![Img_4504geisha Img_4504geisha](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/07/b812cd05385bf781c396a3fd28b9a2f5.jpg)
本日ご登場願ったのは、コンビーフでお馴染みの野崎産業(現・川商フーズ)が1911年に立ち上げた老舗ブランド、「GEISHA」(ゲイシャ)缶詰であります。
ゲイシャ缶は輸出用商品なので、基本的には国内で買える機会がほとんどない。
![Img_4506geisha Img_4506geisha](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/e7/acd70ba8ab37ca973da40b1b1c8e0582.jpg)
どのくらい有名かというと、この商標をそっくりマネした偽ブランド品が横行しているくらいなのだ。
即ち「GEISHO」とか「Geishaw」とか。
1911年に誕生したゲイシャさんは、2011年で生誕100年目を迎えることになる。
この重要な節目に臨み、川商フーズでは現在、何か大きな記念イベントを企画しているようだ。
その内容が判明次第、読者諸賢にお届けしていくつもりだが、ともあれ。
本日は同ブランドのサバのトマトソース漬け缶をご紹介しよう。
![Img_4508geisha Img_4508geisha](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/1a/5a06f3d3dadfbeb9550504d6041bad2a.jpg)
キコキコっと、開缶。
イージーオープンではないのだ。
上の画像のうち、大きいほう(4号缶)を開けてみた。
![Img_4511geisha Img_4511geisha](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/5a/81588b918e3853a7890d96581f589e46.jpg)
かくのごとし。
圧倒的なボリュームである。10センチほどの長さのサバが3尾、“ぞろっ”と出てくるのであります。
皮の文様も美しく、角度によっては生々しい光景だ。
そのお味はどうかというと、我々が通常食しているサバ缶とだいぶ趣が異なっている。
トマトソースにサバの匂いが移っていて、全体的にウォーターフロント的な匂いがしている。
そういえばノルウェーのサバのトマトソース漬け缶を食べたことがあるが、あれとよく似ている。
さすがに輸出用商品、味も香りもエキゾチックなんであります。
筆者はこれをレンジで熱々に加熱し、黒コショウをたっぷりと振って食した。これでウォーターフロント的匂いはぐっとおさまったのである。このほか、香ばしく炒めたニンニクなんかもきっと合うと思う。
![20091216img_4525 20091216img_4525](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/bb/cbbaaffd02789f8b938a3eeb554f7943.jpg)
アラビア文字の書かれた中東向けツナ缶
現地では高級品で、主に富裕層が買うらしい
ゲイシャブランドはこのほかマッシュルーム缶、みかん缶、パイン缶、牡蠣の燻製缶など様々な種類がある。筆者もニューヨークのスーパーでアサリ缶を買ったことがあった。
読者諸賢も、機会があったら試してみてはいかがだろう。
内容量:255g
原材料名:サバ、トマトソース、水、塩
原産国:中国(販売:川商フーズ)