず、しばらく使った感想を。
感度は申し分ない。精度はなかなか厳密には確認できないが、まぁ大きな問題は無いだろう。
ちょっと困ったのは、
・電池の容量表示
・キーのhold機能と液晶の見え方
だ。
電池の容量表示についは、ケータイなどでよくあるように3段階だ。ただ1メモリ減り2つになってから、残り1つになり切れるまでの時間が短く感じた(2時間弱くらい?)。GPS-CS3Kは電源を入れた後は特に見る用事も無いのだが、気がつくと電池が切れるということがあった。
GARMINのeTrexは電池が切れる前にアラーム音を出すので、画面を見なくとも電池の切れるタイミングを知ることができる。また GPS-CS1K では LED の点灯の仕方が変わるので、比較的分かりやすい。
しかし GPS-CS3K では液晶画面を見る必要があり、分かりづらい。
次にキーのhold機能と液晶の見え方だ。基本的にhold機能があるのでこれを使うことが多い。一方 GPS-CS3K はバックライトを点灯させない場合、液晶画面はかなり見づらい。バックライトを点灯させるには何かボタンを押す必要があるのだが、キーのholdがされているとボタンを押した途端に「HOLD」表示になってしまい、バックライトが点灯しても肝心の残り電池容量や衛星の補足状況を見ることができない。
専用キャリングケースを使っていると hold 解除操作が面倒なので、ちょっと困ってしまった。
さて本題。今回は GPS-CS3K 本体での位置情報のマッチングについて。
GPS-CS3Kは本体にSDカードスロットを持ち、ここに写真データの入っているSDカードを挿入して操作することで、写真データに位置情報を付加することができる。
今回、GPS-CS3K でログを取りながら、EOS Kiss Digital X で写真を撮って歩いてみた。Kiss DX の記憶媒体は CF カードなのでそのままでは GPS-CS3K には入らない。帰宅後 SD カードに写真データを格納して、マッチングさせてみた。
なおこのようなケースでは PC 上で位置情報を付加するのが一般的だと思うが、今回は GPS-CS3K での位置情報付加を試すためにこのような手順を取った。
使用した SD カードは SanDisk ultraII 2GB だ。対象の写真は130枚。
GPS-CS3K 本体で位置情報を付加するには、メニューで「Matching」を選択する。

GPS-CS3K は、一度に位置情報を付加することのできる写真の枚数は60枚と制限されている。今回(130枚)のようにこの制限を超える場合は、「Matching」を全部に付加できるまで繰り返せばよい。このとき、既に位置情報の付加された写真は2度目の付加対象からは外れる。
SanDisk ultraII 2GB を用いた場合、60枚の位置情報付加にはおおよそ10分かかった。130枚の位置情報付加には20分強が必要だった。