二度諸星

ひと月に2册も、諸星大二郎の新刊が読めるなんて!
法悦〜〜


『栞と紙魚子の百物語』
稲生家化け物コンクールに下地あらば尚愉し♪
新キャラのイケてないイケメン「クダくん」
実写ドラマ続編を当て込んでの? やっぱり小ジャニ起用? だれ? (さして興味ナシ
クダギツネが可愛いけど、このへんには制作費かかりそう…(余計な心配
だいたい、放映も2話くらいしか見てないくせにわたしはなにを。
それはともかく、今回もたいへん楽しく読めました。

このシリーズも6作目ですかー…(遠い目
そういえば以前、友人と自分とで、どっちが栞でどっちが紙魚子だろうかという
アホ物議が浮上し、「あたし紙魚子かな?」とかうっかり口走ったら
即座に「根拠は!?」とやや鼻白まれ、うろたえたことがありました。
ゴメン。なんだかいろいろゴメン。


『未来歳時記「バイオの黙示録」』
バイオテクの成れの果て、いちいち怖いっす。
詳しくは控えますが、倍額払っても買う本です。わたしは。
前記コミックとは、明らかに線が違うし(あたりまえですか
どんだけご陽気に描いてんの「栞・紙魚」…なんてね(苦笑
いいんです、そっちはそっちで楽しさが伝わるから。



…えへへ、書いちゃったなぁ。
次回は、諸星本「私家版」にまつわる
面妖な体験でも、書いちゃおっかなぁ。

トゲなき子

サボテンに棘はセットとあきらめて
たまにチクンとやられたり
それもいいかと、にじむMっ気(微量

チクンしない子がいい子とは限らないけど
生来トゲをもたぬサボは、異端サボとして
ちょっとチヤホヤしたくなります。

ロホホラ属のロッホくん
にくきうっぽい弾力のある体の
刺座には、トゲのかわりに
白いぽしゃぽしゃの綿毛。

今季、ひとつめの花がらを摘んでしばらく
第二幕が上がりました。

谷間ノ蟲師 (ネタバレなし)

なけなしの体力まで奪う、容赦ない暑さのなか
仕事で移動中、立ち寄った書店にて
月刊アフタヌーン9月号を購入。
矢もタテもたまらず、ビルの谷間の
充分に熱されたベンチへ…
臀部を石焼きにされつつ、頁を繰ります。

「蟲師」第四十七譚、前編
……読了。

ぶ厚くなってきた雲行きを仰ぎ
ぶ厚さを増した鞄を抱えて
仕事へ戻りました。


帰宅して、日付け変わり。
語りたいが、黙してもいたい
反する気もちの狭間から立ち上がるは
「あの人は、どこでどんなふうに読んだろうか」
「あの人も、あの人も、あの人も…　元気でいるだろうか」
ご無沙汰すっかり、ごめんなさい。
わたしは元気です。

ベトナム笠

灼熱のベランダ作業に欠かせない
たよれる相棒です。

「ベトナム笠」と呼んでいます。

アオザイもいいけれど
薄手なサッカー地とかに小さな蓮の刺繍のついた
短い立襟ブラウスに、そろいの膝丈ズボン
ペッタリした水色樹脂のサンダルばきで…

作業着のじっさいは、白ランニングにぶかぶかパンツ。
裸の大将スタイルなんだな。


とか言ってるうちに、また夜明け。
今日が、やってきます。

フタバ２号

また出た、発芽くん2号。
地獄のベランダへいらっしゃい。

気ままといえば聞こえはいいが
無鉄砲なる時期外れ蒔き(本来は春蒔き)
スイカの苗は、どうも単身では育ちにくいたちらしく
菜園的には、同時に蒔く瓜系の苗へ
生体間移植が習わしとのこと。
ちょうど「夕顔」が、ひと鉢ありますけど
本葉茂り、すでに小さな蕾もつけて
接ぎ木用にはお育ちすぎ、でしょうか。うーん

そもそもは、カラハリ砂漠が原産のスイカ
二千五百万年前のご先祖さんの実は、白っぽくて甘みもなかったといいます。
代は巡って、こちら温暖化進行中の東京砂漠…
涼味をいただいた皿に残るドット模様さん、気まぐれに蒔かれても
まんざら芽生え結実しないこともないご身上に望みをつないで
この「先祖返り実験」に、太古の記憶をたぐってもらいましょうそうしましょう(オニ?


ところで、スイカ知識を授けてもらったサイトに
こんな、ほほえましい逸話をみつけました。

夏休みの頃でしょうか、とある少年の鼻のあたりから
異臭ただようことに母親が気づき、さっそく処置ほどこせば
その幼い鼻腔より、発芽したスイカの種が出てきたと。
少年、異物感の因にはむっさ心当たりあったものの
ハナの穴にタネつめておぼえた悦楽の、イケナさに目ざめたか
ついぞ言い出せなんだ、ということです。

鼻でも発芽するんなら…。
イヤ、試しませんけどね!!