映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『シングルマン』
配給:ワインスタイン・カンパニー:ギャガ
製作国:アメリカ 2009年
キャスト:コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、ニコラス・ホルト、
ジョン・コルタジャレナ
今回は
見てはイケないものを見てしまいました、って作品です。
1962年のキューバ危機下にあったロサンゼルス。
長年の同性愛の恋人だったジムを8ヶ月前に交通事故で失い、
生きる価値を見失っていたイギリス人大学教授の主人公は
ピストル自殺を企てる。しかし主人公の生徒ゆっくりと近づいていき・・・。
急に寒くなり、ひと肌寂しい秋が深まってきましたね。
身体が冷えると気持ちも落ち込むらしいので、
独り身が、とか、関係ないのでしょうが(笑)
まず、この作品はゲイのお話です。
ゲイが悪いとか、そういう事でなく、
そこに主役が『英国王のスピーチ』や『ブリジット・ジョーンズの日記』の
コリン・ファースってのが私的には問題なんですよね。
どちらかといえばお堅く、真面目で正統派の役柄が多いからか、
彼がゲイのキスシーンとかすると、
まるでトム・ハンクスのラブシーンを見ているようで、
こちら側が恥ずかしくなってきちゃうんですよ(笑)
またね~、共演者もイイ男揃いなんですよ。
南国が似合う彫りの深い亡くなった恋人、
ワイルドで一夜の関係が似合いそうな男娼、
母性をくすぐられる青い目のぼくちゃん的生徒。
どれもこれもファッション雑誌から抜け出してきたかのイイ男たち。
それもそのはず、
監督・製作はグッチやイブ・サンローランで活躍し、
『007 慰めの報酬』でボンド役ダニエル・クレイグの衣装も担当した、
一流デザイナー。
今回は主役と生徒役の人だけ衣装を担当したようですがね。
監督のデザイナーらいしこだわりは所々に見受けられ、
60年代のクラシカルな雰囲気、
車・家(このガラス・ハウスはドラマ『マッド・メン』でも使用されている)、
素晴らしく整ったスーツ、
ジュリアン・ムーアが演じる主人公の親友役の衣装やメイク。
主人公が幻想しているかのような撮影手法。
全編を流れる静かでドラマティックな曲。
やはり”美”に携わる人が作る作品はどのシーンも絵になります。
ギツイシーンはありませんが、
”エロティック”という言葉がまさに合う。
最愛の”彼”を失った”彼”は、最後の1日を過ごしますが、
クライマックスは・・・・?
最後を観て『スライディング・ドア』を思い出しました。
初めの違和感が最後は彼の演技に見入っていました。
さすがヴェネツィア国際映画祭で主演男優賞を取った作品です。
彼の演技に負けずに、妖艶と気怠さと、天真爛漫な親友を演じた、
ジュリアン・ムーアの美しさにも見惚れます。
人生とは異なもの味なもの、
お子ちゃま厳禁でゲイも奥様も、お姉さまも(笑)
イイ男で目の保養です。
今回は『シングルマン』
配給:ワインスタイン・カンパニー:ギャガ
製作国:アメリカ 2009年
キャスト:コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、ニコラス・ホルト、
ジョン・コルタジャレナ
今回は
見てはイケないものを見てしまいました、って作品です。
1962年のキューバ危機下にあったロサンゼルス。
長年の同性愛の恋人だったジムを8ヶ月前に交通事故で失い、
生きる価値を見失っていたイギリス人大学教授の主人公は
ピストル自殺を企てる。しかし主人公の生徒ゆっくりと近づいていき・・・。
急に寒くなり、ひと肌寂しい秋が深まってきましたね。
身体が冷えると気持ちも落ち込むらしいので、
独り身が、とか、関係ないのでしょうが(笑)
まず、この作品はゲイのお話です。
ゲイが悪いとか、そういう事でなく、
そこに主役が『英国王のスピーチ』や『ブリジット・ジョーンズの日記』の
コリン・ファースってのが私的には問題なんですよね。
どちらかといえばお堅く、真面目で正統派の役柄が多いからか、
彼がゲイのキスシーンとかすると、
まるでトム・ハンクスのラブシーンを見ているようで、
こちら側が恥ずかしくなってきちゃうんですよ(笑)
またね~、共演者もイイ男揃いなんですよ。
南国が似合う彫りの深い亡くなった恋人、
ワイルドで一夜の関係が似合いそうな男娼、
母性をくすぐられる青い目のぼくちゃん的生徒。
どれもこれもファッション雑誌から抜け出してきたかのイイ男たち。
それもそのはず、
監督・製作はグッチやイブ・サンローランで活躍し、
『007 慰めの報酬』でボンド役ダニエル・クレイグの衣装も担当した、
一流デザイナー。
今回は主役と生徒役の人だけ衣装を担当したようですがね。
監督のデザイナーらいしこだわりは所々に見受けられ、
60年代のクラシカルな雰囲気、
車・家(このガラス・ハウスはドラマ『マッド・メン』でも使用されている)、
素晴らしく整ったスーツ、
ジュリアン・ムーアが演じる主人公の親友役の衣装やメイク。
主人公が幻想しているかのような撮影手法。
全編を流れる静かでドラマティックな曲。
やはり”美”に携わる人が作る作品はどのシーンも絵になります。
ギツイシーンはありませんが、
”エロティック”という言葉がまさに合う。
最愛の”彼”を失った”彼”は、最後の1日を過ごしますが、
クライマックスは・・・・?
最後を観て『スライディング・ドア』を思い出しました。
初めの違和感が最後は彼の演技に見入っていました。
さすがヴェネツィア国際映画祭で主演男優賞を取った作品です。
彼の演技に負けずに、妖艶と気怠さと、天真爛漫な親友を演じた、
ジュリアン・ムーアの美しさにも見惚れます。
人生とは異なもの味なもの、
お子ちゃま厳禁でゲイも奥様も、お姉さまも(笑)
イイ男で目の保養です。