朝もやの中、「つるい村民の森」キャンプ場。5:30起床です。これから日が昇ると、急激に暑くなるのです。朝のコーヒーを飲み、買い置きのパンとサッポロ塩ラーメンで朝食を済ませ、朝露でビショ濡れのテントをたたみ、7:30出発。道道53で釧路湿原を左側に眺めながら、釧路方面へ。
R38で白糠方面に向かいます。朝の海岸線は霧が多く、ひんやりとした空気の中を走ります。程なく道道1038、昆布刈石海岸へ。
高台のダートは実にフラット、オンロードバイクでも問題無く走れますな。霧が晴れれは素晴らしい絶景ロードのはずなのですが。残念ながら今日は何も見えませぬ。
R336、大樹町方面へ。この辺りはクルマも少なく、延々とハイスピードワインディングが続きます。時々ツルの姿を見られるのでした。
午前中の休憩は、大樹町の「半田ファーム」。オリジナルチーズが評判のようですな。このオープンサンドが¥400也。ボリュームがあって非常に美味しいのです。牛乳¥200も濃厚な味でとってもオススメでした。
R336黄金道路。いよいよ、えりも岬を目指します。黄金を敷き詰めるようにカネの掛かった難工事だったので黄金道路、だそうな。道路工事業者さん垂涎ですな。「オレもこんな道工事してえ~!!」なんて。4年前に通った際は片側通行が多い道でしたが、今回は実にスムーズ。海岸線を眺めながら走りを楽しめるルートです。
えりも岬の少し手前、百人浜。草原と海が続く絶景ロードです。ライダーさん達はみな足を止めて、景色に見とれる場所ですな。
百人浜の先は突然始まる強風地帯。斜めに傾くバイクはえりも岬に到着です。強風、そして猛烈な霧。残念ながら断崖絶壁から太平洋は見えないのでした。
岬の食堂でつぶラーメン¥800也を賞味。味はまずまず、どのお店も大変な混雑でした。
この先は、しばらくの間視界ゼロに近い猛烈な霧。気をつけて走らねばなりませぬ。真夏といえども、北海道の海岸線はこういう日が多いのですね。
R336、そしてR236で静内方面へ。途中で国道を逸れて農道を使うと、非常に快適な道がたくさんあるのでした。どこを見てもウマさんの牧場ばかり!
そして本日最後のクライマックス、サラブレッド銀座です。
夕方16:00、むかわ町に到着。「むかわ四季の館」で温泉入浴です。ここはフェリー乗船前ライダーさんの溜まり場になってますな。
さっぱりして、苫小牧東港フェリー乗り場に到着です。
帰りの秋田行き新日本海フェリー内では、屋外のビアガーデンを営業しているのでした。夕食は海風に当たりながら、ビアガーデンのジンギスカンセット¥1000也。風情があって、良いものです。
全行程1800kmのツーリングでした。毎年、夏の北海道はどんどん暑くなっていってる気がします。今回の酷暑には本当に参りました。夏の北海道は防寒対策を怠らないこと、これが常識でしたが・・・これからは暑さ対策も同じくらい重要ですな。メッシュジャケット必携、来年までに必ず準備せねばなりません。
何回行っても、毎回いろんな表情を見せてくれます北海道の旅。なまら素敵なルートでした。来年もまた無事に走らせて下さいますように。