或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

Lagavulin

2010-05-27 07:39:24 | 860 英国紀行
英国旅行3日目でアイラ島における初日、ホテルで朝食を取った後にいよいよ待望の蒸留所巡りがスタート。懸念だったのは予約を全くしていなかったこと。それでまずは予約をと方々に電話してみたものの、まだ始業前だからなのかつながらない。9時少し前になってようやく電話に出てくれたのがラガブーリン(Lagavulin)。朝9時30分の最初のツアーを予約してすぐに出発。

蒸留所があるのは島の南端。早朝なので行き交う車もほとんどなく、30分弱で蒸留所に到着した。驚いたのは受付周辺に既に10数名のツアー客が待っていたこと。自分と同じような輩がいるんだなあと感心したけど。それで待っている間にすかさず電話を借りてアードベッグとラフロイグのその日のツアー予約も完了。この辺りは抜け目がないと自分に感心したりして。

そうこうしているうちに朝たまたま道で出会ったクリスティーン女史が声をかけてきて。彼女は有名な現地の旅行ガイド。「Warehouse Demonstrationには参加するだろう?このチャンスを逃しちゃだめだよ」と。「何それ?」と聞き返すと、「テイスティングだよ」とあきれた表情でせかしてくるので、「分かった、参加する」と訳が分からないままに追加料金を支払った。今思えば天の声だったような。後で調べると、火曜日と木曜日の通常ツアーの後に10時半からだけやっている特別ツアーだった。

それからすぐに通常ツアーがスタート。参加人数は約20人。英国に加えてドイツや北欧からも来ていた。原料であるモルト(麦芽)は全て外部から購入しているので、製造工程は乾燥、粉砕、醸造、醗酵、蒸留、加水、熟成の順番で見学。見るもの全てが初めてだったけど、事前に製造工程の英語版と日本語版の両方を作り予習しておいたのでよく理解できた。

それが終わるといよいよ倉庫での特別ツアーが始まって。驚いたのは通常ツアーに参加せず特別ツアーだけに参加した人がいたこと、それが20人近くも。おいおい、「あんたも好きねえ」と古いギャグを飛ばしながら待っていると、蒸留所の名物マネージャーが登場。俺は全てを知っていると言わんばかりの笑顔がやけに明るい。それから0年モノに始まって17年モノまで6種類をその場で樽から出して全員でテイスティング。酔っ払わないように少し飲んでは半分以上捨てたのが悔やまれたけど。

そうそう、ショップでお土産に買った木製のコースターセットはすこぶる素晴らしかった。


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