つれづれ

kagayanの近況・他オートバイライフのつれづれ。

MotoGP inツインリンク茂木 2日目・・・つれづれ

2006-09-26 18:36:24 | オートバイツーリング
朝6時起床、ホテルを7時半チェックアウト。ツインリンクまでの国道、県道はすでに激しく渋滞。60分後、サーキットに到着。すでにオーバルコース上には多数ヒトが集まってます。それにしても、集まるヒトビトの年齢層、結構高いです。10代と思しきヒトってあまり見かけないような。そして、全体的にマナーが非常に良い。ゴミをポイ捨てしたり、タバコを投げ捨てするヒトが殆どいない。



午前中のフリー走行は、オーバルコースから最終コーナーを間近にチェック。



フリー走行後は、午後のMotoGP決勝まで大分時間があるのでイベントブースを見学。スズキブースでのGSV-R撮影会。おお!本物のワークスマシンに跨っていいんですか?!乗ってみると、思ったよりポジションきつくないです。クラッチも軽い!BMW K1200Sよりも軽いです(笑)。ツーリングにも使えそうですな。



そして再びホンダコレクションホールへ。入り口でアシモくんが「こんにちは~」とか言ってる。実にリアルな動き、気持ち悪いくらいですな。1F~3Fまで、くまなくホンダの歴代レーサー、市販車、2輪4輪を見学。

1987年、ルマン24時間耐久レーサー、NR750。楕円ピストンエンジンとか、ありましたねえ~。520万で市販されたNRも、もちろん超コンクールコンディションで展示されてありました。



1967年、ホンダF1・RA300。この当時のFIって、エンジンやマフラーが剥き出しなのがカッコイイですな。



ホビオ、ライフ、ステップバンなど、ワタクシが幼稚園児の頃街を走っていたホンダKカーたち。昔の軽自動車って、今見ると物凄くオシャレに見える。T360の内装とか、今ドキの軽トラなぞ足元にも及ばぬオシャレさであるぞよ。



レストア室も公開中。この美しいガレージで、歴代のマシンは動態保存されているのですな。



こうして改めてホンダのマシンを見ると、その技術力の高さに驚きと尊敬の思いを感じずにいられません。よく考えれば、F1とMotoGPの両方に参戦している世界唯一の自動車メーカーですな。にも関わらず、ナゼ現在はママさん&ヤンキー向けのミニバン専業メーカーになってしまったのであろうか。宗一郎氏も、草葉の陰で涙しているのではなかろうか?もう少し、ピリッとくるクルマ作りをして頂きたいですな。

さて、そろそろ250ccクラス決勝開始。ドゥカティブースはもう赤一色、まっかっかに染まっています。



250ccクラスはまさに乱戦。終始激しいバトルの末、KTMの青山選手が辛くも優勝。表彰台で、見事な男泣き。カッコいいぞ!



ドゥカティブースでは全員に真っ赤なドゥカティコルセのTシャツ、フラッグ、タオル、そして人文字(笑)用の赤い紙が配られる。決勝前に、人文字マスゲームの練習(笑)盛り上がってきます。



そして本番、MotoGPクラス決勝開始。ホールショットは我らがカピロッシ選手。そのまま見事にトップを守ったまま、2位のロッシ選手に4秒近い差を広げて優勝!!イタリア人の観客も大興奮。レースそのものはわりと見所がない、というかバトルがあまりありませんでしたネ。BS&ドゥカティのタッグが茂木では強すぎます。それはそうと、トップレーサーたちの神懸かりの走りを見れたのはスバらしい体験でした。



表彰式後は、そそくさと帰る準備。本当は見たいイベントがまだまだあるのですが、なんつっても今日中に秋田県まで帰らねばならぬのだよ!そして早速始まる物凄い渋滞!サーキットを出たのは16:00ですな。



渋滞の中宇都宮ICまで90分掛かり、夜の東北道をR1200GSで秋田までひたすら走る。自宅に着いたのは結局夜11:00(笑)。さすがに疲れましたネ~。

それにしても、スバらしい2日間でした。結局台風も来ず、快晴のレースになりました。サーキットのにおいというか雰囲気というか、改めて、実にいいですな。来年も、是非とも行かねばならん、と決心を固めたのでありました。

MotoGP inツインリンク茂木 1日目・・・つれづれ

2006-09-25 20:48:48 | オートバイツーリング
さて、23,24日の二日間、栃木県「ツインリンクモテギ」へ世界ロードレース選手権MOTO GPを観戦しに行ってきました。

朝4時起床、5時出発。秋田中央ICよりR1200GSで走ること5時間後、東北道宇都宮ICに到着。さらに国道・県道を60分走ってようやくツインリンクモテギに到着。マジメに行って6時間ちょい、の行程ですな。

GP開催中は、メーカー応援席パスを持ってるヒト用に、サーキットの外側のオーバルコースが2輪の駐車場になるようです。早速オーバルコースをGSで走る(ほんの少し)!ちょっと感激。

さて、応援スタンドにいくと見たことのある女性が・・・おお!2輪誌によく載ってるタレントのクリステル・チアリさんではないか!半ば無理矢理握手をお願いする。うーん、素敵な笑顔で握手して下さいました。かなり感激。

午前中のフリー走行には間に合わなかったものの、125,250,MotoGPクラスの予選は見れるようです。その前に、各メーカーのイベントブースでマシンをよく見ねばならん!我が応援するドゥカティのマシンもじっくり確認せねば!ということでヒトだかりのイベントブースをぐるり見学。お!ホンダブースではケーシー・ストーナー選手が語っているではないか。



さて、ドゥカティブース。

こちらがカピロッシ選手とジベルノー選手のワークスドゥカティ「デスモセディチD16GP6」



こちらがジャパンプレミア・本邦初公開・現在予約受付中の市販レプリカ「デスモセディチRR」。ライトとバックミラー以外、見分けが付かないほどの仕上がり。流石750万円のオートバイは漂うオーラが違いますな。こういうのを買った方は、是非ともサウンドまでレプリカに仕上げて頂きたい。そして峠道の駐車場で、タイヤウオーマーを着けて一服して頂きたいですな。



こちらはキャメルブース。ロッシ選手のYZR-M1。うーん、全身超高価なパーツで固められていますな。100万円のブレンボキャリパーには異様な迫力が漂います。気になるテルミマフラーの中は・・・やっぱり何も入ってない!完全な直管マフラーですな(笑)



MotoGPクラス予選開始。期待通り、物凄い4ストロークGPマシンの轟音が響きます。鳥肌が立ちます。ドゥカティのカピロッシ選手が見事、BSタイヤの利を活かしてポールポジションGET。そしてロッシ選手が気合の走りで2番手に。尋常ならぬ音と速さに物凄く感激。



さて、予選後はサーキット内のホンダコレクションホールへ。歴代の2輪、4輪のマシンが350台・動態保存される、貴重な場所。ホンダF1第一期、1965年のRA272。



1966年マン島TTに参戦、250cc4気筒RC166。ちなみにヘッドセットでサウンドも聞けるという憎い演出があります。勿論激しく感涙モノのエンジンサウンド(涙)。



ホンダの歴史は、工業国日本の歴史そのもの。日本人なら小学生でも知っておかねばならない過去の遺産ですな。明日もじっくり見に来ねばならん。

その後は、モータースポーツワークショップ「ブリジストンMotoGPへの挑戦」を拝聴しにコレクションホール内の会場に参加。開発リーダーの山田宏講師が、1時間に渡って淡々とタイヤ開発のマニアックな講義をしてくれます。会場の全員が、実に熱心に講義を聴く様は、「みんな本当に好きなのね~」と思わせるアツさ。



講義後の質問コーナーがまた沸騰するのでした。「予選用タイヤの、ミシュランに対するアドバンテージは具体的にどうなのですか?」「来年はどのチームと契約するの?」などなど(笑)ちなみに現在のMotoGP予選用タイヤは、1周切りしか持たないハイスペックなのだそうです。

という訳で、レース関係者で一杯のビジネスホテル「ルートイン真坂」にチェックイン。明日の決勝が楽しみです。

”MOTO GP”へ!

2006-09-22 18:27:56 | オートバイツーリング
週末は、ツインリンク茂木で開催される世界選手権”MOTO GP”を観戦しに行ってきます。ドゥカティ応援ブースで、カピロッシ選手を応援します。また心情的には、ペドロサ選手に頑張って欲しいです。

でも、R1200GSでタンデムして行くのでドゥカティ専用駐車場に果たして停めて貰えるのか?そして悪いことに大型台風が来てますな。丁度決勝日に関東地方に近づくようです。レインコンディションになりそうですね。

などなど一抹?の不安を残しつつ。

宿泊は4ヶ月前から予約していた「ルートイン真坂」ダブル¥9500(笑)。

さてさて、楽しみです。


斉藤純さんと握手(嬉)!

2006-09-18 10:16:23 | オートバイツーリング
盛岡在住のミステリー作家、斉藤純さんと握手!「暁のキックスタート」など味わいのあるオートバイ小説を愛読しているワタクシは感激です。ああ!!サイン貰うの忘れた。

翌日曜日は、雫石プリンスホテルで開催された「Club RTラリー」に参加。こちらにも全国から100台ほどのBMWが参加。壮観です。

昼食会のあと、盛岡近郊の山々を2時間かけてミニツーリング。100台のオートバイを、結構なペースでトラブル無く先導するメンバーさん達の段取りの良さに感心しつつ、交通量のほとんど無い極上のワインディングを堪能。



「橋の継ぎ目滑ります~気をつけて下さい~」と無線で細かく連絡しながら、オトナな走り。しかも結構速い。



網張高原は綺麗に晴れました。GSアドベンチャーを駆る女性などカッコイイ人がたくさん。20代の方も結構います。嬉しいですな。20代に見えない20代の方もいますな。

まったりした雰囲気のClub RTラリー。非常に楽しかったです。

BMOJナショナルラリー八幡平

2006-09-18 09:41:37 | オートバイツーリング
パワーズ佐藤を8:30に出発し、12名で参加しましたBMOJナショナルラリーin八幡平。

一番のお目当ては、山田純さんの「ライダートレーニング・ミニ」BMWジャパン主催のライダートレーニングの体験版ですな。ホテルのヘリポートにパイロンを並べ、約30分の座学&90分の実走トレーニング。



より安全に、より快適に公道走行を行う為の知識と、伴うテクニックを身につけるライダートレーニング。BMWでは30年も前からやってるそうです。教習所で教わる安全教育と違い、実際のツーリングで役に立つテクニックをとても分かりやすく教えてくれます。バイク歴15年のワタクシも、知らないことばっかりで驚きです。

「それでは皆さん、右に曲がるときは左に軽くステアリングを切ってくださ~い、そうすればバイクは右に曲がって行きますよ、はい、では初めてください!」

???未だにリクツは良く分かりませんが、ホントに良く曲がる!スラロームもバッチリ決まります。荷重移動やブレーキリリース、アクセルのオンオフなどのテクニックを駆使せずとも、ステアリング操作だけでバイクはスイスイ曲がっていきます(驚)・・・・

リヤブレーキの操作だけでタイトに、トラクションを掛けながらコーナーを曲がる方法など、最新のバイクを快適に操るテクニックをいくつも教えて頂きました。翌日のツーリングで、早速その快適で疲れないコーナーワークが活きるのでした。

「知らない」とは恐ろしいことです。知っていれば助かる命もたくさんあるでしょう。本番のライダートレーニングにも、是非参加せねば、と思いましたデス。

さて、その後は温泉、食事、宴会。今回は中華中心の食事が非常に旨かったですな。数年ぶりのふかひれスープ、2次会の猫又焼酎、美味しかったですな~!!

”デビル”登場

2006-09-13 12:19:10 | オートバイツーリング
MOMOヘルメット「デビル」が船便で届きました。かの有名な○ーロネットのセール品。ビックリするほど軽く、細かいステッチが入ってなかなか高級感のあるデザインです。マットブラックは傷が目立ちそうですが・・・・流石何事にもデザイン優先の国で作られた製品ですな。

残念ながらワタクシのモノでは無く、妻の手元に納品されたシロモノです。この度、見事に自動二輪免許を取得されたのでありました!!(パチパチ・・・)



写真は太平自動車学校。マシンは定番のCB400SF。最近は自動車学校もサービス精神優先で、自動二輪なんてネコでも通るんじゃね?と舐めてかかっていたワタクシですが、さに非ず!ダメなものはダメ、出来るまで何度でもやってもらいまっせ!と意外としっかり指導をされています。

何回か見学に行きましたが、始めはヨロヨロの妻も、卒業の頃にはなかなか安定した走り具合。スラローム、急制動、一本橋、きちんと出来るようになりました。

さて、そうなるとマシンは何を選べば良いのか?これが意外と難しい、悩みます。始めから「アタシ、V-MAXで極悪ストリートファイターになるの!」とか「カタナに乗って首都高を攻めたい!」とか決まっていれば何も悩むことは無いのですがネ。

初心者の女性が、安全にしかも走りを楽しめて、それなりに所有する満足感があって、なお且つアシ着きが良くて・・・ありそうであるのですが、如何にも初心者向けのバイクってのもイマイチ。始めはオフロードバイクでウデを磨いて欲しい、というのがワタクシの願いですが。どうなるのでしょうか??

”ビアンキ”がやってきた!

2006-09-08 16:11:25 | その他
とあるイタリア車狂いの知人(FIATチンクチェント、プントなど所有!)宅にて、「ちょっと良いのあるんだけど、どう?」と見せて頂いたBianchi MINIVELO(ミニベロ)。クリーム色のフレームに、レザーのサドルとグリップが付いたイタリア製の可愛いヤツです。シマノ製7速ギア、生意気にもクロームモリブデンのフレーム(ドゥカティやMVアグスタと一緒やないか!)。こういうのは出逢いのモノですね。自転車にはさほど興味のなかったワタクシには、「まあ、いずれね」という程度のものなのですが、この可愛らしさに珍しく激しく動揺。「半額でいいよ」のひと言に、思わず衝動買いしてしまいました。

うーん、また新しい趣味が始まってしまうのか?知らなくても良い世界のことをご親切に教えてくださってありがとうございます。当のご本人は、もうすぐ「チアリ」などという○十万円の名車が届くんだそうです(笑)

チャリに乗るのはそれこそ15年ぶり!久しぶりに自力で走ると、これが気持ちいいですな!早速我が営業車輌第2号に任命。ガスは使わない、健康にも良い、外回りが楽しい、移動に掛かる時間的にもクルマとさほど変わらない。そして何より地球環境に良いではないか。ちょっと楽しい「自転車操業」の始まりです。

最新マシンイッキ乗り!・・・つれづれ

2006-09-07 17:40:19 | オートバイツーリング
なんだかヤン○マシンとかの巻頭企画のようなタイトルですが、「パワーズ佐藤」さんで週末開催していた大試乗会に行ってきました!
バイク乗りなら目が離せない注目の最新マシンがずらり!その中で「カワサキZZR1400」、「ドゥカティGT1000」の2台に乗ってみた感想。



ZZR1400・・・GPZ900RからZX-12Rまで続く、カワサキ水冷フラッグシップの最新版。四つ目の迫力、実に個性的なエアロフォルム。流石、新幹線を作るついでにバイク作りをしてるだけのことはあります。跨った瞬間、「軽い・コンパクト!」という最新バイクならではの手軽さを感じます。また、インパネ周りの作りに高級感がありますな。K1200Sを始めとする最新BMWにも見習って欲しい部分です。エンジンを掛けると、「ゴアッグアッグアッ!!!」という意味不明な雑音を伴う凄いサウンド。カワサキの伝統に則っております。

軽いクラッチを繋いで走り出すと、とにかくスムーズ!低回転での扱いやすさも、カワサキの伝統通りです。広面の直線から太平のワインディングに向けてアクセルを開けていく・・・・ヤバイ!あっという間に○○○Kmオーバー、恐ろしくて5000rpm以上は使えません。公称190psオーバーはダテじゃあございませんな。

非常に良く曲がる、そして安心感を伴ってブレーキが効く。足回りの柔らかさが気になりますが、これもまたカワサキの伝統通り。購入したヒトの多くは間髪入れずオーリンズやペンスキーの顧客になってしまうのでしょう。しかし、そのムカシのカワサキビックマシンのようなヘナヘナサスではありません。この辺も、最新マシンにふさわしい進化をしています。

良いバイクです。ツナギを着て、日帰りのツーリングをするには最高ですな。それにしても、10年前のバイクからすれば隔世の感がある進化を遂げているのが、ほんの15分ほどの試乗でも分かります。



GT1000・・・・ドゥカティのニューライン、「スポーツクラシック」シリーズのネイキッド版。ワタクシは900SLのオーナーでもあるので、非常に気になるバイクの1台なのです。早速エンジンを掛けると、「えッ」と驚く、静かさと振動の無さ。10年前のドゥカティにはお約束の、凄まじい重低音(家の窓ガラスが震える程!)と乾式クラッチの煩さとは無縁の、驚きの大人しさです。

軽いクラッチを繋ぐ。そういえばこのバイク、乾式クラッチの伝統を捨てて、湿式クラッチなのでした。おかげで発進がラクなこと!ムカシのドカ共通の「ギコギコ」言いながらの発進とは無縁です。そして、60km以内の街中でもちゃんと走る(笑)。素晴らしく扱いやすいバイクになってます。’95年式900SLの場合、60km以下ではギグシャグしてマトモに走らない、6速に入れると100km以内ではいつ止まるか分からない、まあメチャクチャなバイクでしたネ。マフラーを替えて、ドリブンスプロケットを大きいのに交換してやっと普通に走るバイクになったのを覚えています。そういうハードコアなドカとは無縁の、扱いやすさですな。

ギアを上げて、低回転の鼓動を愉しみながら走れるドゥカティGT1000。そう、HDのスポーツスターを思い出す、まろやかな心地よさです。そしてワインディングに入れば、クセの無いスムーズなコーナリングが愉しめます。良いですね、コレ。CORSEのマフラーとAELLAのステップだけを替えて、あとはじっくり時間を掛けて付き合えるバイクですな。ムカシのドカのように、無間地獄のようにコストと情熱を掛けてカスタムに勤しまなくとも愉しめるバイクです。

やはり今どきのバイクって、「乗りやすい」「高級感はたっぷり」こういう作りをしてますな。つまり、150万の大枚をハタいて実用性ゼロの乗り物を買う輩、というのは大抵が良いオトナ、しかもリターンライダーの可能性が高い、ということを想定してるんでしょうネ。どちらも、免許取立ての初心者が乗っても何の不安も無く乗りこなせるバイクです。

鳥海山に挑む・・つれづれ

2006-09-04 10:11:30 | 旅行
週末は、秋田・山形県の県境にそびえ立つ鳥海山(標高2.236m)に登山などしてみました。秀麗な山容から、古来より「出羽富士」「秋田富士」とも呼ばれています。時には犠牲者も出る険しい山でもあります。山岳部出身であるワタクシ、サヴァイバル・プロフェッショナルである訳です。いざという時には、陸上自衛隊レンジャー部隊にも引けをとらない生存技術を発揮できる自負があるのです。そして、年に一度はその技術・体力に磨きを掛けるべく、登山に勤しむのでした。

さて、朝7:00鉾立駐車場に到着、即時頂上アタックに出発。それにしても物凄い登山客の数。朝もハヨから駐車場は五割がた埋まっています。ミドルエイジ、オールドエイジの登山熱は凄いですな。この分だともう10年もすれば山には誰も居なくなるのでは?

賽の河原を通り登頂開始より90分、予定通り「御浜小屋」に到着。美しいカルデラ湖「鳥の湖」が見えます。ここで休息。愛用のマイルドセブンが、全身に染み渡る旨さである。嗚呼、思えばここに初めて来たのは若干7歳の時。まさにクライマーとして英才教育を受けてきたのですな。山小屋ではジュース、水の類は一律¥500で販売中。ここまで運んでくる労力を考えれば当然ですな。



八丁坂周辺には綺麗なお花。



七五三掛から千蛇谷コースへ。すれ違うベテランのおっちゃんに「若いんだから外輪山コースを行きなよ!」とハッパを掛けられるも、「いえ、結構です(もう相当限界です)。」ここからが本格的な険しさの始まり始まり。雪渓を横断し、溶岩のガレ場をひたすら登ります。



御室小屋より新山へ登頂開始。両手両足を駆使しつつ、大岩にしがみついて頂上に挑む。山頂まであと3歩・・・・・「ビギッ」とふくらはぎに激痛が!思わず「うおおっ!!!・・・・・」と声が出る。「大丈夫ですか!!」と駆け寄ってくる登山者さん。「はい、アシが攣りました・・・・」「あ、そうですか、頑張ってくださいね」と温かい声を掛けていただく。

アタック開始より4時間30分、新山ドーム頂上に到着。思えば長い道程でありました。



御室小屋の傍で休息。雪渓の水を汲み、ガスコンロで湯を沸かす。愛用のクロノメーターが正確に180秒を刻み、カップメンが完成。クリームパン、チョコレートとともに麗しのランチタイム。

正午12:00、下山を開始。下りは外輪山コースを行くことに(その方がラクなような気がする)。尾根伝いに、千蛇谷を見下ろしつつ下山。



げっ歯類と思しき哺乳類が現れたりします(可愛いね~!)何でしょうかこの動物は?



15:45、下山終了。嗚呼、思えば今回も厳しいミッションでありました。本当に美しい山ですな、来年もまた挑みたいです。