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「桃太郎電鉄」 レビュー (ファミコンソフト)

2012-04-24 18:19:15 | ファミコンレビュー
国民的ボードゲーム
「桃太郎電鉄」シリーズ最初の作品


点数は55点

いつもは『良い点』『悪い点』を紹介してるが今回はまず以降シリーズとの違いを出しておく。

以降シリーズとの違い
・1年が「春夏秋冬」の4ターン
・+マス、-マス、カードマスがない。
・サイコロで進んだ後にイベントがある
・カードがない。
・目的地が個別。
・貧乏神が出ない。
・フェリーが自動移動
・目的地はマスが余っても到着
・セーブ機能がない


以降シリーズと同じ点

・複数人でプレイ可能
・日本各地の駅で物件を購入する
・総資産が一番多い人が優勝


違いの解説(というほどの事はないが)
・1年が「春夏秋冬」の4ターン
 以降シリーズは「4月~2月」までで3月は『決算』で含まないので11ターンであるが(含むシリーズもある)
 このゲームは4ターンだ。

・+マス、-マス、カードマスがない
 そのままである。

・サイコロで進んだ後にイベントがある
 上記、プラスマイナスなどはないが
 サイコロを振って進んだ後、サイコロを2個振る事になる。
 それに応じたイベントが起こるというわけだ。

・カードがない
 そのままである。進行形も便利系もない。
 ただ、淡々と自分のターンにサイコロを振り、進んでいき
 イベントがあったり、駅であれば物件を購入するというだけだ。

・目的地が個別
 以降シリーズは目的地が共通でそれに対して誰がいち早く目的地に入るかを競うゲームであるが
 今作はプレイヤー個別に目的地が設定される。函館に行く人がいたり、博多に行く人がいたり、
 誰かが目的地に着いたからといって目的地が変更になることはなく、個別の目的地を回っていくのだ。

・貧乏神が出ない。
 目的地が個別なので貧乏神も出る事もない。
 これで出てきたら揉めるよな。

・フェリーが自動移動
 以降のシリーズだと、フェリーに乗り込んだら普通にサイコロを振ってマスを進むことになるが
 本作の場合フェリーは場所についたら場所を選択しての自動移動となり3ターン(季節を3つも超える船での生活)かかる。
 「千葉」「釧路」「長崎」の3つ。(以降シリーズの日本海ルートはない)

・目的地はマスが余っても到着
 以降シリーズはピタリでなければダメだが今作は余っていても入れる。
 まぁ、「○進めるカード」とかないしな。

・セーブ機能がない
 以降のシリーズだとターンごとにセーブしたりすることが出来たが
 本作はセーブそのものが出来ないので電源を切ったら終わりである。

良い点
・桃鉄シリーズの原点
・4人で遊べる。

悪い点
・平和過ぎ


良い点の解説
・桃鉄シリーズの原点
 最初の桃鉄をプレイしてみるのも良いのでは?

・4人で遊べる。
 これだけかなぁ?

悪い点の解説
・平和すぎ
 カードがなく相手を妨害出来ないので展開が淡々としてしまう。
 貧乏神もいないしな。


カセットに「桃鉄」と略語を載せているのは斬新。桃鉄シリーズ最初だってのに。
よほどその略語を覚えさせようとしたかったのか。でも、そうすると正規の名前忘れるぜ?

昔、友達のうちでプレイして以来まるでやってなかった。
記憶も薄い。だから105円で売っていたのを見て買って、プレイしてみた。
眠くなったわ。カードがないので起伏がないんだもん。
戦術は皆無。サイコロをひたすら振るという運のみ。(サイコロのタイミングを目押しできるのなら別だが)
他プレイヤーに妨害行為もできない。
これでは経験者でも運がいい初心者にも勝てない事だってありうる。

一言で言うなら

『黙々とゲーム終了まで自分の鉄道や物件を増やしていく。そんなゲーム』

アニメなどの創作物で

「超える奴は○○や××でもねぇ。お前自身だ」

と先輩キャラが良く言うがゲームでそれをやられちゃかなわん。
昔は、良く楽しんでこのゲームやったもんだと感心した。


さて、桃鉄シリーズと言えば定番の女湯(桃太郎シリーズだな)
最初の今作でもお目にかかれる。

条件は「隠れ都市(別府)含む温泉物件を全て買い占める」

レビューついでに自力で女湯を見ようって
挑戦してみたけど30年(120ターン)やって「○進めるカード」はないので
駅に止まるのは困難。
そして、ゲーム自体も単調でありセーブ機能もないので飽きて挫折した。

ゲームプレイの一つの原動力ともなりうるスケベ根性も折れるぐらいの単調なゲームであると認識していいんじゃなかろうか。
そのようなゲームが後に長期にわたってシリーズ化したのだから
よほど優秀な人があれこれ要素を追加したりバランス調整などを勤しんだんだろうと感心させられるところである。


ネタバレはなし


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