sail hayabusa

千葉県 浦安にて活動中

鍛える夏 その5

2010-08-29 20:04:57 | レース <ログ・写真編>
8月最後の日曜日、鍛える夏を締めくくるべく、久しぶりにディンギーに乗ってきました。


場所は八景島マリーナです。先週の保田レースの対岸にあたります。


7歳の新人クルーと艤装の確認。


乗ったヨットは、ヤマハシカーラ13ftです。隼とわずか△9フィート差。全然違和感ありません。


出艇直後は半ベソ状態だった新人クルーに舵を奪われる私。

久しぶりのディンギーでしたが、わずかなセールの引き込みやヒールバランスで如実にスピードが変化します。ヘルムスマンとして忘れてはならない感覚です。来週からのミニトン関東選手権に向けて良いイメージトレーニングになりました。

第11回ミニトン関東選手権帆走指示書公開

2010-08-27 06:03:08 | レース<準備&心構え編>
隼チームの年間活動の目玉であるミニトン関東選手権の帆走指示書が公開されました。

第11回ミニトン関東選手権帆走指示書

いよいよ近づいてきましたね。
この大会に向けて1年間鍛えてきました。

隼は、9月2日に浦安から江の島に向けて回航の予定です。天候が良いことを祈るばかりです。


鍛える夏 その4

2010-08-26 05:42:58 | レース <ログ・写真編>
8月21日22日の2日間、TYCの夏のイベントである保田レースに参加しました。



今回参加した保田レースは、前日に房総半島保田漁港に集合し、翌早朝に東京湾奥に向けてスタートする片道約30マイルのレースです。
レース自体が楽しいのはもちろんですが、保田漁港の番屋でいただく海の幸が思いっきり楽しめるイベントなのです。


写真の刺身が五人分です。これに地魚のにぎりがたっぷりつきます。さらに、アジフライとイカフライにイカゲソ唐揚げが山盛り出ました。


鍛えていないと食べきれないボリュームです。去年も今年も隼チームは食べ尽くすことができませんでした。来年こそしっかり鍛えて海の幸を食べ尽くしたいと思います。

緊張を解く

2010-08-18 20:35:28 | レース<準備&心構え編>
以前ご紹介したスポーツドクターのコラムに、またもなるほどと思うコメントがありましたので、リンクさせてもらいます。ドクターのいう腹式呼吸は、ヨットレースのスタート前など役に立つのではないでしょうか?

第17回 腹式呼吸が緊張をとく 2010/8/1


12年前になりますが、横浜臨港パーク前海面で開催された全日本社会人ヨット選手権に出場しました。当時、現在の隼メンバーの何名かと同じ艇に乗り込んでいたのですが、その第1レースで、後続艇をワンマーク近く離してトップをとったことがありました。

若かったせいもあり、結果的には余裕のあるレース展開であったにもかかわらず、緊張しすぎて、フィニッシュ後体調が悪くなる経験をしました。

「腹で呼吸する。」というドクターの教えが今なら理解できるような気がします。

虎の巻 その3

2010-08-17 06:46:22 | レース<ハンドリング編>
先日購入した舵社発行の「クラブレーサーのためのセールトリム虎の巻」では、ヘッドセールのトリムについて、次のような記述があります。

”セールトリムは再現性が重要だ。感覚ではなく、線(スプレッダーのトリムライン)1本分とか2本分(リーチが)開いたというように、数値で記録を残しておこう。”

隼のジブシートのリードシステムは、ジブトラックにカーを取り付けたいわゆるジブリーダーシステムではなく、バーバーホーラーシステムを採用しています。理論的には、ジブカーを自由に調整でき、あらゆる状況に対応できそうなのですが、再現性の観点からは取り扱いが厄介なのです。


写真は、微軽風で帆走中のバーバーホーラー。ジブをツイストさせるため、バーバーホーラー自体は緩めている。風があがってリーチを閉じたいときは、バーバーホーラーを締めていく(締めるとブロックが前に移動していく)のが理屈ですが、なかなか出来ていないのが現実です。

特にスタート前など、実際にセールを展開しないとポートとスターボを同じトリムにするのが難しいのです。わずかな違いでジブのリーチカーブは変わってきます。メイントリマーやヘルムスマンからは見えないの情報なので、ヘッドセールトリマーの目と腕にかかってきます。スピントリム以上に気を使ってほしいトリムですね。

全員で艇を走らせる技術と意識が重要です。


虎の巻 その2

2010-08-16 06:52:12 | レース<ハンドリング編>
先日購入した舵社発行の「クラブレーサーのためのセールトリム虎の巻」を読み進めています。勉強になります。

”ヨットはセールで走る。ここが他の船舶との大きな違いだ。となれば、セールはヨットの命である。”とのフレーズで始まりマストチューニングからメインセール、ヘッドセールの展開方法からセールトリムにいたるまで詳細な記述があります。

マスト、メインセール、ヘッドセールまで読み進みました。
今まで読んだ中で、隼にフィードバックできそうなことも数か所出てきました。
その一つがチェックステーのトリムです。

隼は22フィートのヨットですが、ランナー付きのフラクショナルリグで、ランナーとチェックステーが付いています。ランナーを引き込めば、チェックステーも連動してテンションがかかるシステムになっているのですが、ヘッドセールのサギングとランナーのテンションには気をつけていましたが、ランナーと連動しているチェックステーには無頓着な面がありました。

虎の巻を読むとチェックステーがメインセール下部のセールカーブに影響を与えることが良く理解できました。保田への回航時などじっくり調整したいと思います。


写真は5月に行われた東京港ヨットレガッタ第1マーク付近の様子。4ノット程度の微風でスタートしたところ、徐々に風があがりマーク付近では8から10ノットぐらいまであがりました。
隼はライトジェノアを揚げていたため、強制的にランナーを効かせていたと思います。
先行するCAVOK艇と比べ、メイン下部が浅くなりすぎて、不自然な皺が生じています。チェックステーを効かせればマストベンドを抑えられたのかもしれません。(メインハリも微風スタートのため少し緩めにセットしていたのがまずかったですね。)


次の写真は、先日のTBC第6戦の模様。6ノット程度の風の中で、ミディアムジェノアを揚げており、ランナーのテンションはそれほどかけていません。メイン下部もそれほど不自然ではありません。やはり、ランナーに強めのテンションをかけるときは、チェックステーもテンションが入るように調整をした方が良いように思います。

鍛える夏 その3

2010-08-13 06:27:54 | レース <ログ・写真編>
今週の月曜日から、勤続20年に与えられる2週間の休暇に入っています。どうしても2週間連続で休みたくて、会社のお盆休みと絡めての休暇になりました。かといって、どこかに出かけるわけでもなく、前にも書いたとおり小学生の息子と鍛える夏を過ごしています。


写真は、私の実家がある四国の海岸での様子。海水浴場ではないただの海岸です。子供のころは、わざわざ混雑した海水浴場では泳いでなかったです。ヨットレースのスタート時の重要なポイントである「混雑した場所を避ける感覚」ですね。今では更衣室やシャワーがないと人が来ないようで、この場所もわれわれ家族ともう一組だけでした。

透明度が高く、足がつくと思って飛び込んだ息子は、足がつかず大慌てとなりました。底の石がはっきり見えますが、実際私も足がつかなかったので、水深2mはあると思います。

しかし、なんで海水浴なのに、親子揃って競泳用の帽子をかぶっているんでしょうね。やや柔軟性に欠けるところが遺伝しているのか…

メインにできる皺

2010-08-12 06:02:45 | レース<ハンドリング編>
先日のTBCレース帆走中にメイントリマーのTさんとも話していたことなのですが、マストのIポイントからメインのクリューにかけて斜めに皺が走るのです。当日は軽風コンディションで、オーバーベンドさせているわけでもないのになぜだろうと考え、いろいろいじりましたが消えませんでした。

セールが古いせいだということに逃げようとしていたのですが、イーグルさんに撮影していただいた写真をみると理由がわかりました。


理由は単純で、風下側のランナーが十分緩んでいないため、メインの裏側で干渉していたのです。いつもランナーを担当しているSオーナーがコミッティボートに乗っていたので、他のメンバーでランナーを返していました。

しかし、なぜ気付かなかったのだろう?まだまだ視野が狭いですね。反省です。

ヨットレースは「いろんなことを考慮する」ことが重要なスポーツであると以前にも書きました。特に、いつものクルーが乗ってないときは、誰かがそのポジションについているわけで、いつもと艇のコンディションが違うなら、乗っていないクルーが普段やっているトリムを確認することから始めるべきですね。


第11回ミニトン関東選手権レース公示

2010-08-11 05:43:19 | レース<準備&心構え編>
隼チームの年間活動の目玉であるミニトンクラスの関東選手権がレース公示されました。

第11回ミニトン関東選手権レース公示

ミニトンクラスは、全日本選手権を関東と関西とで隔年で開催していて、今年の全日本選手権は関西で行われます。そのかわりというか、関東では隔年で関東選手権が行われるのです。昨年、江ノ島で開催された全日本選手権では、台風4号の影響で強風の中、隼は第1レースのスタート前にディスマストするというアクシデントに見舞われました。1年経つのは早いですね。

ミニトン関東選手権はIRCレーティングで行われます。レース公示によるとTCC0.95以下の艇に参加資格があります。ただ関東地区でTCC0.95以下のIRC取得艇が非常に少ない状況ですので、少数のフリートレースになりそうで、まさにシビアなレースになりそうな予感がします。

大会までにフルメンバーが揃う機会がないのが残念ですが、TYC保田レースが最後の練習になるので、しっかり艇を帆走らせることに集中していきたいと思います。


写真は先日のTBCレース第6戦の模様。イーグルさんから頂きました。いつもありがとうございます。