HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

伊勢の進富座にて、「春との旅」(邦画)視覚、聴覚障がい者のためのバリアフリー映画上映お知らせ

2010-07-17 14:50:40 | イベント
このたび、7月25日(日)13:00~15:20、伊勢の映画館「進富座」(しんとみざ)にて、視覚障害者、聴覚障害者の方たちにも映画鑑賞してもらえるようにと、日本語字幕と音声ガイドつきの映画が上映されます。

映画は「春との旅」

仲代達矢主演の5月22日から全国ロードショーの邦画です。
北海道の老漁師が老いた身の受け入れ先を求めて、孫娘とともに東北、宮城など疎遠になっていた姉兄弟たちを訪ね歩く旅に出る話。
今、話題の香川照之も出ています。
私もちょっと注目していた映画です。


聴覚障害者の友人から聞いたことあります。
洋画は日本語字幕がつくので鑑賞できるけれど、邦画には字幕が付かないので、見たくても見れないと。
日本語だからあえて字幕がつかない…。

そして視覚障害者の友人も言います。
シーンボイスというサービスがあるけれど、この辺りではしていない。
名古屋や大阪まで出て行って、しかもイベント的にしかしていないので、なかなかめぐり合えないと…。

また双方とも、昔の作品はちょこちょこそのようなサービスがついたDVDがあるようですが、映画館で新作となるとなかなかないようです。

今回の進富座さんの企画、一日の1回限りの上映ですが、とてもうれしいですよね。

それにね。
この日本語字幕と音声ガイドって情報源が干渉しあわないところがまたすごいと思うの。
視覚障害者への音声ガイドは、音だから一緒に見ている聴覚障害者には問題ない。
そして聴覚障害者への字幕スーパーは、一緒に見ている視覚障害者には見えていないので、映像において干渉されることは有りません。
要するに、お互い集中して映画を見ることができるのです。

なお、このとき、ご来場のお客様全員に、視覚障害者のための音声ガイドが聞こえ、聴覚障害者のための日本語字幕が映し出されますので、耳も聞こえて目も見える人にとっては、いろんなところから情報がはいってくるので、ややこしくなる可能性はあるかな?
でも、聴覚障害者、視覚障害者がどのようにしたら映画鑑賞ができるのかの、良い勉強にもなると思いますよ。
行って見たい。

ちなみに「春との旅」では、全国的にこのバリアフリー上映が行われているようです。
詳細こちら↓
http://haru-tabi.com/bf_info.html

中部・北陸地方はなんと、進富座さん一箇所だけ。
北海道・東北で2箇所、関東・甲信越で3箇所。
全国で6箇所のみの上映のなか、ここ伊勢でおこなわれるなんて!嬉しい限りです。

これからもいろんなジャンルの映画が、こうして皆が楽しめるようになるといいですよね。
進富座さんありがとうございます。

進富座さんのホームページはこちら↓
http://www.h5.dion.ne.jp/~shintomi/index.htm

春との旅のホームページはこちら↓
http://movie.haru-tabi.com/index.html


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