お寺さんぽ Ver.03

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重文ピョンちゃん天立像 (全国・薬局店頭)

2006年04月11日 | 仏像
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は全国の薬局店頭で…あまり見かけなくなった、
重文「ピョンちゃん天立像」です。

以前「サトちゃん菩薩立像」なんてパロディー
というかおふざけをして遊んでみましたが、これが
意外に好評だった(本当)ので柳の下のどじょうを
もう一匹探してみました。(←もういないと思うよ)


ちなみにサトちゃんはよく見かけてなんだか修行中っぽいので菩薩。
(※あちこち外で雨ざらしですし…)
このエスエス製薬ピョンちゃんはなかなかいないレアキャラですし、
雰囲気的には海外っぽいので外部の神様を取り込んだ天部が近い
かな~ということで、語呂悪いですが「ピョンちゃん天立像」としてみ
ました。
…と、先にネタばらしたら面白味薄れるんですが、どうぞ。
実は結構文考えるのしんどいんですね、このネタは。

ピョンちゃん天(梵名:エスエスピョンチャンインゲルハイム)はエスエス
製薬の広告神にして兎絵図の変化体。
以前紹介の「サトちゃん菩薩」より歴史は古く、日本神話に登場する
因幡の白兎と融合し、広告神として世に広められた。
ちなみに姿が赤色(※写真)なのはその故事に由来している可能性が
高いと思われたが、時代によりまったく別色のパターンも多数存在する
ことが判明したため、色についての詳細は結局不明のままである。

さて、兎の絵図を用いたのは昭和二十七年。ただ、当時は無名のまま
であり、名前がつくまでになんと十一年の歳月を要することとなる。
「庶民生活に身近な製薬企業として飛躍する」
という思惑をのせて定着。一時期の流行か、薬局店頭に様々な像が置
かれ続ける中でこのピョンちゃん、正式名称「ピョンちゃん天立像」もサト
ちゃん像に遅れること昭和三十八年に店頭へ登場。

象・蛙など他企業製作の立像よりちょっとした憎らしさと可愛さとを含ん
だ容貌のピョンちゃん天は庶民の信仰を大いに集めることとなった。

この基本体である「ピョンちゃん天」の流行から様々な変化体を生み出し、
小型の像から幼児のぬりえ絵図など、多方面に広まっていった。
(※後述するが、種類があるもののその絶対数は多くなかったようである)

また、年代によりその造形は大きく様変わりし、現在では桃色で絵柄も
西洋漫画のような形態であり、調査でHPを訪れたひでるさんを大いに
驚かせている。
(※余談であるが、写真のピョンちゃん天は六代目、黄色のものは七代目
である。当初の原型は白色で赤いチャンチャンコを着た、兎そのものとい
う風情であった)

像は一面二臂で色は赤、白、黄、桃など多く、切り株を踏まえる。耳は
基本ぴんと上に伸びるが、可愛く折れていたりする画なども存在する。
おそらく、薬局像としてはこの六代目である赤色のタイプだけが製作され
たようである。(←こちらは未確認情報です。情報求む)

ちなみにピョンちゃん天はどれも基本的にレア度が高く、所持しておられる
方はマニアが高値で買ってくれる可能性が高いので、覚えておくように。

なお、上記の文面は一部冗談が含まれておりますが、だいたい本当です。


参考:
 エスエス製薬: エスエス製薬株式会社 公式HP
 
※エスエス製薬さま、無許可でリンクさせて頂きました。
 問題ある場合は即撤去しますんで御連絡下さい。
 いいですよね、ハイチオールCとか。(←フォロー)

[住所] 全国薬局店頭 …にあるかな?


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