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「スーパーチャイニーズ」 レビュー (ファミコン)

2015-01-30 21:00:46 | ファミコンレビュー
トップビューのアクションゲーム
『日本ゲーム』が開発したアーケードゲーム『チャイニーズヒーロー』の移植版
開発はカルチャーブレーン
発売はナムコ
1986年6月20日発売
「ゲームセンターCX ~有野の挑戦~」プレイソフト#137

特徴
比較的初期のファミコンでありながらトップビューで2人同時プレイ
ステージクリアは敵を全滅させる事ではなく一定数の敵を撃破したのち光った出口に入る事というのは珍しい。

ステージ上のブロックをパンチで攻撃する事でアイテムが出現する。
そのアイテムによってキャラを強化しないと敵が倒せなくなって詰むので注意。

Aボタン…パンチ
十字キーを入れながらBボタン…ムーンサルトキック
Bボタン(その場ジャンプ)→十字キー…ミラクルキック(Kマーク1つ使用)
A+Bボタン…剣を持っている場合、剣を出したり戻したりすることが出来る。



あらすじとしては
平和なチャイニーズランドを襲った妖魔軍団がチャイニーズランドの王女『ミンミン』姫と10の宝を奪い去ったのだ。
武者修行の旅を終えて帰ってきたカンフーの達人『ジャッキー』と『リー』は国の人々の深い悲しみを見て
王女救出に立ち上がったのだった。

得点は55点

良い点
・2人同時プレイ
・ステージクリアすると残機が3機未満だと3に戻る。

悪い点
・ステージクリアの方法
・敵を倒す方法

良い点の解説
・2人同時プレイ
と言うのは珍しいね。

・ステージクリアすると残機が3機未満だと3に戻る。
死にやすいゲームなので残機が戻るというのはありがたい。
それでも難しいけど…

悪い点の解説
・ステージクリアの方法
一定数敵を倒したら画面上部の扉が開きピカピカと点滅する。
その間に扉に入るとステージクリアなんだけど…
逃走しているみたいだよね。
敵も逃がすまいと動きが早まるし

・敵を倒す方法
このゲームの敵は、道具をある程度揃えなければ倒せないものがいる。
後半になればそのような敵が増え、アイテムを取り損なうと詰む事もあるので注意


やっぱりカンフー使いであるのなら敵をビシバシ倒してクリアって方が良い気がするんだけどね。
扉が開いたら即逃走って…何かねぇ…
まぁ、1人から2人では数で勝る妖魔軍団を全滅する事は出来ないという事を言いたいのかな?

「○-4」で出て来る巨大な敵「ユニゾン」

「コイツ無敵だろ!!」

って思っていた。放置していると勝手にいなくなるし…
でも、コイツは上半身に5発パンチを当てると倒せるとの事
でも、火を吐いてくるし、こっちのパンチの射程は短いし、倒しても点数しか入らない点を考えると態々危険を冒して戦うよりもスルーするのが得策と言える。

裏ワザとしては
タイトル画面で「A+スタート」でコンテニュー

これを駆使しないとクリアは難しい。


主人公が「ジャッキー」と「リー」なのは誤植ではない。
以降の「スーパーチャイニーズ」シリーズの主人公の名前は
「ジャック」と「リュウ」になる。
きっとシリーズ化するにあたって
「ジャッ○ー・チェン」や「ブ○ース・リー」の名前を使うのは憚られたのだろう。

しっかし、「カルチャーブレーン」の
「スーパーチャイニーズ」と「飛龍の拳」押しはすごかったな~。
ファミコンやスーパーファミコンなどでせっせと作っていてテレビ東京の
ゲーム紹介番組で新作を出すたびに取り上げて、番組内での観覧者の対戦ゲームとして
「スーパーチャイニーズファイター」や「SD飛龍の拳」ばかりだったのをよく覚えている。
番組ではしきりに「スーチャイ」「スーチャイ」なんて繰り返して呼んでいたけど
髭人は今までの人生でゲームの話になって「スーチャイ」なんて言葉は出たことがない。
そもそもシリーズを持っている人がほとんどいなかったしな。
1はファミコン初期って事もあってか持っている人は少しは見られたけど…
2から先は…いとこが3を持っていたな。それ以外はない。

にしても、「カルチャーブレーン」の謎の中国押しは異常。
「スーパーチャイニーズ」はそのまま名前となっているし、
飛龍の拳」の主人公、『龍飛』の出身地は何気に中国であったりするのだから…
「魁!男塾」なんかも技の起源は中国の物が多かったな(笑)
中国4000年の歴史なんて言うから奇妙な説得力があるか?

ここからがネタバレ






















救出する事になる「ミンミン姫」なんだけど
以降のシリーズにはいなくなる。
飛龍の拳II」から「ミンミン」ってキャラが出て来るが「ミンミン姫」とは別人だろう。
「スーパーチャイニーズファイター」から突如として「リンリン」というキャラが登場する。

ファミコン「スーパーチャイニーズ」の3作品
スーパーファミコン版「スーパーチャイニーズワールド」の3作品
ゲームボーイ「スーパーチャイニーズランド」の3作品
スーパーチャイニーズファイターのGB版、SFC版、GBC版の3作品
などなどリメイク作品なども含めると更に増える。

多すぎ!

そんなにシリーズを重ねている割に
お馴染みキャラなどが乏しくブレッブレなのがこの『スーパーチャイニーズ』の悲しい所
ドラクエやFFとは違い主人公2人を据えて世界観は一緒なんだから定着させる事って必要だったんじゃないのかなぁ?
『スーパーチャイニーズファイター』を上記テレビ番組で見た。
歴代シリーズのオールスター対戦って思ったんだけど…(私は1以外では3を中盤ぐらいまでプレイしていた)

「『ジャック』と『リュウ』以外、誰だよお前ら」

って状態だった…
ちょっと調べたらSFC版の1や2のキャラばかりのようだ…(SFC版の3は『スーパーチャイニーズファイター』の後の発売)

「カルチャーブレーン」は存続しており、据え置き機では出していないが3DSでゲームを出している。
「スーパーチャイニーズ」が再び出てくる日はあるのだろうか?
今、日中関係あんまりよろしくないけども。


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2 コメント

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Unknown (ねむりねこ)
2015-02-14 11:26:56
ナムコ版は面白かったですね、開発はカルチャーブレーンですけど・・・
カルチャーブレインが単体で作ったシリーズはあまり評判が
よくないですけど(--;
一応2と3持っててSFCの1と2も積んでますが・・・

カルチャーブレインさんは今女の子用のゲームばかり開発してるみたいですね
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続編 (髭人)
2015-02-15 14:09:02
ねむりねこ殿
2からアクションRPGになっていました。
そしてギャグが多め。
サクッと遊べるのが魅力だと思うんですがね。

カルチャーブレーンは最近
3DSだかで超人ウルトラベースボールを発売して
クソだなんだって言われていた気がしましたねぇ~。
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