Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『スナッチ』

2007-05-31 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『スナッチ』。

製作国 : イギリス 2000年
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
キャスト:ブラッド・ピット、ベニチオ・デル・トロ、デニス・ファリーナ
     ヴィニー・ジョーンズ、ジェーソン・ステーサム、スティーヴン・グレアム、
    アラン・フォード

ロンドンの暗黒街を舞台にしたスタイリッシュなクライム・ムーヴィー。

皆さん歌手のマドンナはお好きですか?
私は昔から好きでコンサートなども行きましたね~。
あの分かりやすい音楽(昔はね)。
衝撃的なパフォーマンス。
好きですね~。

さて今回の作品はそんなマドンナを妻に持つガイ・リッチーの長編2作目。
1作目の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』では、
結構暗い出だしの多いイギリス映画の中でもとてもはっちゃけたイメージがあり、
この作品も期待してました。(でも見たのは最近ですが。)
相変わらずスタイリッシュですね~。
カット割りも洒落てるし、
演出や会話といった表現方法も変わっているし、
それにかなりテンポアップしてますので明るい所で見て下さい(笑)
音楽が今一つなのが残念でした。
でもやっぱりマドンナの曲を使用してましたね~。

いくつかの話が入り組んで1つになってる方式で、
テンポが速い分、ちょっと見てないと混乱してしまいます。
途中何だか間延びしている感じも見受けられましね。
もうちょっと整理されていればなおいいですね。
惜しいって感じがしました。
初めのキャスト紹介はお見逃し無く。

俳優もブラッド・ピット、デニス・ファリーナ、ジェーソン・ステーサムといった、
一流どころを集めてますが、
個人的にはベニチオ・デル・トロが演じた賭け事好きの運び屋が良かったですね。
渋い役どころが多い彼がちょっとお馬鹿さん的役ってのが好感持てました。
また、デニス・ファリーナ演じるボスの電話で呼び出されてるシーン、
まるで胃薬のCMみたいで楽しかったです。
力のある俳優さん達が個性的な役を演じているので、
ブラピがふつーに見えました。
あ、ブラピの役は『ファイト・クラブ』を思い出させますが、
あれはわざと?なんでしょかね?

全般的には「ぷぷっ」と笑いがでちゃうお茶目な作品です。
テンポが速いので体調の良いときにどーぞ。

映画 『リバー・ランズ・スルー・イット』

2007-05-31 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『リバー・ランズ・スルー・イット』。

製作国 : アメリカ 1992年
配給 : 東宝東和配給
キャスト:ブラッド・ピット、クレイグ・シェファー、トム・スケリット、
     ブレンダ・ブレッシン、エミリー・ロイド

1920年代のモンタナを舞台に、フライフィッシングで結ばれた兄弟と父親の
家族の絆を描く人間ドラマ。

新緑の5月もいよいよ終わりますね。
気持ちのいい季節もそろそろ終わりかな?
それと同時にそこらで鮎釣り解禁になりますね。
釣り好きな人にはたまらないんでしょうね。

さて今回はそんな釣り好きな人も楽しめるであろう作品です。
フライフィッシングは私もこの作品で知りましたが、
何だか優雅な釣り方ですね。
作品中でも「芸術的」と語ってますが、その通りだと思います。

何故そう感じるのか?

この作品が第65回アカデミー撮影賞受賞に輝く程の映像美だからでしょう。
モンタナの自然も手伝って、とにかく映像が美しい。
山の緑に絹の様に波打つ川面。
そこにまるでオーケストラの指揮者がタクトを振る様に、
しなやかなリズムを打つ竿。
・・・・見とれます。
その他にも『大草原の小さな家』にも負けない緑広がる草原の風景など、
家の小さなTVでも風景の壮大さを感じる事が出来ます。

ストーリー的には田舎の聖職者一家のお話ですから、物静か。
そこにブラッド・ピット演じる茶目っ気溢れる一家の人気者の息子が、
話の中心になっていく訳です。
まじめな兄ちゃんとお茶目な弟。
性格は正反対でも大の仲良しで、
父ちゃんを含め、釣りを通してコミュニケーションを取っていきます。
憎めないこの道楽息子を巡って事件が起こるのですが、
その後の兄ちゃんの思い、分かるなぁ。

新緑の季節にピッタリのこの作品、
風が気持ちのいいと感じたら見てみて下さい。





映画 『コレクター』

2007-05-29 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『コレクター』。

製作国 : アメリカ 1997年
配給 : UIP配給
キャスト:モーガン・フリーマン、アシュレー・ジャド、ケアリー・エルウィス、
     トニー・ゴールドウィン 、ジェイ・O・サンダース

才色兼備の女性ばかりを狙った連続誘拐犯罪を犯罪心理学のスペシャリストが
解明していくサイコ・サスペンス。

最近本当に嫌な事件ばかりが続きますね。
しかも年少者が犯人だと知ると胸が痛みます。
やはりゲームが良くないのでしょうか?
それともマスメディア?教育?
明るいニュースを求む。

この作品も変な犯罪です。気持ち悪いです。
なんてーの?男の心理なの?
犯罪者が出てくるシーンは「やめてー!」って言いたくなる様な気持ち悪さです。
しかも、よく見つけてきましたね、って隠れ場所で。
今回の様に捜査を調べていくというモーガン・フリーマンの役は適役ですよね。
どんどん核心に進んでいく状況を見事に演じてますから、
目が離せません。
そしてアシュレー・ジャド、彼女もよく逃げる役をやりますよね~。
悲鳴を上げる顔はお見事。
それに彼女のあの美しい顔が腫れたり、
とにかく走って走って走りまくるシーンは、
緊迫した切羽詰った状況が本当に伝わり怖くなりました。
「早く逃げてー!!」って感じ。手はグーですよ、グー。

そんな2人がこの色々なカラクリがある犯罪を、
まるでパズルの様な手がかりをつなげて解決していきます。
しかーし、最後にどんでん返しがぁぁぁぁ!

この作品は全米ベストセラー、
「犯罪心理捜査官アレックス・クロス」シリーズの映画化。
実はモーガン・フリーマン演じる”アレックス・クロス”が活躍する、
他の作品が『スパイダー』。
今回の作品の続編、ってな感じですかね。
なのでこの作品を気に入った方は『スパイダー』もご覧あれ。





映画 『心のままに』

2007-05-25 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『心のままに』。

製作国 : アメリカ 1993年
配給 : コロンビア トライスター映画
キャスト:リチャード・ギア 、レナ・オリン、アン・バンクロフト 、デルロイ・リンド

重度の躁鬱病患者と彼の治療に当たる女性精神科医の、
切なく激しい恋を描いたラブ・ストーリー。

皆さんは”勘違い”ってありますか?
私はお恥ずかしい事ながら、しょっちゅうあります(照)

さて、今回の作品、
私はリチャード・ギア主演の『わかれ路』と勘違いして見てました。
すぐに違うと分かったのですが、
ジェームス・ブラウンの「I Got You (I Feel Good)」の陽気さに見始めました。
あの曲はホントに元気になりますよね!お亡くなりになって残念。

それはさておき改めて今回の作品、
リチャード・ギア、頑張ったよね~。
まず、出だしのはっちゃけ振りが『愛と青春の旅だち』を感じさせまし、
"躁鬱病患者"という役どころは難しいでしょう、
「ムリがあるなぁ」と思わせました。
しかし終盤の表情の演技はとても素晴らしく、グッときましたね~。
ちょいモテのオヤジキャラが多い中、今見るととても新鮮だし、
さすがだと思わせます。
女優陣も素晴らしい演技してますよ。
『ショコラ』で暴力夫から逃げて店でやっかいになる役をした レナ・オリン、
『キルトに綴る愛』や『G.I.ジェーン』など、
その他多くの作品で実力を発揮している、アン・バンクロフト。
それに『普通じゃない』『60セカンズ』に出演してた、
デルロイ・リンドもキーマンになっています。

こういった精神面のお話は寄り道が多いのですが、
やはり半分くらいまでは寄り道が多く、
ちょっと中だるみしますね。構成上しかたないのかな?
ある事件をきっかけに展開がいきなり加速し終盤に爆発しますね。
ちょっと痛々しくも感じました。

誰かに寄り添いたい夜にオススメです。

映画 『ハードエイト』

2007-05-24 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ハードエイト』。

製作国:アメリカ  1996年
日本未公開
キャスト:フィリップ・ベイカー・ホール 、ジョン・C・ライリー、グウィネス・パルトロー、
      サミュエル・L・ジャクソン、フィリップ・シーモア・ホフマン、
      メローラ・ウォルターズ、F・ウィリアム・パーカー、ナサナエル・クーパー、
      ウィン・ホワイト


ミステリアスな初老のギャンブラーの友情や裏切り、贖罪を描いたドラマ。

皆さんは賭け事はお好きですか?上手ですか?
私は一か八かの勝負事はパチンコからジャンケンまでからっきしダメです。
それも運の無さ?
昔、秋元康の本に「良い男の条件はジャンケンに強い事。」とありました。
運までも味方する男、だそうです。お試しあれ。

さて今回の作品は日本未公開ですから見た方はビデオでしょうかね。
『ブギーナイツ』や『マグノリア』を撮った、
ポール・トーマス・アンダーソンの長編デビュー作です。
弱冠26歳で撮ったと言うこの作品。
どれどれ、と見てみました。

渋い。

概要に”裏切り”とあったので激しいかと思いきや、
淡々としたストーリー展開。
途中ハプニングもありますが、全般的に渋めです。
だからと言ってつまらない訳では無く、先が見たくなります。
ざっとなあらすじとしては、

母親の葬儀代をかせごうとラスベガスにきた青年が有り金全部スッちゃって、
途方に暮れてる所にギャンブルの天才老人に出会い、指導してもらう。
2年後、すっかりプロになっちゃった青年が、
ウェイトレスに入れ込みハプニングが・・・・。

ってな感じです。
青年役には『シカゴ』で可愛そうなピエロの夫役を演じたジョン・C・ライリーが、
またもちょっと弱々しい役柄を演じます。
また、ウェイトレス役はまだ若かりしパツンパツンのグウィネス・パルトロー。
それにダメギャンブラー男にサミュエル・L・ジャクソン。
サミュエル・L・ジャクソンはこの時代から黄金期ですよね~。
その他にも実力派の役者揃いだし、
P・T・アンダーソン映画にはかかせない人物ばかりが揃ってます。

派手なアクションがあるわけでも無し、
ロケーションに金が掛かっているわけでも無いですが、
この監督の原点がここにあるのかな、と思います。
有名な『ブギーナイツ』や『マグノリア』を見ようとするなら、
こちらも見てみると良いと思いますよ。

映画 『ジム・ジャームッシュ 監督作品』

2007-05-23 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回はちょっと変則ですが、ジム・ジャームッシュ作品をいくつか。

『パーマネント・バケーション』(1980年アメリカ)
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984年アメリカ/西ドイツ)
『コーヒー&シガレッツ 』(2003年 アメリカ)

皆さんのお気に入りな場所って何処ですか?
京都とか北海道といった地域でもいいですし、
○○公園とか○○河川敷とか身近な地域でもいいです。
私は自分の家のベランダにあるクーラー屋外機の上に座って、
のんびりテレビを見たり、お酒を飲んだりする事が、
お気に入りの一つです。

先日、暖かくなってきたのでそのお気に入りの場所で夜飲みを実行。
そこでツマミにがわりに今回、
『パーマネント・バケーション』
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』の2作品を見ました。

まとめてのご紹介は何故かと言うと、
ジム・ジャームッシュの映画は、
ハラハラする展開がある訳でもなく、
なるほどね~って凄く納得するオチがあるわけでもなく、
(特に『パーマネント・バケーション』なんかね。)
まるで音楽PVの様に在るがままに流れていく雰囲気です。
2作どちらの作品も若者の日常を描いていますが、
ビックリする仕掛けがある訳ではありません。
淡々と日々の生活を写しています。

勿論、
「ここの場面はこーなのか」「あ、ここはこんな人が出てる」とか、
かなり細かく見ていけば収穫のある作品ですが、
どーの、こーのというより、
映し出されたそのシーンをその場で楽しむ、という方が私はいいと思うのです。
ラブロマンスやサスペンス好きの人には物足りなさがあるかなぁ・・・。
私はそんなジム・ジャームッシュ特有の映像時間が嫌いではありません。
彼がそんなスタンスなら(って、ケンカ腰?)、
こっちも好きなプライベートシーンで、って受け取りますよ。

『コーヒー&シガレッツ 』も最高に良かったですね。
短編集ですが、「はい?」って感じで1つ1つの作品が終わるのです。
そこに映し出されるのは、
コーヒーと、
タバコと、
会話をしている人だけ。
凝ったセットなど無く、
場所の違うカフェ。
こっちの予想を上手く裏切ってくれる監督だと思います。

モノは試し、と言う方、
是非ご覧になって感想ください。

映画 『パパラッチ』

2007-05-22 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『パパラッチ』。

製作国 : アメリカ 2004年
配給 : 日活
キャスト: コール・ハウザー、トム・サイズモア、ロビン・タニー、デニス・ファリーナ

セレブの私生活を隠し撮りし、時にはスキャンダルの捏造や、
犯罪まがいのことすら行う悪質カメラマン=パパラッチと、
彼らの標的となったスターの闘いを描いたサスペンス。

皆さんは嫌な事された時、「イヤだ」とハッキリ言えますか?
私はガツンとは言えませんね。
だから私が言う時はよっぽどの時です。
それでも従えない人は、ほんっとに腹が立ちます!
例えば元カレとかね・・・・。
仕事だから来るな、って言っても来ちゃう人、ダメですね~。

それはさておき、今回の作品、腹が立ちました!
パパラッチってこんなに酷いの?
もしかしたら行き過ぎの表現なのかもしれませんが存在がムカつきました。
それ位ストーリーに集中出来ます。
製作はあのメル・ギブソン。
もしかしたら相当溜まってるのかもしれませんね。

無断で家族を撮ったり、
無断で敷地内に入り込んだり、
カメラを仕込んだり、
尾行はともかく、出入りしている店も張ってるし、
最後はセキュリティーの番号まで撮影。
わざと怪我をさせて救急車を呼ぶ前に撮影。
カメラマンが危機の時に手を貸しているのに、
「どこまでも追いかけるからな!」なんて台詞、信じられな~い!!
こんな事が事実なら有名人ってホントに大変。
可哀想だし、それでも頑張ってそれなりの地位にいるなんて頭が下がります。

でもこの作品はそれだけではないのです。
主人公が立ち向かうのです!!
イケ無いことですが(見れば分かる)、
気持ちは分かります。

出演している俳優は正直地味だけど、
執着や恐怖、怒り、をよく表現できていると思う。
物凄く良い作品、と言うわけでは無いが、
ストーリーは流れがあり、時間も短いのも手伝って、
あっという間に見終わる。

元イギリス・ダイアナ妃を偲びつつ、
有名人の悲しい性を覗いてみるのもいい。


映画 『間宮兄弟』

2007-05-18 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『間宮兄弟』。

製作国 : 日本 2006年
配給 : アスミック・エース エンタテインメント
キャスト:佐々木蔵之介 、塚地武雅 、常盤貴子 、沢尻エリカ 、戸田菜穂

互いを思いやりながら誠実に暮らしている間宮兄弟が、
日頃のストレスを忘れる一時を与えてくれる作品。

兄弟・姉妹のいらっしゃる皆さんは、仲がいいですか?
または両親との間とか。
私は妹に頭が上がりません。

さてこの作品は本当に30代兄弟の日常を淡々と撮ったものです。
俳優さんが有名じゃなきゃ、そこらの兄ちゃん達のビデオかと思うくらい
かなりのんびりしてます。

原作を書いた江國香織の小説は、
どちらかと言うとエロが入っていたり、
日常でも不倫とかイケない雰囲気の物が多く、
私は原作を読んでないのですが、
この作品はあまりにも平凡で意外でした。

それにしても佐々木蔵之介 、塚地武雅が演じる兄弟役は、
力が抜け気味のまるで友達みたいな関係は、
出だしの物足りなさから、
「こんなゆるい関係いいなぁ」と、憧れに変わりますね。

出演する女優の役柄も脱力系です。
常盤貴子の役に合わせただろう、
めがねにキッチリと髪を束ねるって風貌も意外性がありました。
お母さん役で出演している中島みゆきのキャラクターも良かった。

映画を見ている時は、かなり物足り無いですが(笑)
見終わって後から考えてみると、
いいなぁと感じるところがあります。
見ている時はかなり物足りないですが(2度言うな)
私の友人曰く、
「○○委員会って付く作品はイマイチだ」。
納得。

これから天候も崩れてきたりするでしょう。
そうすると風邪も引くでしょう。
寝込んだ時に、おかゆと一緒にどーぞ。




映画 『イナフ』

2007-05-17 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『イナフ』。

製作国 : アメリカ 2002年
配給 : ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
キャスト:ジェニファー・ロペス 、ビリー・キャンベル、テッサ・アレン、
     ジュリエット・ルイス、ダン・ファターマン

幸せな結婚生活から一転、変貌した夫の暴力から逃れ、
愛する娘のため強くあろうと決意するヒロインのサスペンス・スリラー。

皆さんはどうしても逃れられないものってありますか?
私は甘い物とお酒です。
今日、禁断の甘い物を久々に口にしましたが、
あ~、やっぱり虜です。

この作品は逃げても逃げても暴力夫から逃げられない奥さんが、
何とかして子供と平穏な日々を手に入れたいと頑張る映画です。

とにかくこの夫、しつこい。
何処に行っても、色々な手段を講じて捕まえにくる。
こんな旦那はっきり言って怖いです。
そんなに執着するなら、何で暴力振るうのさっ!
例えばそれで捕まえてまた一緒に暮らしたとして、
夫は何が満足なのかね?
しかも子供に不要に手をあげるのは私は許せないな。
そりゃ~奥さん逃げるって。
・・・・と、普通の感想をしてしまいましたが、
かなり旦那に腹立つ作品です。
しかも、奥さんを追いかけてるくせに、
別の女とも寝てる、って、お前どんなヤツじゃ!
奥さんをかなり応援してしまう。

その奥さん役はジェニファー・ロペス。
私はこの人、好きです。
演技はそこそこかもしれませんが、可愛らしいよね。
それに歌も好き。
でも今回は逃げる、変装する、戦う、と、結構シリアスモードです。

共演者に最近では珍しくジュリエット・ルイスが。
舌っ足らずの為に結構おばかな役が多い中、
この作品ではちょい役ですが、主人公を見守る心強い役を演じてます。

ラストシーンでは意外な展開になり、
世間的には余り良くないのかもしれないが、
応援してしまう。
ハラハラするし、
やったー!!と拍手してしまう自分がいる。
完全にストーリーにはまってしまってますな(笑)

ストーリー的には男性より、女性の方が共感出来るかもしれません。
何となくアシュレイ・ジャット主演の『ダブル・ジョパディ』に似てるな。
この作品を見て、スカっとした方は、『ダブル・ジョパディ』もオススメです。

映画 『コンフィデンス』

2007-05-16 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『コンフィデンス』。

製作国 : アメリカ 2002年
配給 : ギャガ=ヒューマックス
キャスト:ダスティン・ホフマン、エドワード・バーンズ、レイチェル・ワイズ
     アンディ・ガルシア、ポール・ジャマッティ

若き詐欺師がひょんなことから大金強奪を強要され、
様々な思惑を秘めた人間関係と絡み合いながら実行する様子を
スリリングかつユーモラスに描く。

皆さんは計画練るのはお好きですか?
私は色々思いつくのですが、計画立てる、というのは苦手です。

今回の作品はまさに、グリフター(詐欺師)ムービー。
語り口調でストーリーが進められたり、
最後の10分でからくりを明かす手法が、
『ユージュアル・サスペクツ』を思い出させます。
出だしも今後のストーリーを期待させる派手な詐欺シーン。
その後、大物が出てきてある計画を持ちかけられます。
主人公達はそれに従わなければならず(見れば分かる。)、
計画と人員を揃えていくのですが、
先々に障害が出てきたり、欲が出てきたり、さて上手くいくのですかい?
途中ちょっと「つまらんなぁ」と感じる部分がありますが、
最後のからくりを必ず見てね、って感じです。

主人公のエドワード・バーンズを見た時は、
「他の共演者の割には地味な役者が主人公だな。」と思うほど、
物足りなさを感じましたが、
逆にそのギャップが最後のドンデン返しを盛り上げたのかもしれません。
その他もダスティン・ホフマン、アンディ・ガルシア、レイチェル・ワイズと、
有名処が出演してましたね。
確かにそれぞれの役がキーになっていましたが、
おとなしい感じもしましたね。

『ユージュアル・サスペクツ』や、
以前ご紹介した『スコア』と見比べていただくと、
楽しいかもしれません。
一度お試しあれ。