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「キングコング2 ~怒りのメガトンパンチ~」 レビュー (ファミコン)

2013-09-27 19:00:04 | ファミコンレビュー
映画「キングコング」からの派生作品
トップビューのアクションゲーム
コナミから発売
1986年12月18日発売

本作は映画の「キングコング2」を題材としているので
「2」なのであり、ゲームで2作目という意味ではない。
(その為、ファミコンで「キングコング」というソフトは存在しない)


あらすじ
「キングコング2」の映画をベースとしている。
研究のため研究所に連れ去られた『キングコング』が研究所を抜け出し
同じくさらわれた『レディコング』を救うべく戦うというのお話。

特徴
ジャンプしてからの着地時に

「ドスン!」

とばかりに画面が揺れる。

十字キー:移動
Aボタン:ジャンプ
Bボタン:パンチor岩

スタートボタン:点数や鍵の数などの確認
セレクトボタン:岩かパンチかの切り替え

点数は55点

良い点
・軽快に動く
・構造物破壊
・着地時の揺れ


悪い点
・最大岩所有個数99個に岩を取ると0になる。
・マップ切り替えの仕様
・マップ切り替えでの即死


良い点の解説
・軽快に動く
 最初は巨大な『キングコング』というだけあってか非常に鈍足であるが、
 スピードアップアイテムを取ることにより非常に軽快に
 歩き回り(走る?)ジャンプすることが出来る。

・構造物破壊
 マップにある構造物の多くは破壊できる。
 ぶっ壊しまくるという爽快感を得られる。

・着地時の揺れ
 ジャンプして着地した時に画面が「ドスン」と言って揺れる。
 キングコングの重量感を表現できていてなかなかグッド!
 敵を踏みつぶす事も出来るし
 だから、「コナミ ワイワイワールド」の時は無音であるので軽く感じて寂しい。(敵も踏みつぶせんし…)


悪い点の解説
・最大岩所有個数99個に岩を取ると0になる
 最大で所有個数は「99個」までになるがそれ以上取ると「0個」になるのだ。
 桁を用意してないからってループさせないようには出来なかったのかねぇ?
 確認ミス?


・マップ切り替えの仕様
 このゲームは「ゼルダの伝説」と同様、画面端に触れる事で隣接したマップに移動することができる。
 それでこのゲームはマップの構造物を破壊してその中にある扉などを探し出さなければならないのに
 端から端まで破壊できる構造物を設置しているのである。
 破壊している最中にちょっとしたキーミスで画面が切り替わってしまう事は多々発生するし、
 敵から攻撃を受けてのノックバックで画面が切り替わる事もある。
 それで先程のマップに戻ると破壊した構造物は全て再生していて敵も戻っている。
 後半ステージは厄介な敵が多く、イラッとくることうけあい。


・マップ切り替えでの即死
 マップを切り替えた先が穴ということがあり、そうなったら当然、落ちて死ぬ。
 知らない人というか初見の人には防ぎようがない。
 しかも、スピードや岩の威力は初期状態に戻っているというおまけ付き。
 一部の場所では初期スピードで飛び越えられない穴もありスピードアップを取りにいかなければならない。
 自分はこれで一度、心が折れた。
 切り替わったところは全て歩けるところにしておけよ…



このゲームはマッピング推奨である。
まず、ステージクリア型ではなくボスを倒したあとも行き来が可能という多重構造型のマップ。
各ステージのワープ場所も決められており
スピードアップのアイテムなどは場所が固定1度取ると死ぬまでその場所に復活しない。
しかもそれらは大体、障害物の中に埋まっているので破壊して掘り出さなければならない。
後半のステージはビル群とか一見、似たような場所が多い。
他にも敵を倒したときに出てくるHP増加のハートは「5」と「10」である。
最大HPは「999」にもなる。これをハートだけで全回復するのはかなりの作業と言える。
敵を倒してハートを集めるより全回復してくれるコナミマンの場所を控えておいたほうがいい。
すべて記憶できるならいいが自分には無理だった。

ボス戦は岩ゲーである。
コングのパンチの射程は非常に短いので岩でガスガス当てていく。
その為、岩の最大個数増加アイテムは非常に重要となる。(HP増加アイテムも重要だけど)

ちなみに、クリアするとプレイ時間が表示される。
自分は最初にクリアした時に3時間ちょっとかかった。掛かりすぎだな(笑)
2回目は1度も死ぬことがなくマッピング効果で29分55秒。

裏技
・クリア後のメッセージ
 エンディングでコングの子供がピースサインを出す。
 この時からAボタンとBボタンをずっと押し続けると、クリア時間によってメッセージが変わる。
 24時間まで表示されるとか…
 スピードクリアより24時間かけてこのゲームをプレイしている人の方がスピードクリアよりはるかに偉いよな。

・コンテニュー
 ゲームオーバーの時に、Bボタン、Aボタン、スタートボタンの順に押す

・面セレクト
 タイトル画面で右、左、右、左、B、A、上、下、上、下、A、スタートの
 順に押すと、ⅡコンのAボタンで面セレクトができて
 ⅡコンのBボタンでポーズがかけられる。


PS)アメリカから生まれた「キングコング2」を題材としているのに本作はアメリカ未発売。
 権利面の問題だろうか?

PS2)2006年4月5日に配信された「コナミワイワイワールド」の携帯アプリ版では
 権利面の問題により「キングコング」ではなく「ペン太」に差し替えられている。


ここからネタバレ




















ラスボスが弱すぎてビビッた。
画面にコングと同サイズぐらいのメカコングが6体が3列並んでいて倒すと1機ずつ動き出す。
冷静に岩を数個当てて倒していく。
岩の軌道、敵の動きをよく見て当てて倒せる。
余裕の初見撃破!!
体力はまだ800ぐらいあり。

「よ~し!これでラスボスの登場だな!来いやぁぁぁぁ!!」

と、奥に進むとレディコングがいる。

「あれ?まさか?もう終わりとか?いやそんなことないだろう。
 そうか!コイツは偽物で襲い掛かってくるんだな!
 来いぃぃぃぃ!!偽レディコングゥゥゥ!!」

しかし、ひねりもなくエンディングを迎えた。
かなりの拍子抜けを食らった。

コナミ ワイワイワールド」のコングステージみたいな糞でかいメカコングが出て来て熱い戦いが展開されるものかとイメージしていたからなぁ…

しかし、「レディコング」の鍵を各地に隠すってそんなに大事な研究素材だったんだろうか?
そこは野暮なツッコミって奴か(笑)



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