Satoru's diary

日々の想いをつづります。
I write down daily thought. ^^

15th Mar 2023 (Wed) アラジンのストーブの評判 どうなの? その2

2023-03-15 19:24:16 | キャンプ
その1で暖かさについて記しましたが、他の疑問に答えたいと思います。

質問2
アラジンのブルーフレームストーブのメリットは何ですか?

人により感性が違うので難しいですが、私の感じるメリットを記します。

1 歴史的な名品ストーブであること。
その1でも記しましたが、1930年代初頭に発明された 灯油を燃料に完全燃焼 完全燃焼の証に青い炎を出す! という特許をベースに 15シリーズから(8シリーズから?)現在の39 シリーズ迄ずっとこのメカニズムは約90年間変わりません。 恐らくこの先100年、200年変わらないすごい技術が使われているストーブです。 この約90年前に誕生したメカニズムは今なお破られず(唯一の? 自然吸気で)灯油を完全燃焼させてガスコンロの様な青い炎を出すストーブです。

灯油を完全燃焼させて炎を青色にするためには早い燃焼(大量の酸素を素早く供給)、かつ高い温度の燃焼が必要になるそうです。 このブルーフレームの青い炎は灯油をほぼ100%燃焼しているそうで、運転中もほぼ灯油の匂いがしないし、煤もほとんど出なく、部屋の空気を汚しにくいストーブです。 運転音もしないし。 そんなすごい唯一無二のストーブだと思っています。 青い炎を出すファンヒーターがありますが、ブンゼン式やポンプ噴霧式と言われるファンヒーターで灯油を混合ガスにしてから燃焼させているのでガスコンロのように完全燃焼しています。 アラジンと同じように完全燃焼しているので匂いもほとんどしないし、空気も汚しません。

2 高燃費、高効率なストーブ。 最高だと思います。
消費燃料は1時間あたり0.26Lです。 他の暖房器具と比べても消費燃料は少ないと思います。

他のオレンジ色の炎の一般的な灯油ストーブと比べてアラジンのストーブは暖かくない と言われる理由は赤外線、遠赤外線の量だと思っています。 アラジンのブルーフレームヒーターから赤外線が出ればまさしく最強のストーブになると思います。 だって、アラジンはオレンジ色の炎の一般的な灯油ストーブよりはるかに高い温度で燃焼しているはずです。 一般的なオレンジ色の炎のストーブは燃焼温度が低く、完全燃焼できていないので匂いもすれば煤も出る、しかし! 金網部分やセラミック部分から赤外線が出るのでストーブの近くに行けば人は暖かく感じる と思っています。 何が言いたいかというと、ストーブの近くで赤外線による暖かさはアラジンにないけど、部屋全体を温める能力はどの他のストーブよりも高い 高効率ストーブ! と思っています。

ファンヒーターが赤外線をあまり出さずに熱風で部屋を温める暖房器具だとしたら、アラジンは電気を使わない天然のファンヒーターです。 違いはファンヒーターは人がいる前方に熱風を吹き出し人を温めながら部屋を温めますが、アラジンは自然の摂理に従って上にだけ熱風を吹き上げ、部屋全体を温めます。 運転音もしないので天然のオイルヒーターのように優しく(いつの間にか?)部屋全体を温めてくれるストーブだと思います。

3 発売開始からずっと変わらない基本構造。
アラジン ブルーフレームヒーター という商標は1960年に発売された15シリーズからだそうです。 1967年か1970年から発売された16シリーズから燃焼の要部品である芯はずっと変わっていません。 現在の替芯が16LPなのは16シリーズ用に売り出した芯だからです。 もちろん、この芯に対応する燃焼部のバーナーも同じくずっと変わっていません。 変わっているのは時代とともに変わる安全基準に誠実に対応しているだけです。 従って、いつの時代のアラジンもその時代の最高のストーブだと思っています。 とにかく、ずっと変わらない、変わらなくてもいい完成された燃焼部を持つストーブだと思います。

4 電子部品を使わないシンプルな構造。
発明から約90年、ブルーフレームヒーターとして販売されて64年目に入るアラジン ブルーフレームヒーターの基本構造はずっと変わらない、言い換えれば約90年前の戦前の技術を今も使っているストーブです。 複雑な電子部品を使わないので修理が簡単で、交換部品もシンプルです。 複雑なのは、基本的な燃焼と切り離された安全装置だけです。 メンテナンス部品は今も供給されるので自分で直せる人は自分で修理したり、メンテナンス業者もいるので長く使えます。 例えば天板が汚れたり錆びたら天板だけ新品に交換できます。

私の64年前のアラジンは耐震装置が付いていないシンプルなモデルなので3分もあればバラバラに分解でき、お掃除を兼ねたメンテができます。 古いアラジンの天敵の一つはネジの固着です。 10年、20年、30 年と長く使うことを考えるなら、新しくネジの固着がないうちに(できる範囲で)一度分解しておくと、いつでも気軽に分解、メンテできるストーブとなり長く使えるストーブになると思います。

まだまだ、私の思うメリットはあるので続きは その3 に記したいと思います。

15th Mar 2023 (Wed) アラジンのストーブの評判 どうなの? その1

2023-03-15 16:01:06 | キャンプ
時々、アラジンのストーブは暖かくない! とかデザインがいいから寒くても良い! なんて口コミを見ることがあります。 アラジンのストーブは高いのに暖かくないなら、買うのをためらう方もいるかもしれません。 そんな方のために今日は私の考察を記します。

まず最初に我が家ではアラジン ブルーフレームヒーターの初期型(15シリーズ)を使っています。 従って、最新の39シリーズでない事をご了承下さい。 暖房能力や燃費は15シリーズから現39 シリーズも変わりがないと思うのでほぼ同じ熱源だと思います。

また、我が家ではアラジンのストーブがメイン暖房ではありません。 都内在住ですが、真冬はエアコンとの併用をしておりサブ暖房として電気代削減に貢献してくれます。 秋や春の寒い日レベルならアラジンだけで十分室温20度くらいになります。 特に春の寒の戻りはその年に買った灯油を使い切るためにも役に立ちます。

そんなストーブですが アラジン ブルーフレームヒーターの特徴は
1 対流型ストーブである。
2 灯油のみが動力源で電気コンセントや乾電池を使いません。 従って電子部品を使っていないので長年にわたり使え、壊れても交換部品がシンプルです。
3 1930年代に発明された 灯油を完全燃焼させる。 そして完全燃焼の証に青い炎を出す! という特許をベースに今も(唯一の? 自然吸気で)灯油でガスコンロのように青く完全燃焼する炎を出すストーブです。 このすごい完全燃焼により有毒な一酸化炭素排出量が少なく、匂いも少なく、空気を汚しにくいストーブです。
4 1930年代から基本的な燃焼の仕組みは約90年変わらず、今後も100年、200年変わらない名品である。 それでも少しづつ駄目なところ改善し続けています。
5 タンク一体型のストーブである。
6 1時間あたりの灯油消費量が0.26Lの燃費が良いストーブである。
7 十分な加湿能力がある。


そんなストーブの色々な問いに答えたいと思います。

1 アラジンのストーブは暖かくないのか?
サブ暖房として使うなら十分温かいです。

メーカーとしては木造7畳、コンクリート造10畳の部屋を推奨しています。 しかし我が家では16畳のリビングで使用しています。 ファンヒーターやエアコンの方が部屋を急激に温める能力は高いです。 これには敵いません。 急激に部屋を温める能力はほぼゼロです。 従って、我が家でも真冬の朝はエアコンのタイマーで起きる前から部屋を暖めておきます。 起きてきたらストーブを入れます。 エアコンを切ってストーブだけでも十分温かい?(耐えられる?)日もあれば、エアコンと併用しながらエアコンの設定温度を下げて電気代節約の日もあります。 エアコンを切ってストーブだけで過ごせる日もあるので一度温まった部屋の温度を維持する能力はあります。 ストーブをつけずにエアコンだけ切ったら、急激に室温は下がります。 アラジンの効果は確実に感じます。

また我が家では写真の通り、天板を外してボイリングリングの状態で使っています。

アラジンユーザーは知っていますが、アラジンの空気吸い上げ力は強力です。 アラジンは下から空気を吸い上げ燃焼部に新鮮な空気を大量に供給し、完全燃焼し、熱風を上に吐き出します。 チムニーの上からファンヒーター並の温かい風が出ています。 想像以上に強力な風です。

青い炎のことをブルーフレームと呼んでいますが、ブルーフレームは完全燃焼の証です。 煤など出ません。 部屋や壁が汚れる事もありません。(多少は汚れてるかもしれませんが) 煤が出るのは不完全燃焼の証で、炎がオレンジ色になっている時です。 炎がオレンジ色はメンテナンスか換気のサインなので炎の色が天然の注意勧告インジゲーターです。 炎の色が青なら引き続き使ってOK、赤ならメンテか換気が必要。

ブルーフレームのためには新鮮な空気が必要です。 燃焼筒にタールが着くと空気穴が詰まり、空気の供給が悪くなりオレンジ色の炎となります。 また酸素濃度や湿度が高すぎてもオレンジ色の炎になります。 そんな時はドアを少し開けて換気して部屋の外の空気を入れてあげるとすぐにブルーフレームに戻ります。 いい注意勧告です。

ガスコンロもそうですが、加湿器を併用するとオレンジ色の炎になるようです。 これは水道水の中に含まれるカルシウムなどが空気中に放出されていてガスの炎と反応してオレンジ色の炎になるようです。 ガス会社いわく、このオレンジ色の炎は完全燃焼に影響ないようです。 完全燃焼するアラジンから大量の水蒸気が出るので追加の加湿器はいりません。

従って、天板を外してボイリングリングの状態で使うと早く部屋が温まり、あの強力な上昇気流で部屋の空気の対流が始まり、部屋の空気をかき混ぜながら暖めてくれます。 すでにサーキュレーター並みの風量で熱風が出ているので不要かもしれませんが、サーキュレーターの弱運転で上向きにし、天井付近に溜まっているであろう? 温かい空気を下ろしたりしています。

また、触媒が上に付いている現行型では使えないかもしれませんが、ボイリングリングの運用だと真上にほぼ熱が逃げるので、比較的壁の近くに置けます。 自己責任ですが我が家では壁から30cm程度離せば、壁は熱くなりません。

※マニアックな情報ですが、写真のボイリングリングは15シリーズ前期型の特徴で、ボイリングリングにも琺瑯加工してあります。 また、真ん中に五徳置いています。

14th Mar 2023 (Tue) アラジンのストーブをメンテナンス

2023-03-14 10:49:42 | キャンプ
お久しぶりです。 皆さんお元気ですか?
我が家では梅も桜も(先日の強風で)写真を撮る前に散ってしまいました。

さて今日は暖かくなってきたのでアラジンのストーブをちょっとメンテナンスしました。 我が家のストーブはアラジン ブルーフレームヒーター 15型。

I.R.や8型ストーブなどもありますがWikipediaによると、I.R.ヒーターの内容はほぼそのままに15型から商標が <アラジン ブルーフレームヒーター> に変更された とあるのでH42201型はアラジン ブルーフレーム ストーブの初期中の初期型ストーブです。

※ネットの情報によるとH42201型は昭和35年(1960年)に発売されたモデルでH42202は昭和36年発売となっています。 因みに最初の4は日本向けを指すようで英国内で販売されたモデルはH2201となるようです。

現行の39型を持っていないのでわかりませんが15型は構造がシンプルなので3分もあれば以下のようにバラバラになります。 組み立てはチムニーの土台のネジ締めが面倒なので5分位かかります。



ちょっとバラして気になる汚れを拭きとりました。 汚れは特になく組み立て直した後に点火チェック。 ちゃんと青い火になりました。



製造から? 販売から? 63年以上も経っているのにこうして今も我が家を暖めてくれるアラジンのストーブは本当にすごい名品だと思います。
少しづつサビ落としをしたり、磨いたりしていると琺瑯や銀色のメッキの下から真鍮の金色が現れ、贅沢な作りをしているストーブだなと今でも感動を与えてくれるストーブです。




9th Jun 2022 (Thu) レアなコールマンの英国製ガスランタン

2022-06-09 14:43:41 | キャンプ
コールマンの 3015HPAJ です。
今となっては貴重な Made in England の1マントルガスランタンです。 と言っても、以下の写真の通り外箱に小さく Made in England と記されいるだけで製品自体にはどこ製と記されていません。


類似商品はプリムスの定番商品2269や2279です。

この商品は1995年に買いました。 今から27年前ですね。笑 昔のマントルが付いていたし、ゴムパッキンも劣化してなさそうだったので点灯させてみましたが現在も問題なく使えます。 凄いですね。

さて、最初にちょっとマニアックな情報です。
登山用ガスバーナーなどで有名なEPIは英国Taymar社のブランドでした。 しかし、英国Taymar社は1993年に米国コールマンに買収されます。 既に自社ブランドが名が通っているコールマンとしてはEPIブランドにあまり興味がありません。 EPIブランドは1994年9月に設立されたばかりの日本のユニバーサルトレーディングが引き継ぎ、1994年からEPI製品の日本生産が始まり、現在は日本のブランドとなっています。

そんな時代背景の中、コールマンは1994年にはEPIの定番商品LFA(現在のMBランタンの祖先?)と全く同じ商品を コールマン 3018HPAJ として発売しています。 これもレアな英国製コールマンランタンです。

従って、米国コールマンは山岳用ガスバーナー、ガスランタンでノウハウと実績を持つ優秀な英国工場を手にしたので、コールマンの独自自社商品の開発をスタートします。 そして1995年に英国工場生まれの Coleman 3015HPAJ が完成され、私の手に届きました。 この商品は1998年まで3年間売られていたようですが、現在は廃盤となっています。 そんなランタンのレビューです。

それではメリットです。
1 明るい。 マントルを使うガスランタンは明るいです。 現在のコールマンのガスランタン200W相当の商品が約1,543lmと記されいるので、この商品の白熱灯100W相当は770ルーメン位ありそうです。 私は、当時ソロキャンプだったので半分以下に絞って使用していましたが十分明るかったです。 最近は使っていませんがメインランタンとして使えるランタンだと思います。 因みに、コールマンHPによると200W相当のガスランタンは1,543lm、320CPとしているので、私の 3015 は約100W相当、約770ルーメン、約160キャンドルパワー、約160カンデラの明るさの商品となります。

以下の写真は、10年以上前のマントルで少しズレてしまっているマントルですが十分明るいです。 室内ですが光源から3m離れた場所でも頑張れば新聞の文字が読めそうです。


2 構造がシンプルで壊れない。 10年以上ぶりに箱から出して分解掃除してみました。 あまり使っていない事もあり意外と綺麗でした。 27年前の商品ですがこれからも使えますし、これからも私が死ぬまで使えると思います。


3 ある程度寒さに強い。 不完全燃焼を抑止する気化促進機構が付いている と外箱に書いてあります。 これをコールマンではAFBSやAFBと呼んでいたそうです。 @今は何と呼ぶのでしょう? EPIガスならLFA機構と呼び、SOTOなら仕組みが全く違いますが温度低下に効果を発揮するマイクロレギュレーターみたいな効果がある仕組みです。 この気化促進機構があるのでガスランタン、ガスバーナーの宿命であるドロップダウンに少し強いです。 何か難しい機構にように記してしまいましたが、とてもシンプルな構造で真鍮製と思われる棒がマントル近くの熱をガス缶の接続口まで運んでガスの気化を促進させる物です。 マイクロレギュレーターのようにガス缶の内圧調整とか、ガス量調節などという難しい機構ではありません。

4 レアな英国製コールマンである。 これはどうでもいい事です。 中国製のLEDランタンを愛用していますが、英国製のこのシンプルな構造のガスランタンには違う味があります。 山岳用ガスバーナー、ガスランタンで培った英国EPIの良い所を引き継いでいる良い製品だと思います。

5 冬に暖かい。 後にデメリットで記しますが燃費が悪いです。 燃費が悪い代わりに凄い熱量です。 夏にこの熱量は不要ですが、冬キャンプではミニストーブとして冷えた手を温めてくれます。


さて、デメリットです。 これらのデメリットにより、今は2軍となりコレクションの一つになっています。

1 ランニングコストが高い。 これはこの製品に限った話ではなく明るいガスランタンの宿命です。 この商品は1時間当たり55gのガスを消費します。 中型ランタンとしては省エネだと思いますが、それでも230gのOD缶で4時間ちょっと、470gのOD缶でも8時間ちょっと、250gのCB缶でも4時間半程度です。 私は最大光量で使わないのでもう少し長持ちしますが、1泊2日のキャンプでも大量のガス缶を必要とします。 まぁたかがしれてると言えばたかがしれてますが、高照度LEDランタンと低燃費のルミエール暮らしに慣れた今となってはランニングコストが高く感じます。

2 バイクキャンプには荷物が大きい。 この商品とガス缶を持っていくとまぁまぁな荷物です。 これも上記同様、小さなLEDランタンとルミエールに慣れた今となっては大きくて使いません。 と言っても、ランタン自体の大きさはルミエールとそんなに変わりません。 左右に写っている箱が大きいのです。


3 マントルなので運搬時に気を使う。 これもマントルランタンの宿命です。 と言っても、10数年ぶりに開けたランタンに(少しズレていますが割れずに)昔のマントルがまだ付いていました。 またマントルランタンの良さに戻るかもしれませんが、今は気を使わないマントル無しランタンに夢中です。

というようなレアなガスランタンのお話でした。

8th Jun 2022 (Wed) おすすめのオイルランタン

2022-06-08 12:01:27 | キャンプ
デイツの Dietz78です。 ハリケーンランタンと言われる種類のランタンでその名の通り、風に強いランタンです。

類似商品はフュアーハンドのFeuerhand276です。 デイツ78とヒュアーハンド276はどちらもほぼ同じ大きさで同じスペックです。 某ボッチキャンプをしている芸能人はヒュアーハンドを使っています。 デイツは米国に会社で1840年創業、ヒュアーハンドはドイツで1893年創業、どちらの商品も安定した明るさを提供してくれます。

デイツ78のお値段はデイツジャパンで税込4,862円からあります。 私の黒と金色のモデルは税込5,148円で売っています。 デイツの良さは、商品モデルの豊富さです。 デイツ78は比較的小さく入門におすすめのモデルですが、もっと明るくて大きなランタンが欲しくなった時にはデイツで揃える事が可能です。

それではメリットの紹介です。
1 意外と明るい。 7カンデラでろうそく7本分の明るさです。 メインランタンとして自分のキャンプサイト全体を照らすには心もとないのですが、サブランタンとして手元を照らすなら意外と使えます。

写真は光源を80cmの高さに吊るした状態で2m20cm離れた所です。 十分メジャーの数字が読めます。 頑張れば新聞も読めます。 天井のある部屋での撮影なので天井のないキャンプ場ではもう少し暗く感じるかもしれません。


2 味のある癒やしの光。 ろうそくのような暖かい癒しの炎です。 LEDの便利で明るいランタンも良いですが、やはり本物の炎は何者にも代えられない癒やしの空間を提供してくれます。

3 ランニングコストが安い。 私は灯油を使っています。 室内で使う場合、灯油特有の灯油ストーブの様な匂いが少ししますが、キャンプ場では気になりません。  タンク容量は約340ccで、燃焼時間も約20時間あるので夕方18時から24時まで6時間使ったなら、3日以上もちます。 実際には、火力を少し弱めて使っているので概ね1週間持ちます。 という事は、灯油1Lで3回分、約9日間使えます。 という事は、3Lあれば約1ヶ月使える計算になるのでランニングコストがとても良いです。

しかし、後でデメリットに記しますが運搬時に揺れると燃料が漏れやすいので、燃料を抜いて移動します。 ありがちなのは、キャンプで帰る当日に燃料が余ってしまい、勿体ないのそのまま帰宅し、帰宅すると燃料が漏れて荷物が灯油臭い! なんて事もありますが、慣れてくれば必要な燃料量がわかってきて無駄がなくなります。

少し高いですが燃料にパラフィンオイルを使えば煤も出にくいし灯油特有の匂いもありません。

4 構造がシンプルで長く使える。 ガラスのホヤは割れる可能性がありますが、それ以外はほぼ鉄でできているので錆にさえ気をつければ長く使えます。 100年以上前のビンテージランタンなんかもあるほど長く使えます。

5 寒い夜にミニストーブ代わりになる。 真夏にこの熱量は不要ですが、春秋キャンプで少し肌寒い時にランタンの上は暖かいです。 狭いソロテントなら、火事と換気に気をつければ、暖房代わりになります。 因みに、テント内の使用を奨励するわけではありませんが、テント内で酸素が無くなるとこのオイルランタンもろうそく同様消えてしまうので酸欠で死亡するリスクが少し減ります。 @ガスランタンは酸欠で火が消えてもガスは出続けます。

それではデメリットです。
1 燃料を入れるのが面倒くさい。 パラフィンオイルを使う人は楽かもしれませんが、灯油を使う私はちょっと工夫が必要です。 以下の写真に白いボトルがあります。 これはホームセンター買いました。 エンジン式草刈り機や発電機などの混合燃料を作る為の容器? なのかもしれません。 これの良いところは蛇口が付いている点です。 容器容量も1Lあります。 従って、18Lのポリタンクからこの1Lの白い容器に灯油を移します。 そして、この容器からランタンに灯油を移します。 デイツの燃料注ぎ口は小さいので漏斗を使ったり色々工夫が必要ですが、この白い容器を使えば気軽に灯油を補充できるのでおすすめです。 キャンプ場に気軽に灯油を持っていけるし灯油が漏れることもありません。


2 最大光量にすると煤が出る。 時々、灯油を使うと煤でガラスのホヤが真っ黒になるので使えない! なんてレビューを見ますが、それは不完全燃焼させている証です。 不完全燃焼しなければ煤は出ません。 私は家でも使っているのですが、3ヶ月に1度位拭けばいい位で、別に年に1回拭くだけでもいい位です。 最大光量を求め、芯を出しすぎると燃料吸い上げるのが間に合わず、芯の先に燃料が届かず芯自体が燃えてしまいます。 また燃料気化に必要な温度に達しなくなり、不完全燃焼となり、煤が出ます。 私はサブランタンとしての利用なのでそんなにデイツに明るさを求めていません。 従って、最大光量より少し落として使えば煤も付かず快適に使えます。

3 持ち運び時に燃料が漏れる。 これは構造上の宿命です。 燃料は密閉されていません。 漏れる可能性があるところは3ヶ所あります。 下から順番に言うと、燃料注ぎ口のキャップから漏れる。 これは燃料を注ぎ口直下まで満タンに入れた時に漏れやすくなります。 対策はキャップにゴムパッキンを付けると漏れにくくなりますが、そもそもそんなに満タンにしない程々の量で使うのが良いと思います。 次は、バーナー部分の接続口。 ここは少し回すとバーナー部が簡単に取り外せます。 ここにはゴムパッキンなどないので、運搬時に揺れて灯油が波打てばここから灯油は漏れます。 最後に芯の部分。 ここは空洞だらけです。 運搬時に揺れて灯油が波打てばここから灯油は確実に漏れます。 従って、運搬時の燃料漏れは仕様なので、燃料を抜いて運びましょう。

4 バイクキャンプには少し大きい。 荷物に余裕があれば持っていきますが、荷物容量に制限があるキャンプでは持っていくのに躊躇します。 このデイツの代わりにもなるルミエールを持っているので、荷物容量に制限があるキャンプではルミエールが活躍します。 車キャンプで荷物容量に余裕があるときはデイツが大活躍します。

というようなデメリットなので、私にはあまり気にならないデメリットだらけです。 従って、メリットばっかりの商品としておすすめのランタンです。

因みに、写真手前に金属の棒が3本ありますが、ランタンハンガーと言われる物で、これがあればタープポールなどにランタンを引っ掛けられるので便利な商品です。 またランタンを吊り下げているのは トライポッド という商品に吊り下げています。 これは簡易トライポッドで水分満タンのダッチオーブンなどの重たい物は吊り下げられませんが、ランタンや軽いやかんや鍋は吊り下げられます。 トライポッドも荷物に余裕がある方におすすめの商品です。



7th Jun 2022 (Tue) おすすめLEDランタン その2

2022-06-07 18:06:27 | キャンプ
Lightning EVER(LE)のLEDランタンです。 ちょっと前までメインランタンとして使っていたランタンです。 メインランタンは1,000ルーメン位あると良いと言われています。

本日現在Amazonで3,299円、タイムセールなら2,199円で買える比較的安価な商品です。 2018年の6月に買っているので既に4年間壊れずに使っています。

メリットを記します。
1 最大1,000ルーメンと明るい。 本当に1,000ルーメンあるかわかりませんが間違えなく明るいです。 気に入ったので買い足して2つ使っていました。 キャンプでは最大300ルーメンの電球色モードを使っていますがこの電球色でも十分明るいです。 料理など明るさを求める時だけ一時的に1,000ルーメンのモードを使っています。


この写真は使い古しの電池+最大300ルーメンの電球色モードで点灯させて撮った写真です。 写真の通り、光源から6m(3mのメジャー2回分)離れてもメジャーの数字がはっきり読めます。 新聞だって頑張れば読めます。 しかし、部屋の中で撮った写真なので天井がないキャンプ場で読めるかわかりません。 しかし最大1,000ルーメンのモードなら間違えなく読めそうです。

2 乾電池式のランタン。 バッテリー内蔵のUSB充電式ではないので商品の構造がシンプルです。 部品はLED、スイッチ、乾電池ホルダー位です。 シンプルなので壊れにくく長持ちします。 昭和の懐中電灯の様なシンプルな構造なので乾電池の液漏れさえ気をつければ、10年、20年持つかもしれません。 キャンプに行かない時は液漏れしにくいEVOLTAを入れて防災用に寝室に置いています。 電池切れ時も、充電時間を必要としないので電池交換すれば直ぐに明るい夜に戻れます。 一応、災害時の備えとして予備の単一電池を何個か買ってあります。

3 火を使わないので安全。 火を使わない電気式なので狭いテント内で酸欠になることも無ければ、誤って触って火傷する心配もありません。 もちろん、テントに燃え移って火事になる事もありません。 本物の炎の良さもありますがLEDの良さもあります。

4 無段階の調光ができる。
ここからはおまけです。 この商品は4つの点灯モードがあります。 1つ目は蛍光灯のような白色の光で最大700ルーメン、2つ目は電球色で最大300ルーメン、3つ目は上記2つをMixした昼光色で最大1,000ルーメン、4つ目は点滅モードで使うことはありません。 各点灯モードでボタンを長押しすると明るくなったり暗くなったりします。 明るくしたい時、暗くしたい時に程よく応えてくれます。 因みに、一番暗い電球色モードで一番暗く調光しても常夜灯になるほど暗くなりません。

5 テーブルに置いたり、上から吊るしたりできる。 商品をそのままテーブルに置いて使えるし、写真のようにそのまま吊るして使えます。 また、上部のホヤの部分を取り外せば下部の発光部だけになります。 発光部だけを上から吊るせば、上から地面を程よく照らしてくれます。

6 意外と使い古した電池でも点灯する。 乾電池式なので最大光量は新品の電池の時で、理論上、使えば使うほど徐々に暗くなり、仕様の最大光量は出なくなります。 私は新品の電池ではなくガスコンロの点火用の電池を再利用しています。 ガスコンロの点火には使えなくなった電池でもこのランタンに入れればキャンプ3泊分位使えます。 @仕様上の最大光量は出ませんが。 とにかく、家にある使い古しの単一電池を有効利用できます。 特に電球色の利用ならLEDを4灯しか使わないので、最終的に常夜灯の様な暗い光で乾電池の電気が無くなるまで使えます。

7 このランタンに限りませんが災害時にも役立つ。 キャンプでは黄色がかった色味の電球色しか使いませんが、災害時の停電の時は1,000ルーメンが威力を発揮します。 試しに停電を想定して8畳の和室で使ったところ、普通に電気を点けた位明るく、頼もしく思えました。

デメリット。
1 今となっては大きくて重い。 SuperwayのUSB充電式ランタンを手に入れた今となっては、この商品は大きいし、単一電池を3個使うので重いです。 しかも私はツーリングキャンプに2つ持っていっていたので、今となっては大きいです。 @そうは言ってもお気に入りなので車キャンプなら持って行きます。

2 本物の炎でない人工的な光。 LEDに本物の炎の様な光を求めるべきではありませんが、ルミエールなどの本物の炎と比べると人工的な光そのものです。 従って私は、メインランタンとしてこのランタンで自分のキャンプサイト全体を照らし、テーブル上にはルミエールをサブランタンとして置いて本物の炎の揺らぎを楽しんでいます。

3 商品の色が好みでない。 そんなに致命的ではありませんが、黄緑色の部分がもう少し落ち着いた色ならより良いです。

4 前回の点灯モード、光量を覚えていない。 私はこの商品には壊れにくさを求めているので、シンプルな構造、余計な部品、メモリ、基板がないのはメリットです。 従って、覚えていないのはシンプルな構造で良いことですが、覚えていてくれると便利です。

5 ボタンが一つなので使い方を覚えるのが大変。 と言っても、大変ではありません。 長押しで電源ON、その後の短押しで点灯モード変更。 そして点灯中に長押しすると調光。 そして点灯中に短押しで電源OFF。 簡単ですが、直感で操作できるレベルではないので私の両親が使いこなせるか疑問です。


最後に自分の為に商品のスペックを記しておきます。
・サイズ 88 x 184mm
・点灯モード4種 1 蛍光灯の様な光 700ルーメン(LED3014 42個) 連続点灯時間18時間  2 電球のような光 300ルーメン(LED3030 4個) 25時間  3 フル点灯 1,000ルーメン 12時間  4 点滅モード 1,000ルーメン 時間不明 しかし、暗くはなりますがこの時間の3倍以上の時間点灯し続けます。
・色温度 蛍光灯のような光6,000K / 電球のような光3,000K
・全モードで調光機能があるので、暗くても良い時は暗くする事も可能です。
・バッテリー 単1電池 3個 コンビニで予備を買っておけば安心です。
・防水性能 IPX4

という事で、最近はキャンプに持っていきませんがおすすめのランタンです。

6th Jun 2022 (Mon) 夜の暗さを楽しむランタンの種類

2022-06-06 13:26:33 | キャンプ
ランタンとは(ご存知かもしれませんが)光が全体に広がる照明器具です。 懐中電灯はスポットライトのように部分的に照らしますが、ランタンの光は部屋全体もしくは自分のキャンプサイト全体を程よく照らしてくれます。

ランタンには色々な種類があり、味もそれぞれです。 簡単な特徴は以下の通りなのでお好みのランタンを揃えて、暗い闇夜を楽しみましょう。

1 ガソリンランタン。
明るいランタンです。 燃料がガソリンなので寒い冬も明るさを維持できます。 しかも冬はちょっとしたミニストーブのように暖かいのですが、反対に夏は暑いです。 マントルを使うので、運搬時の振動に注意です。 また、燃料がガソリンなので取り扱い注意です。 また、メンテナンスが必要でメンテナンスしながら何十年も長く使えビンテージガソリンランタンも沢山あります。 あと、好みの問題ですが、ゴー と燃焼する音がします。 この音がいいという人もいれば、静かに過ごしたい人もいます。 とにかく明るいランタンです。 手間がかかる商品なので、ガソリンランタンを使っている人は達人感があります。

2 灯油ランタン。
これは2種類あります。 マントルを使う明るい灯油ランタンと、木綿の芯に灯油を染み込ませてろうそくのように燃えるマントル無しランタンです。 マントルありは明るく、マントル無しは芯の幅によって明るさが変わりますが、ろうそくより少し明るい程度です。 冬でも明るさを維持するし、冬はミニストーブのように少し暖かいです。 無音で明るさより雰囲気を楽しむランタンだと思っています。

3 ガスランタン。
これも2種類あり、マントルのありなしです。 マントルありは明るく、明るさをMAX目にするとガソリンランタンのようにガスを燃焼している音が少しします。 マントルありは、運搬時の振動に注意です。 私は運搬中に何回かマントルが外れたりマントルが欠けちゃったりさせています。 マントルなしのガスランタンはルミエールなど直接ガスに引火させるタイプです。 マントルなし灯油ランタンと同様、音もなく、そんなに明るくないのですが雰囲気はとても良いです。 何よりマントルがないので運搬時の振動をあまり気にしなくて良いです。

また、ガスですがOD缶を使うタイプかCB缶を使うタイプに分かれます。 OD缶は高価ですが、寒さに強いイソブタンガスなどを使っているので寒い冬でも明るさを維持します。 しかし、夏なら気温がある程度暖かいので100円ショップでも買えるCB缶でも明るさを維持できますが、標高の高い高原のキャンプ場の夜はまぁまぁ気温が下がるのでCB缶ではMAXの明るさにならない可能性があります。

4 ろうそくランタン。
ろうそくを使うランタンです。 外で使うので風よけのガラスカバーの付いた容器にろうそくを入れて、程よい明るさを楽しみます。 明るさより雰囲気を楽しむタイプのランタンです。

5 電気ランタン。
これも大きく2つのタイプに分かれます。 充電式か乾電池式。 どちらにもメリット/デメリットがあります。 充電式はバッテリーサイズによりますが明るく、バッテリー容量に比例して長時間稼働する物があります。 また乾電池式より小ぶりな商品が多く、持ち運びにも便利です。 家で充電できるのでランニングコストが安く、携帯電話の充電ができたりします。 デメリットは電気を使い切ると再充電が必要で直ぐに使えません。 そして、バッテリーの寿命が商品の寿命になります。 バッテリーの劣化と共に徐々に連続点灯時間は短くなっていきます。 乾電池式よりMAX光量を長く維持できます。

次は乾電池式です。 メリットはどこでも買える乾電池を入れ続けるかぎり何時間でも使い続けらえます。 夜に電池切れしても、予備電池を入れれば直ぐに明るい夜に戻れます。 また、乾電池の液漏れを防げれれば何年も長く使い続けられます。 デメリットは乾電池の容量が減ってくると残電量に比例して暗くなりMAX光量が持続しません。 長時間のランタイムと明るさを求めるなら重たいけど電気を多く貯めている単一電池を数個使う商品がおすすめです。

という事で、色々なランタンがあるのでメリット/デメリットを踏まえた上でお気に入りのランタンを揃えて、大自然の中で暗い夜のキャンプを楽しみましょう。

3rd Jun 2022 (Fri) 我が家のランタン軍団

2022-06-03 18:51:29 | キャンプ
今日は詳しいレビューではなく、我が家のランタンを紹介します。 写真には写っていないランタンも持っていますが、その中で一軍と二軍を紹介します。

お気に入りから順番に紹介します。

1 ダントツ1位のお気に入りは、SuperwayのLEDランタンです。 写真の右から2番目の四角い商品です。 既に商品レビューを記しましたが、最大1,200ルーメンあるので現在のメインランタンとなっています。 実は買い足して2つ持っています。 最近はクレイモアの凄いやつなど2,000ルーメン超えの明るいランタンもありますが、これを2つ持てば理論上合計2,400ルーメンになるし、こっちは2つあるので離した所に置けるので1つで2,000ルーメン超えの商品より明るくサイトを照らせ使い勝手が良いです。 最近のキャンプは、これ2つだけで十分です。 一つはサイト全体を照らし、もう一つは手元を照らします。

2 2位はルミエールです。 こちらも既に商品レビューを記しましたが、荷物に余裕がある時は持っていきます。 大体CB缶用のバーナーを持っていくので、ついでにルミエールを持っていけば癒やしの空間を作れます。 因みに写真では左から2番目の商品です。

3 デイツ78です。 これは灯油ランタンです。 写真では1番左の黒い商品です。 後に詳細レビューを記しますが、上記のルミエールと同じでいい雰囲気の空間を作ってくれます。 ちょっと大きいのでキャンプに持っていく回数は減っていますが家で使っています。

4 Lighting EVERの1,000ルーメンLEDランタンです。 写真で言うと右から3番めの緑色のランタンです。 Superwayを買う前はこれをメインランタンとして使っていました。 これも良い商品なので買い足して2つ持っています。 商品レビューは後ほど記します。

5 キャンプに持っていくことはありませんがお気に入りを紹介します。 Panasonicの球ランタンです。 写真で言うと一番右の電球のような商品です。 普段使いしており寝るときの常夜灯として使っています。 これも気に入ったので2個買い足して合計3個持っています。

点灯させるとこんな感じです。 右から3つのLED系は照度を落として暗めにしています。




ここからは2軍です。 主にマントルを使うガスランタンです。

6 コールマンのガスランタン 写真には写っていません。 コールマンとしてはレアな英国製の3015で、20年以上前から愛用していました。 電球100W相当なので明るくて良いのですが大きいし、運搬時のマントルが気になるし、燃費が悪いのでここ10年は使っていません。 今度、倉庫から出してみます。

7 イワタニのカセットガス ジュニアランタンです。 写真に写っていません。 私が20年以上前に買った最初のガスランタンです。 こちらもマントルを使うので最近は使用していませんが、北海道から九州まで旅の相棒として大活躍したランタンです。

という事で、我が家のランタン軍団でした。

1st Jun 2022 (Wed) おすすめのガスランタン

2022-06-01 12:51:26 | キャンプ
今回は明るさや便利さを求めるのではなく、雰囲気を楽しむ為のキャンプ道具です。

必須アイテムではありませんが、荷物に余裕がある人、すでに明るいメインランタンを持っている人、キャンプで雰囲気のある時間を過ごしたい人におすすめの商品です。 もちろんキャンプだけでなく普段使いもでき、家飲み時やクリスマスシーズン、雰囲気作り、そして災害時にも役立つ商品です。

コールマンのルミエールランタン。
公式ショップで税込み6,980円、ホームセンターで5,000円前後で買えたりします。 一時期品薄で9,000円程度まで寝上がりましたが今は定価以下で買えます。

類似商品にスノーピークのノクターン、キャプテンスタッグのキャンドルガスランタンなどがあります。 ノクターンは小さいので持ち運びが便利ですが小さいので少し暗いです。 またデザインの好みですが人工的製品のデザインです。 キャンドルガスランタンはルミエールに似ていて古風なデザインでルミエールより少し(3cm)小さいです。 従ってルミエールより少し暗い商品です。

では、そんな中私が思うルミエールのメリット、デメリットを紹介します。

メリット。
1 本物の炎で癒やされる
ろうそくの炎とほぼ同じです。 ほぼ同じ光なのでろうそくでも代用可能です。 従ってこの明るさの光で細かい料理や細かい作業する事は難しいかもしれません。 しかし、暗い中にぼんやりとした空間を作る為に最適です。 風がなくても程よく炎が揺れてくれます。 最近のLEDランタンにも揺らぐ光のモードがありますが本物の自然の炎には敵いません。 このルミエールの光で癒やされる人がいるなら安い買い物です。


2 燃料がガスなので静かで匂いもなく煤がつきにくい
私はろうそくの光も好きです。 デイツやフュアーハンドのマントル無しの灯油ランタンの光も好きです。 ろうそくやマントル無し灯油ランタンもこのルミエールに近い空間が作れます。 しかし、裸のろうそくは外の風に弱く、灯油ランタンは灯油を入れたり、ガラスのホヤや天井裏についた煤を掃除したり、移動時に燃料を抜いたり、燃料が溢れたり、少し面倒くさい作業が必要です。

しかしこの商品はガスカートリッジに取り付ければ直ぐに使え、灯油の匂いも無ければ煤もほとんど付かないのでガラスのホヤを拭く回数も大幅に減ります。 匂いがないので屋内で使う時に料理やアロマの香りを邪魔しません。 とにかく、ほぼメンテナンスフリーです。 またガスカートリッジにも消費期限はありますが長期保存も可能なので、来年のキャンプ、来年のクリスマス、いつ来るかわからない災害時にも使えます。

3 構造がシンプルなので壊れない
ガラスのホヤは割れるので別ですがその他の部品はとてもシンプルです。 ガスカートリッジとの接続口にガス漏れ防止のゴムパッキンは硬くなったら交換する必要がありますがそれ以外はほぼメンテナンスフリーです。 安いガスを使い続けるとガス詰まりが発生するかも知れませんが、自分でもコールマンサーポートセンターで簡単に治るので一生使い続けられます。

4 燃費がいい
メーカー公式発表では230gのガスを使うと28から38時間使えます。 夕方18時から24時まで6時間使うなら4泊から6泊以上使えます。 とにかく、一泊二泊程度のキャンプならガス残量を気にせず使いたい放題です。
地味なメリットとして、微妙に余ったガス缶でもまぁまぁな時間使えます。 微妙に余ったガス缶を最後まで使いきれるので、安全にガス缶を捨てられます。 ゴミ収集の人の安全に少し貢献できます。

5 類似商品の中では一番明るくできる
冒頭に記しましたが類似商品があります。 これは好みの問題です。 しかし調光できるランタンの光は大は小を兼ねます。 暗くしたければガスを絞れば直ぐに暗くなるし燃料節約にもなります。 しかしその反対の最大光量が暗いランタンをさらに明るくすることはできません。 明るい=炎が大きい=風よけホヤも大きくなる=製品全体が大きくなる という運命から逃れられません。 しかし、写真の右から2番めに白いケースがあります。 これがルミエールの保管ケースです。 ほぼCB缶と同じ大きさです。 私は自己責任で写真の様にCB缶を使っているのでCB缶2本持っていくサイズで癒やしの光が味わえます。

6 雨や強風で焚き火ができない時も自然の炎で癒やされる
ここからはおまけです。 キャンプでの焚き火の炎も癒やしの光であり楽しみの一つでもあります。 しかし、時に強風で焚き火を断念とか、雨で焚き火を断念とか焚き火ができない時もあります。 そんな時もタープの下で炎のゆらぎを楽しめます。

8 代替商品が豊富
割れる可能性があるガラスのホヤ。 コールマンの純正品はグローブルミエールといい、3,980円で買えます。 しかし、ちょっと高い! という人には純正ではない代替え品が2,000円程度から売っています。 以外といいデザインのガラスのホヤが売っています。 しかし、このコールマン純正のガラスのホヤは少し茶色くミラー加工のような加工がしてあり、表現が難しいのですがガラス内側に炎が少し写り込みます。 これが微妙にぼやけた雰囲気作りに貢献してくれます。 @表現が微妙で申し訳ありません。

次はデメリット。
1 ホヤが割れやすい。
ガラスのホヤは繊細です。 私はまだ割っていませんが、ホヤの掃除中に割った人、ホヤを持ってガスカートリッジに取り付けるだけで割れてしまった人などガラスを割ってしまう人がいます。 ガラスにはできるだけ触らず、ガラス以外の部分を持って扱う、ホヤを拭く時は優しく拭くと長く使えます。

2 類似商品より大きい
これは求める明るさと比例します。 私は納得して買っているので大きなデメリットではありませんがデメリットの一つです。

3 本物の火なので火事、火傷、ガラスに注意
当然ですが、本物の火なので熱くなります。 また狭いテント内ではなにかに燃え移るかもしれません。 そして倒れれば火事の危険とガラスが割れて怪我するリスクがあります。 倒れて火事にならない様に取り扱いには注意が必要です。 安全の為に、CB缶OD缶問わず、後に記すガススタビライザーの利用をおすすめします。 キャンプのテーブルは家のテーブルよりグラつき安いですからね。

4 最大光量にするとまぁまぁ炎が揺らぐ
私の商品の個体差かも知れませんが、小から中サイズの炎ならば炎は揺れずに安定しています。 しかし最大光量にするとガス噴出の勢いなのか風がなくても炎が少し揺れます。 これは私にはデメリットではなく、揺らぐ影ができて良い雰囲気だと感じるのですが、本を読みたい人や静かな炎を求める人には気になるかもしれません。


最後にオマケです。
本来は、写真の左端にあるようなコールマンの純正のOD缶ガスを使わなければなりません。 しかし私は自己責任でスーパーマーケットや100円ショップに売っている様なCB缶を使っています。 そんな私の使い方を紹介します。

私は、ルミエール以外に3つ商品を使っています。
1 ガススタビライザー。
写真の土台に付いている赤色の部品です。 インターネットで ガス スタビライザー などのキーワードで見つけられる1,000円程度の商品です。 これはルミエールだけでなく、キャンプや登山時にバーナーで調理する時にガスや鍋が倒れないように安定させる土台です。 ルミエールをOD缶で使うならOD缶は土台の径が大きいし高さももそんなに無いので安定しますが、CB缶は細くて高いので不安定です。 従って、スタビライザーを使って安定させています。 もちろん、OD缶でも利用できるのでCB缶OD缶問わず、スタビライザーを使うと倒れるリスクを減らせます。

2 OD/CB変換ガスアダプター
ルミエールはOD缶利用を前提に作られている商品です。 CB缶で使うためにはガス缶との接続口を変換しなければなりません。 そこでOD→CB変換アダプターが必要になります。 ネットで OD CB 変換 アダプター などで検索できます。 私は当時1,500円位で買いましたが今は1,000円位である程度の品質の物が売っています。 ガス漏れは爆発に繋がるのであまり安い商品ではなく程々の値段の物をおすすめします。 CB缶は1本100円程度なのでコスパが良いです。 しかもCB缶を使うと背も高くなるので倒れやすくなりますが高い位置から全体を照らせます。

ただし、ご存知かもしれませんがCB缶のガスは寒さに強くありません。 真冬の外キャンでは弱い炎しか出ません。 そんな時はOD缶の寒さに強いガスが必要になります。

3 ガス缶カバー
ルミエールは雰囲気を楽しむ目的で使っています。 従って、ガス缶の社名やデザインが暗闇の中に浮かび上がります。 火の真下なので暗闇の中で一番目立ち、雰囲気を壊します。 気にしない人はいいのですが、私はCB缶にもOD缶にもカバーを使っています。 CB OD ガス カバー などで検索すれば良い商品に出会えます。

そんな商品ですが、長く使える商品なのでおすすめできます。 気になる方は如何ですか? YouTubeなどにもルミエールの炎や比較映像がいくつかありるので参考してみてはいかがでしょうか?





31st May 2022 (Tue) おすすめLEDランタン その1

2022-05-31 15:52:24 | キャンプ
何からキャンプ道具の紹介をしようか迷いましたが、最初はキャンプ以外の防災にも役に立つこれです。

Superway という会社のLEDランタンです。
Amazonで7,500円位、タイムセールなら6,500円位で買えます。 気に入ったのでもう1つ買い足して2個持っています。

今流行りの? ルーメナーやWAQみたいな四角形の充電式ランタンです。 この商品が他の商品より何が優れているのか記します。

メリット。
1 小さくて明るい。
最大1,200ルーメンあります。 メインランタンは1,000ルーメン程度あるといいと言われています。 ソロキャンプなら300ルーメン程度でも十分ですし、家族キャンプなら1,000ルーメンあれば子供が怪我する確率も下がるでしょう。 しかし、明るさも大は小を兼ねます。 1,200ルーメン必要無ければ、明るさを下げて使えば長時間使えます。 また、私が以前持っていた製品よりはるかに小さいので、荷物になりません。

2 前回のモードや前回の明るさを覚えてる
この機能が決め手の一つです。 多くの製品は前回の明るさを覚えてなくて、次に電源を入れると一番明るい、または一番暗い所から再調整しなければなりません。 今まで私が持っていた製品は、前回の明るさも前回のモードも覚えていないので、電源を入れると一番明るくて白い光の昼白色から始まります。 覚えていないので、ちょっと電気を消すと、また一番明るい所からスタートなので程よい暗さで楽しんでいたのに目も眩むし、雰囲気も一回壊れます。 この前回モード、前回の明るさを覚えてくれるのは地味に優れた機能で優秀です。

枕元に置く場合、電球色の暗めの明かりにしておけば、夜中にちょっと点けたい時もその暗さで点灯してくれるので眩しいとか目が覚めるとかそういう事がありません。 前の点灯モード、明るさを覚えてるこの商品は枕元で普段使いするにも適しています。

3 PSEマーク(電気用品安全法)を取っている安全な商品
モバイルバッテリーを使っている商品ですが安い製品の中にはPSEマークを取っていない製品もあります。 また、バッテリー自体もLG製バッテリーを使っているので素性のわからないバッテリーより安心です。 長時間使用でバッテリーが爆発して怪我をするケースもあるので、少しでも安全な商品を選んだ方が安心です。

4 13,400mAの大容量バッテリー
LG製の大容量バッテリーを使用しています。 バッテリー容量は、ランタイムに影響します。 小さなバッテリーは軽くて良いのですが、電気があまりないので明るい光を長時間点けることが出せません。 また20,000mA以上の更に大きなバッテリーは長く点灯できますが大きく重くなります。 13,400mAは1泊、2泊のキャンプに丁度よく、最大1,200ルーメンで約8時間、最低15ルーメンで1,500時間使えます。 実際に2人程度のキャンプなら半分以下の明るさで十分ですし、2泊3日のキャンプ程度なら余裕で耐えます。

5 充電式なのでランニングコストが安い
今までは乾電池式の物を好んで使っていました。 単一電池を3個使う製品でした。 乾電池代はたかが知れていますが、毎回数百円かかります。 しかし、この商品は充電式なので家で安く充電でき、一度買えばランニングコストは安いです。 この乾電池式か充電式かは別途記したいと思います。

6 100段階の明るさ調整、バッテリー残量表示
多くの製品が4段階程度のバッテリー残量表示です。 この商品は数字で残り何%かわかります。 また明るさ調整も4段階程度の物が多いです。 4段階でも良いと思いますが、より細かく明るさ調整できれば、より細かく自分好みの明るさにできるし、より細かくバッテリー残量マネジメントできます。 無段階調整より数字で明るさが判るので毎回同じ明るさで楽しめます。 いらない機能だと思いましたが、地味に便利です。

7 電球色が程よい
電球色と言いながら、白っぽすぎる電球色の製品もありますが、この製品は程よく黄色がかった光の電球色です。 この製品には4つのモードがあります。 白くて明るい蛍光灯のような昼白色。 次は電球のような黄色がかった電球色。 キャンプではこればかり使っています。 次は昼白色と電球色をMIXした昼光色。 これが一番明るいです。 次に赤色点灯。 明るさは変えられませんが登山用ヘッドライトなどに付いてる機能で寝ている人を起こさずにちょっとした明るさを得られます。 最後に赤色でSOSのモールス信号モード。 使う機会があるかわかりませんが、万国共通のSOSモールス信号点滅を繰り返します。

8 火を使わないのでテント内で使える
火を使わないのでテント内で酸欠になる事も無ければ、火傷する事もありません。 小さなお子さんにも安心ですし、一番暗くしてテント内の常夜灯としても安心して使えます。

9 専用ボタンがあって使いやすい
今まで使っていた製品は1つのボタンしかありませんでした。 一つのボタンを使って、電源ON、モード切り替え、モード切り替え後は長押しで明るさレベルを変える物で、誰もが簡単に使える物ではありません。 しかしこの商品は4つボタンがあって、電源ボタン、色モード切り替えボタン、そして明るさを変える+と-ボタンがあります。 誰でも簡単に使える商品だと思います。

10 作業灯としても活躍している
キャンプではありませんが、暗くなってから屋外で作業する時にちょっとした作業灯として使っています。 今度床下点検の時に使ってみようと思います。

11 USB Type Cで充電できる
ここからはおまけです。 PD18などの高速充電に対応してないようですが、Type Cの2A充電で比較的早く充電できます。

12 携帯電話の充電もできる
当然ですが、モバイルバッテリーを使っているので万が一の時は2台同時に携帯電話の充電ができます。

13 鉄面にくっつける強力磁石、上から吊るす用のカラビナ、テーブルに置くときに便利なミニ三脚も付いている。

次はデメリットです。
1 耐久性がわからない
そもそも当たり外れがある商品だと思っています。 不良品が届いたらAmazonで交換してもらえばいいのですが、耐久性はわかりません。 幸い、1年近く使っていますが私の買った物はまだ壊れていません。  充電式のデメリットは使っていなくてもバッテリーが劣化していく事です。 他のBTスピーカーなど10年以上もっているので長く使える事を祈るのみです。

2 最大照度だとバッテリーの減りが早い
最大照度の1,200ルーメンを使う事はあまりないのですが、100%の明るさで使うとバッテリーの減りが早いです。 バッテリー残量が1%単位で分るので減りもよくわかります。 と言っても8時間はもつので一泊二日なら気にせず使えますが、それでもやっぱり気になります。

3 最大照度だとモスキート音がする らしい
私には聞こえませんし、ランタンを離れた所に置けば良いのですが、若い人や耳の良い人はモスキート音が少しするらしいです。 聞こえないので私にはデメリットではありませんがお知らせします。

4 面形ランタンなので光の広がりに距離が必要
これもそんなにデメリットではありませんが、360度光が広がる球形や円柱形のランタンではなく、一面だけにLEDが配置されているランタンなので高い所に吊して下を照らすとか、少し離れた所から照らすなど置き場所に工夫が必要です。 当然ですが発光面の裏側は暗くなりますからね。 でも、そんなに気にならないといえば気にならないです。
これくらいかな?

当たり外れがある商品ですが、私の商品は問題なく使えています。 Amazonで Superway 13400などのキーワードで口コミを検索できます。 何度もモデルチェンジをしているようで初期型は磁力が弱かったり、ケース内で電源がついてしまったりしていたようですが、私のモデルは改善され磁力も強いです。

ちょっと高い商品ですが、災害時にも役に立つので気になった方は如何ですか?