週刊少年ジャンプ創刊20周年の記念ゲーム
アクションRPG
開発はトーセ
発売はバンダイ
1989年2月15日発売
「ゲームセンターCX ~有野の挑戦~」プレイソフト#14
お話としては・・・
夜、部屋に明かりも付けず「少年ジャンプ」を主人公が読んでいると
ジャンプの中に取り込まれてしまい
突如現れた『ギャオ』というワニみたいな奴がこう言う。
「今 ジャンプの 世界が
ピッコロ大魔王に 乗っ取られ
ようとしているんだ。
キミに 与えられた 使命は
バラバラに なっている 勇者を
集めて この世界を
救うことになる! キミなら
出来るはずだ。 キミは 誰よりも
ジャンプの事を 想っている
人だから。
冒険に 旅立つ キミに
これを 与えよう!
ドラゴンレーダー! 仲間が
死んでしまったとき シェンロンに
頼んで 生き返らせるんだ!
それには ドラゴンボールが
7つ 必要なんだ。
ドラゴンボールを 探すのに
役立つぞ!
それと ロケットパンチと
おこずかいを 渡しておこう!
きっと 役に立つはずだ
健闘を 祈る!」
主人公はジャンプワールドを『ピッコロ大魔王』の手から守ることが出来るのか?
特徴
・当時の新旧ジャンプキャラが仲間になる。
・ゲーム中、一部の場面ではミニゲームをプレイする。
スタートすると主人公の名前を付けることになる。
デフォルトは「はしもと」
※本作のプロデューサーは『橋本名人』である。
フィールド上のキャラを動かし、
そこにいるキャラに接近すると「会話」or「戦闘」になる。
一目見てただの一般人の場合だと「会話」になるだけだが
敵キャラに見えるキャラの中でも「会話」をしてくるキャラが紛れており
ソイツを倒してしまうと「心」のゲージが悪に近づいてしまう。
若干待つことで話しかけて来る(恥ずかしがり屋さんかッ!)
データ保存は、パスワード方式
大抵、町の近くにある黒い物体(モノリス)に行くとパスワードを取る事が出来る。
フィールド時
十字キー:移動
Aボタン:ドラゴンレーダーの使用
スタートボタン:ポーズ
セレクトボタン:メニューを開く
(アイテムを使ったり、仲間を呼び出したり、先頭を変えたりする事が出来る)
各地には「ドラゴンボール」があり、
メニューで「ドラゴンレーダー」を使うと
広角状態で周囲にある「ドラゴンボール」を探る事が出来る。
フィールド上でAボタンで「ドラゴンレーダー」を使うと
画面内にある「ドラゴンボール」が表示される。
集めた「ドラゴンボール」を使うと死んだ仲間を生き返らせる事が出来る。
するとボールは飛び散ってしまうので集め直しとなる。
原作では1年経たなければ再使用不可であるが、
本作ではその縛りはなく集めればすぐに使う事が出来る。
戦闘時は
十字キー:移動
Aボタン:パンチ
Bボタン:各キャラが持つ飛び道具
戦闘使用キャラは仲間を引き連れていても先頭にいる1名のみである。
善と悪のゲージがあり、善に近いほど飛び道具の発射間隔が短くなり
悪に近づくと飛び道具の発射間隔が遅くなり暫く打てない状況となる。
町で売っている「少年ジャンプ」を使用する事で「善」に近づく。
但し、一度使うだけでは少しか「善」に移動しないので
何度もジャンプを買って何度も読む必要がある。
戦闘時にはアイテムが使用できないので
体力回復は戦闘終了後早めに行った方がいい。
キャラクターには「努力」「ギャグ」「熱血」などの項目があり
十字みたいなマークがある。
敵を倒して行く事で貯まっていく。
これはハッキリ言えば後で使えるMPみたいなものであり、
通常戦闘では何の役にも立たないが後になって必要となるので
敵を倒して貯めていくのが望ましい。
世界は5つの大陸に分かれており、仲間は別の大陸で使う事は出来ない。
別の大陸に入ったら1人の状態となってしまう。
最終決戦では全員が合流する。
主人公は参戦出来ないが貯めた「努力」を他キャラクターに分ける事が出来る。
良い点
・ジャンプのキャラたちを使える。
・ミニゲームが豊富
・ラストバトルのアニメーション
悪い点
・大雑把
・筋斗雲使うと悪になる。
・同じものは1つしか持てない
良い点
・ジャンプのキャラ達が使える。
『ケンシロウ』『間抜作』
『孫悟空」『冴羽遼」『則巻アラレ』
『剣桃太郎」『ペガサス星矢』『戸川万吉』
『ジョジョ(ジョセフ・ジョースター)』『鬼哭霊気』『加納錠治』『渡勇』
『大空翼』『山下たろー』『宇野球一』『キン肉マン』
を使える。
仲間として参戦しないものの多数キャラのジャンプが登場し、お祭り的作品
・ミニゲームが豊富
似通ったゲームが多いが、いくつもミニゲームが出来る。
欲をいえば、クリア後、任意でミニゲームが出来るパスワードがあればよかったのにな。
・ラストバトルのアニメーション
ラストバトルは何故かRPG風になる。
それらが色々とファミコンながらアニメーションするので見どころの一つ。
が、そこまでたどり着くのだが大変なのだが・・・
悪い点
・大雑把
一緒くたにしたようなゲームだから整合性を求めたり
矛盾点を指摘するのは野暮というものではあるけどね。
翼くんがパンチで攻撃するとかね。
飛び道具は「サッカーボール」だし…
しかもボールを当てて敵を倒すなんて
『大空 翼』というよりは『日向 小次郎』だわな…
これは好みが分かれる所だろう。
・筋斗雲使うと悪になる。
筋斗雲は、鉱山以外の陸や海などを高速に移動できる乗り物である。
町を行き来するドラクエで言う
『ルーラ』に該当する乗り物やアイテムなどがないのに何故このような仕様なのか?
しかもこのゲームは砂漠や山などの移動は脚が遅くなるという仕様なのに
気持ちよく空を飛ばせろ!
「楽すんな」って事なのかもしれんが、筋斗雲に乗らなければゲームの進行は不可能。
何でやねん。
それに、フィールドの隅々まで探索するのがRPGの楽しみの1つだろう。
それ自体にペナルティを課すとかこのゲームを好きになってもらいたいのだろうか?
そもそもいい奴でなければ筋斗雲に乗れないというのが原作設定だけどね。
乗っていたら悪にはるってのは違うだろう。
・同じものは1つしか持てない
『筋斗雲』に乗った結果、
心が悪に近づいて飛び道具が出すのが遅くなるので
ジャンプを読まないといけないこのゲーム。
でも、同じアイテムは1つしか所持できない。
ジャンプは1回読むと消える。
と言う事はお店でジャンプを買って外で読んで消費して
また買いに行って外で読むという
面倒な行為を繰り返さないといけない。
鳥山作品優遇ゲームと言ってもいい。
大抵の各作品の扱いは
「味方キャラ」「敵キャラ」「ミニゲーム」「進行に必要なアイテム」
ぐらいであるが
ゲームの根幹が鳥山作品に集中している。
まぁ、20周年のマスコットキャラ『ギャオくん』をデザインしたのが
鳥山明氏らしいからなのかな?
ちなみに続編である「ファミコンジャンプII」も鳥山作品贔屓である。(苦笑)
100万本を出荷したらしいが、
発売後、次の週にはワゴン行きという悲しい話。
出せばほぼ100万越え確実のファミコン初期ならともかく
1989年じゃファミコン中期の終わりごろだもんなぁ…
とはいってもジャンプ創刊20周年記念でのゲームだからこそ
宣伝に力を入れた事を加味しての出荷数ともいえる。
とはいってもゲーム自体は雑。見どころのアニメーションはラストバトルだし…
それまでに心が折れた人たちは多いだろう。
まぁ…少年ジャンプに連載しただけのくくりで
1つのゲームにシリアス、ギャグ、バトルなどの漫画を入れろと言われれば製作側の苦労はわかる。
闇鍋的なゲームと認識した方がいいのだろう。
久しぶりのここからネタバレ
↓
↓
↓
↓
↓
↓
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↓
↓
↓
「きまくれオレンジロード」の『鮎川まどか』だったか?
ゲームで何度か出てきて最終的に
「一緒に暮らさない?」
とか言い出すのだが、
エンディングを迎えた時なんの絡みもない。
一体、なんのために出てきたキャラなのだろうか?
(まぁ、「少年ジャンプ」登場しただけのキャラなんだろうが…)
というか『鮎川まどか』はただのヒロインであり
主人公『春日恭介』って言うんだけど…
まぁ、『鮎川まどか』に比べたら知名度皆無なのは悲しいが事実だよな。
(髭人も今さっき調べたよ)
上記で鳥山作品優遇と言ったがどの辺りが優遇化というと…
「Dr.スランプ アラレちゃん」「ホンモノマシーン」:おもちゃを本物にする
(使用時にアニメ付き)
「Dr.スランプ アラレちゃん」「オトギマシーン」:本の中に入る
(使用時にアニメ付き)
「Dr.スランプ アラレちゃん」「タイム君」:過去現代を行き来する
(使用時にアニメ付き)
「Dr.スランプ アラレちゃん」『則巻千兵衛』:ゲームにキャラとして登場しているのに、
コンビニやレストランでも店員として登場
(原作中でもアラレちゃんに主役を奪われつつあった結果、
「意地でも出演する」つってガソリンスタンド店員になっていたからな)
「ドラゴンボール」「ドラゴンボール」:死んだ仲間を生き返らせる
(使用時にアニメ付き)
「ドラゴンボール」「カリン塔」:悟空の強化イベントがある。
「ドラゴンボール』「如意棒」:イベント時必要なアイテム
「ドラゴンボール』「筋斗雲」:空を飛ぶときに使用
」「ドラゴンボール』「ゼニー」:通貨単位
(ドラゴンボールでの劇中でも同じ単位)
「ドラゴンボール」『ピッコロ大魔王』ボスとして登場、
そしてラスボスは『マジュニア(ピッコロ)』
これだけ集中している。別作品で比較するなら
「北斗の拳」
登場するものキャラのみである。
『ヒョウ』『カイオウ』『リン』『ラオウ』(アイテムなどはない)
ドラゴンボールでキャラも含めると
『桃白々』『カリン様』『レッドリボン軍』などまだまだある。
ちなみに『ケンシロウ』をパワーアップする「スーパーコントローラ2」とは一体何?
劇中でケンシロウがそんなものを使うと強くなっていたっけ?
ゲームのパッケージで一番手前に描かれているのとオープニングで
各キャラがパッパッと現れる中で最後に出てくるという点が優遇的処置かねぇ?
第3エリアの聖闘士星矢の「城戸沙織」を救出したときに
「港町で亀仙人との連絡が取れるようにしておきました」
という台詞があって、『亀仙人』という言葉が聞けるとは・・・
そんな風に色々とツッコミどころがあって良い。
ラストバトル。
原作通りのライバル対決しても特別な台詞や熱い演出はほとんどないが
「ロックマン」のように敵ボスには作品を跨いだ形で弱点が存在する。
その為、原作再現よりも相性がいいキャラや攻撃を出すべきだ。
『エシディシ』は太陽に弱いという事で「悟空」の「太陽拳」で一撃で葬れる。
『アカカブト」』は熊ということで『アラレちゃん』の「遊ぶ」で一撃で葬れる。
この話、よく覚えていたなって思うわ。
どんだけ製作者は好きなんだよ。鳥山作品。
こちらが繰り出した技を跳ね返すことがある「キャプテン翼」の『ヘルナンデス』君。
『ケンシロウ』の最大の技「無想転生」
『ケンシロウ』の『無想転生』を『黄金の右腕』で反射して
100以上の『ケンシロウ』ダメージ。
初見で爆笑したわ。あまりの反射ダメージの大きさに。
ラストバトルでは敵が対戦を受けてくれない場合がある。
『ラオウ』対戦時に
「死兆星を見たことがあるのか?」
という台詞を言う。
これで「ない」と答えるキャラだと戦闘を行ってくれない。
だが、その中で
『山下たろー』『間抜作』が
「ある!!」
ってのは面白いわな。
こいつら1年以内に死ぬんか?
しかも『抜作』に至っては
「ラオウは必死で笑いをこらえている」
ってメッセージが出て攻撃を無力化出来る。
いいのかよ。
世紀末覇者…
それにしても
『ジョジョ』は
「波紋が練れない」
などと出て必殺技をかなりの確率で不発するので使いづらい。
だからと言ってめっちゃ強いという優遇措置もないし
『ジョジョ』が弱点となる敵もいない。
そして
『アカカブト』に唯一無視されるという不遇キャラ。
「ハッピ~うれぴ~よろぴくね~」
なんて言って『サンタナ』から無視されていたがここで原作再現しなくても…(涙)
「シティーハンター」の『冴羽遼』が終始ギャグキャラとして描かれているのはいかがなものか。
原作読んだことはないけどアニメは見ていた。全然違うだろうに。
経験ゲージが「ギャグ」というのもそうだし、ラストバトル時の台詞
戦闘開始時「よーしっ! りょうちゃんが いっぱつきめてやろうかーっ!」
戦闘勝利時「りょうちゃんの しょうり!」
戦闘敗北時「おれ こーいうやつ すきくない! やだ!!かかわりたくない!!」
……。
ラストバトルのラストは
「マジュニア」である。
劇中再現をしようとすると
「悟空」の場合だと、容姿が子供状態のまま
急成長するなんて事もなく普通の戦闘をする事となるので違和感が凄い。
特にイベントもないし…
で…弱点となると
「ゴッドサイダー」の「れいき」って奴が溜めてから
攻撃すると「マジュニア」を一撃で葬れる。
「魔」は「神」に弱いという劇中にないゲーム上の設定があるのだ。
ここまで鳥山作品を優遇しておきながら
最後の最後に見せ場がある「ゴッドサイダー」ってのは
まさに文字通りの神作品だったのかな?
と言っても、髭人は読む気などないけど…
しかし、『マジュニア』葬っているって事は…
ゲーム中で死んだ仲間を生き返らせるのに
多大にお世話になった「ドラゴンボール」も消滅か…(悲)
まぁ、お祭り的作品だし
ジャンプファンであるのなら
「それは違うだろ!(笑)」
「何だよその展開!(笑)」
「設定無視すんなや!(笑)」
と、ツッコミながら笑ってプレイするのが本作の楽しみ方と言えるだろう。
アクションRPG
開発はトーセ
発売はバンダイ
1989年2月15日発売
「ゲームセンターCX ~有野の挑戦~」プレイソフト#14
お話としては・・・
夜、部屋に明かりも付けず「少年ジャンプ」を主人公が読んでいると
ジャンプの中に取り込まれてしまい
突如現れた『ギャオ』というワニみたいな奴がこう言う。
「今 ジャンプの 世界が
ピッコロ大魔王に 乗っ取られ
ようとしているんだ。
キミに 与えられた 使命は
バラバラに なっている 勇者を
集めて この世界を
救うことになる! キミなら
出来るはずだ。 キミは 誰よりも
ジャンプの事を 想っている
人だから。
冒険に 旅立つ キミに
これを 与えよう!
ドラゴンレーダー! 仲間が
死んでしまったとき シェンロンに
頼んで 生き返らせるんだ!
それには ドラゴンボールが
7つ 必要なんだ。
ドラゴンボールを 探すのに
役立つぞ!
それと ロケットパンチと
おこずかいを 渡しておこう!
きっと 役に立つはずだ
健闘を 祈る!」
主人公はジャンプワールドを『ピッコロ大魔王』の手から守ることが出来るのか?
特徴
・当時の新旧ジャンプキャラが仲間になる。
・ゲーム中、一部の場面ではミニゲームをプレイする。
スタートすると主人公の名前を付けることになる。
デフォルトは「はしもと」
※本作のプロデューサーは『橋本名人』である。
フィールド上のキャラを動かし、
そこにいるキャラに接近すると「会話」or「戦闘」になる。
一目見てただの一般人の場合だと「会話」になるだけだが
敵キャラに見えるキャラの中でも「会話」をしてくるキャラが紛れており
ソイツを倒してしまうと「心」のゲージが悪に近づいてしまう。
若干待つことで話しかけて来る(恥ずかしがり屋さんかッ!)
データ保存は、パスワード方式
大抵、町の近くにある黒い物体(モノリス)に行くとパスワードを取る事が出来る。
フィールド時
十字キー:移動
Aボタン:ドラゴンレーダーの使用
スタートボタン:ポーズ
セレクトボタン:メニューを開く
(アイテムを使ったり、仲間を呼び出したり、先頭を変えたりする事が出来る)
各地には「ドラゴンボール」があり、
メニューで「ドラゴンレーダー」を使うと
広角状態で周囲にある「ドラゴンボール」を探る事が出来る。
フィールド上でAボタンで「ドラゴンレーダー」を使うと
画面内にある「ドラゴンボール」が表示される。
集めた「ドラゴンボール」を使うと死んだ仲間を生き返らせる事が出来る。
するとボールは飛び散ってしまうので集め直しとなる。
原作では1年経たなければ再使用不可であるが、
本作ではその縛りはなく集めればすぐに使う事が出来る。
戦闘時は
十字キー:移動
Aボタン:パンチ
Bボタン:各キャラが持つ飛び道具
戦闘使用キャラは仲間を引き連れていても先頭にいる1名のみである。
善と悪のゲージがあり、善に近いほど飛び道具の発射間隔が短くなり
悪に近づくと飛び道具の発射間隔が遅くなり暫く打てない状況となる。
町で売っている「少年ジャンプ」を使用する事で「善」に近づく。
但し、一度使うだけでは少しか「善」に移動しないので
何度もジャンプを買って何度も読む必要がある。
戦闘時にはアイテムが使用できないので
体力回復は戦闘終了後早めに行った方がいい。
キャラクターには「努力」「ギャグ」「熱血」などの項目があり
十字みたいなマークがある。
敵を倒して行く事で貯まっていく。
これはハッキリ言えば後で使えるMPみたいなものであり、
通常戦闘では何の役にも立たないが後になって必要となるので
敵を倒して貯めていくのが望ましい。
世界は5つの大陸に分かれており、仲間は別の大陸で使う事は出来ない。
別の大陸に入ったら1人の状態となってしまう。
最終決戦では全員が合流する。
主人公は参戦出来ないが貯めた「努力」を他キャラクターに分ける事が出来る。
良い点
・ジャンプのキャラたちを使える。
・ミニゲームが豊富
・ラストバトルのアニメーション
悪い点
・大雑把
・筋斗雲使うと悪になる。
・同じものは1つしか持てない
良い点
・ジャンプのキャラ達が使える。
『ケンシロウ』『間抜作』
『孫悟空」『冴羽遼」『則巻アラレ』
『剣桃太郎」『ペガサス星矢』『戸川万吉』
『ジョジョ(ジョセフ・ジョースター)』『鬼哭霊気』『加納錠治』『渡勇』
『大空翼』『山下たろー』『宇野球一』『キン肉マン』
を使える。
仲間として参戦しないものの多数キャラのジャンプが登場し、お祭り的作品
・ミニゲームが豊富
似通ったゲームが多いが、いくつもミニゲームが出来る。
欲をいえば、クリア後、任意でミニゲームが出来るパスワードがあればよかったのにな。
・ラストバトルのアニメーション
ラストバトルは何故かRPG風になる。
それらが色々とファミコンながらアニメーションするので見どころの一つ。
が、そこまでたどり着くのだが大変なのだが・・・
悪い点
・大雑把
一緒くたにしたようなゲームだから整合性を求めたり
矛盾点を指摘するのは野暮というものではあるけどね。
翼くんがパンチで攻撃するとかね。
飛び道具は「サッカーボール」だし…
しかもボールを当てて敵を倒すなんて
『大空 翼』というよりは『日向 小次郎』だわな…
これは好みが分かれる所だろう。
・筋斗雲使うと悪になる。
筋斗雲は、鉱山以外の陸や海などを高速に移動できる乗り物である。
町を行き来するドラクエで言う
『ルーラ』に該当する乗り物やアイテムなどがないのに何故このような仕様なのか?
しかもこのゲームは砂漠や山などの移動は脚が遅くなるという仕様なのに
気持ちよく空を飛ばせろ!
「楽すんな」って事なのかもしれんが、筋斗雲に乗らなければゲームの進行は不可能。
何でやねん。
それに、フィールドの隅々まで探索するのがRPGの楽しみの1つだろう。
それ自体にペナルティを課すとかこのゲームを好きになってもらいたいのだろうか?
そもそもいい奴でなければ筋斗雲に乗れないというのが原作設定だけどね。
乗っていたら悪にはるってのは違うだろう。
・同じものは1つしか持てない
『筋斗雲』に乗った結果、
心が悪に近づいて飛び道具が出すのが遅くなるので
ジャンプを読まないといけないこのゲーム。
でも、同じアイテムは1つしか所持できない。
ジャンプは1回読むと消える。
と言う事はお店でジャンプを買って外で読んで消費して
また買いに行って外で読むという
面倒な行為を繰り返さないといけない。
鳥山作品優遇ゲームと言ってもいい。
大抵の各作品の扱いは
「味方キャラ」「敵キャラ」「ミニゲーム」「進行に必要なアイテム」
ぐらいであるが
ゲームの根幹が鳥山作品に集中している。
まぁ、20周年のマスコットキャラ『ギャオくん』をデザインしたのが
鳥山明氏らしいからなのかな?
ちなみに続編である「ファミコンジャンプII」も鳥山作品贔屓である。(苦笑)
100万本を出荷したらしいが、
発売後、次の週にはワゴン行きという悲しい話。
出せばほぼ100万越え確実のファミコン初期ならともかく
1989年じゃファミコン中期の終わりごろだもんなぁ…
とはいってもジャンプ創刊20周年記念でのゲームだからこそ
宣伝に力を入れた事を加味しての出荷数ともいえる。
とはいってもゲーム自体は雑。見どころのアニメーションはラストバトルだし…
それまでに心が折れた人たちは多いだろう。
まぁ…少年ジャンプに連載しただけのくくりで
1つのゲームにシリアス、ギャグ、バトルなどの漫画を入れろと言われれば製作側の苦労はわかる。
闇鍋的なゲームと認識した方がいいのだろう。
久しぶりのここからネタバレ
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「きまくれオレンジロード」の『鮎川まどか』だったか?
ゲームで何度か出てきて最終的に
「一緒に暮らさない?」
とか言い出すのだが、
エンディングを迎えた時なんの絡みもない。
一体、なんのために出てきたキャラなのだろうか?
(まぁ、「少年ジャンプ」登場しただけのキャラなんだろうが…)
というか『鮎川まどか』はただのヒロインであり
主人公『春日恭介』って言うんだけど…
まぁ、『鮎川まどか』に比べたら知名度皆無なのは悲しいが事実だよな。
(髭人も今さっき調べたよ)
上記で鳥山作品優遇と言ったがどの辺りが優遇化というと…
「Dr.スランプ アラレちゃん」「ホンモノマシーン」:おもちゃを本物にする
(使用時にアニメ付き)
「Dr.スランプ アラレちゃん」「オトギマシーン」:本の中に入る
(使用時にアニメ付き)
「Dr.スランプ アラレちゃん」「タイム君」:過去現代を行き来する
(使用時にアニメ付き)
「Dr.スランプ アラレちゃん」『則巻千兵衛』:ゲームにキャラとして登場しているのに、
コンビニやレストランでも店員として登場
(原作中でもアラレちゃんに主役を奪われつつあった結果、
「意地でも出演する」つってガソリンスタンド店員になっていたからな)
「ドラゴンボール」「ドラゴンボール」:死んだ仲間を生き返らせる
(使用時にアニメ付き)
「ドラゴンボール」「カリン塔」:悟空の強化イベントがある。
「ドラゴンボール』「如意棒」:イベント時必要なアイテム
「ドラゴンボール』「筋斗雲」:空を飛ぶときに使用
」「ドラゴンボール』「ゼニー」:通貨単位
(ドラゴンボールでの劇中でも同じ単位)
「ドラゴンボール」『ピッコロ大魔王』ボスとして登場、
そしてラスボスは『マジュニア(ピッコロ)』
これだけ集中している。別作品で比較するなら
「北斗の拳」
登場するものキャラのみである。
『ヒョウ』『カイオウ』『リン』『ラオウ』(アイテムなどはない)
ドラゴンボールでキャラも含めると
『桃白々』『カリン様』『レッドリボン軍』などまだまだある。
ちなみに『ケンシロウ』をパワーアップする「スーパーコントローラ2」とは一体何?
劇中でケンシロウがそんなものを使うと強くなっていたっけ?
ゲームのパッケージで一番手前に描かれているのとオープニングで
各キャラがパッパッと現れる中で最後に出てくるという点が優遇的処置かねぇ?
第3エリアの聖闘士星矢の「城戸沙織」を救出したときに
「港町で亀仙人との連絡が取れるようにしておきました」
という台詞があって、『亀仙人』という言葉が聞けるとは・・・
そんな風に色々とツッコミどころがあって良い。
ラストバトル。
原作通りのライバル対決しても特別な台詞や熱い演出はほとんどないが
「ロックマン」のように敵ボスには作品を跨いだ形で弱点が存在する。
その為、原作再現よりも相性がいいキャラや攻撃を出すべきだ。
『エシディシ』は太陽に弱いという事で「悟空」の「太陽拳」で一撃で葬れる。
『アカカブト」』は熊ということで『アラレちゃん』の「遊ぶ」で一撃で葬れる。
この話、よく覚えていたなって思うわ。
どんだけ製作者は好きなんだよ。鳥山作品。
こちらが繰り出した技を跳ね返すことがある「キャプテン翼」の『ヘルナンデス』君。
『ケンシロウ』の最大の技「無想転生」
『ケンシロウ』の『無想転生』を『黄金の右腕』で反射して
100以上の『ケンシロウ』ダメージ。
初見で爆笑したわ。あまりの反射ダメージの大きさに。
ラストバトルでは敵が対戦を受けてくれない場合がある。
『ラオウ』対戦時に
「死兆星を見たことがあるのか?」
という台詞を言う。
これで「ない」と答えるキャラだと戦闘を行ってくれない。
だが、その中で
『山下たろー』『間抜作』が
「ある!!」
ってのは面白いわな。
こいつら1年以内に死ぬんか?
しかも『抜作』に至っては
「ラオウは必死で笑いをこらえている」
ってメッセージが出て攻撃を無力化出来る。
いいのかよ。
世紀末覇者…
それにしても
『ジョジョ』は
「波紋が練れない」
などと出て必殺技をかなりの確率で不発するので使いづらい。
だからと言ってめっちゃ強いという優遇措置もないし
『ジョジョ』が弱点となる敵もいない。
そして
『アカカブト』に唯一無視されるという不遇キャラ。
「ハッピ~うれぴ~よろぴくね~」
なんて言って『サンタナ』から無視されていたがここで原作再現しなくても…(涙)
「シティーハンター」の『冴羽遼』が終始ギャグキャラとして描かれているのはいかがなものか。
原作読んだことはないけどアニメは見ていた。全然違うだろうに。
経験ゲージが「ギャグ」というのもそうだし、ラストバトル時の台詞
戦闘開始時「よーしっ! りょうちゃんが いっぱつきめてやろうかーっ!」
戦闘勝利時「りょうちゃんの しょうり!」
戦闘敗北時「おれ こーいうやつ すきくない! やだ!!かかわりたくない!!」
……。
ラストバトルのラストは
「マジュニア」である。
劇中再現をしようとすると
「悟空」の場合だと、容姿が子供状態のまま
急成長するなんて事もなく普通の戦闘をする事となるので違和感が凄い。
特にイベントもないし…
で…弱点となると
「ゴッドサイダー」の「れいき」って奴が溜めてから
攻撃すると「マジュニア」を一撃で葬れる。
「魔」は「神」に弱いという劇中にないゲーム上の設定があるのだ。
ここまで鳥山作品を優遇しておきながら
最後の最後に見せ場がある「ゴッドサイダー」ってのは
まさに文字通りの神作品だったのかな?
と言っても、髭人は読む気などないけど…
しかし、『マジュニア』葬っているって事は…
ゲーム中で死んだ仲間を生き返らせるのに
多大にお世話になった「ドラゴンボール」も消滅か…(悲)
まぁ、お祭り的作品だし
ジャンプファンであるのなら
「それは違うだろ!(笑)」
「何だよその展開!(笑)」
「設定無視すんなや!(笑)」
と、ツッコミながら笑ってプレイするのが本作の楽しみ方と言えるだろう。
スーパーコントローラIIは当時バンダイが販売してた連射コントローラーの事です。なので単なる販促でしょうw
ゴッドサイダーはお世辞にも神作品ではなかったですね。当時のジャンプ連載陣の中でも異色の存在で
画力は高いんですがとにかくグロ描写が多いんですよ。あれは少年誌では読者の支持は得られなかったんじゃないかなあ
現にこの作者がジャンプでまともに連載できたのはこのゴッドサイダーだけであとは全て打ち切りですから
ゴッドサイダーは魔王サタンを倒す存在なのでマジュニア=魔王という解釈でこのような扱いになったのでしょう
なのでファミコンジャンプでのこの扱いは優遇ではなく単にゴッドサイダーの世界観に合わせた故の処置だと思います
…あるいは他に出すに相応しいポイントが見つからずに「そうだ、ここなら設定通りだ!」となっただけなのかもしれませんがw
コメントさんきゅーです。
「ゴッドサイダー」
後者でしょうね。
取り敢えず別作品同士の絡みを考えた結果、魔族であるマジュニアに効果があるって感じで
スーパーコントローラⅡはバンダイの連射コントローラ。
そうだったんですか…
でも、このゲーム連射機不要ですけどね。
いくら関連性を持たせようとしてもケンシロウがパワーアップとはお粗末にも程がある。
「北斗の拳」のゲームで連射機を使う事で有利にプレイ出来ればまだわかるものの…
だが、同名ゲームは「東映動画」だもんな。それに連射機はいらないゲームだった…
なRPGだらけだった当時を考えると、攻めた路線で僕は好きでした。
と言うより版権上そうせざるを得ない大人の事情が正解だったのかも知れませんねw
RPGとミニゲーの融合や時代を先取りしたかのようなシンボルエンカウントは、個人的にギャグと緊張感とストレスのバランスが絶妙に取れてて、今でも時々プレイしたくなります。
唯一無二のカオスゲーです。
2に於いては髭人さんと全く同意見です。