シンガポールボート便り

パリからシンガポールにボートの本拠地を移しました。 アジアで見たこと、感じたことを書き綴っていきたいと思います

余りにも寂しい存在感のなさ

2010年04月30日 | Weblog
マレーシア出張から帰着。
ペナンでは日本から進出した企業を訪問。日本時代からなじみのあった人々がトップ、No2で和やかに話は進んだ。

どうしても話題に上るのは日本の存在感の無さ。
マレーシアではマハティール時代に日本に学べとルックイースト政策が取られた。
今やその面影はない。新聞の紙面には日本の記事はほぼゼロ。あるのは政治の混迷、経済の低迷に関する記事ばかり。

中国、韓国そしてインドが元気なのと好対照。
どうにも寂しい。
スピードと自信。その二つがどうにも欠けている。

(写真はラッフルズホテル。英国統治時代の面影が残る。日本占領時代の残像は負の遺産のみ)


目覚ましエルゴ30分

2010年04月27日 | Weblog
今朝は5時過ぎに自然に目が覚めた。
普通にエルゴ30分をスタート。ただやはり回らない。2'30″ペース、HR110以下。
ほとんどこのまま20分。これが体が覚醒するのに必要な時間なのかもしれない。

残り10分過ぎから調子が出始める。2'10”ペース、HR130
残り1000mから2'00”に上げる。HR145
さらに残り750mから1’55”、HR150、SR27
最後の500mは1’50”、HR155、SR30

次回のレースは1000m。
1000mをSR28以上のレートで漕ぎきることが目標。
エルゴでも試していく。

(写真はSRA艇庫)

ボート仲間とのコミュニケーション

2010年04月25日 | Weblog
昨日の夜はなかなか寝付けなかった。
午前のハードモーションのせいか、両脚が火照ってだるい。
ベッドの中で脚の下に何かを敷いて高くすれば楽になるかもしれないと思いながらも起き上れない。
半分眠りながら、明日の練習は休もう…と考えている。

そして朝。
疲れはとれていない。しかしいつも通り艇庫に向かう。
艇庫に着くとスティーンのBMWの大型バイクが止まっていた。
既に水上に出ているようだ。

蹴りだしてコースを漕ぎ上る。
スタート地点で折り返すとスティーンが待っていた。
「ハルヤ・サーン」と声を掛けてくる。
水上でしばし雑談。
彼は私以上にSRAに批判的だが、YOGにはオフィシャルとしてモーターマンで参加するとのこと。
エライ!
愚痴めいた文句だけの私が恥ずかしく思えた。
ついでにクラブを立ち上げようとの誘い。
喜んで!

そこから2000mをライトパドルで並べた。
1Xでも仲間と漕ぐと楽しい。横に誰かいると疲れも半分。
彼は早々と揚がるというので私も一緒に9時前に揚がる。1周半6kmのみ。

今日のメインは艇庫に戻ってからのサイクスの手入れ。
この3カ月水洗いだけだったので、貯水池の水垢で白いハルがくすんだ感じになっている。
真水で洗ったのち、車の水あか取り用の液状コンパウンドで磨き上げた。
そしてブレードのボルテックスエッジが剥がれかけていたので接着剤で止め、クランプで固定。

こういう作業をしていると色々な人が話しかけてくる。
まず息子をラーン・トゥー・ロウにつれて来た米人のトーマス。
私が日本人と知ると、嬉しそうに「日本にいた2年間、三菱艇庫をよく利用していた」と…
8+を漕ぎたいらしい。「そのうちチームを作るから…」と言っておく。
次は日曜は必ず来るインド人の二人連れ。名前は難しくて忘れた。
彼らもチームボートを漕ぎたいと言う。来週メンバーを集めて漕ぐことにした。
4-となりそうだが、あと一人誰を集めようか?

私は通常8時に来て11時過ぎまで水上に居る。
少年組を別にすると、蹴り出すのは最初、艇庫を後にするのは一番最後。
そのせいもあって艇庫に出入りする人とのF-T-Fのコミュニケーションが少なかったようだ。
クラブライフを楽しむにはこういうことも大切。

チーム作りもこれからのテーマにすることにしよう。
やることは沢山ある。

(写真はコンパウンド掛けが終わったサイクス。つやがよみがえった)











ベストコンディション、しかし暑い!

2010年04月24日 | Weblog
このところ夕方には雷雨が降る。
まず遠くで雷が鳴り出し、またたく間に黒い雲が出始め、夜のように暗くなる。
そして土砂降りの雨。気温も一気に下がる。…と言っても26度くらい。
ただし午前中は快晴。
これは季節の変わり目の兆しなのだろうか?

さて今日は1週間ぶりの乗艇日。8時艇庫到着。
少年組とコーチたちは出艇済み。サッシャが来てから練習時間が早くなった。
出来るだけ涼しいうちに練習を終えるようだ。
ジムの時には午前中に2部練習をやっていた。
カンカン照りの中、2回目の10時半からの練習は大人でも厳しい。
体力のない子供たちには無理。集中して短時間で済ませることに賛成。
その分サッシャのプロとしての指導力が問われる。

1Xの出艇準備をしていると、白人がタクシーで到着。
若いドイツ人。今日からラーン・トゥー・ロー。ボートは全く初めて。
インストラクターがまだ来ていないので艇庫を一通り案内する。
欧州のクラブとは異なる当地のボートに少しでも早く慣れてほしいものだ。

さて船台を蹴りだすと風の方向がいつもと逆。ゴール方向からスタート方向に吹いている。しかし微風。
腕漕ぎで上っていくと、いつも波が出る1500m地点から500m地点までが全くの凪。
ベストコンディションだ。
水面の状態を気にせずにパドルが漕げる。
短漕練習を織り交ぜることにした。

スタートダッシュから20本を5セット。
トップスピードは1’42”。もちろん持続できない。150mまでが限度。
徐々に距離を伸ばし500mまで。2'00”をキープすることが目標。

太陽がカンカンに照りだした。暑い。頭が痛くなってくる。
熱中症の危険があるので短漕はここまで。
以降はSR18前後のUTに切り替えた。水分をこまめに取る。

頭がボーとして集中力がなくなって来た。
コンディションはいいのにブレードが水面を擦る。
こういう時こそと、原点に帰ることにした。

背筋を伸ばして方はリラックス。
視線を高く取る。
フィニッシュは押し切る。
ディディエの教え。

脱水症状気味で3周で止めようかと思ったが、UTに切り替えて何とか5周20km。
アパートに帰って珍しく昼寝。やはり疲れ切ってしまったようだ。

午後はゆっくり休んで明日までに体力を回復。

(写真はボタニックガーデンに咲く花。疲れた時には気分転換)








第一回アジアカップ

2010年04月23日 | Weblog
6月中旬、当地で第一回アジアカップが開催される。
以前SRAのザリファに確認したら、近々SRAのホームページに要綱をアップすると言っていた。
もうだいぶ経つがその気配はない。

普通の感覚なら、今頃、すべての準備は終わってエントリーも〆切っているタイミング。
今のSRAの処理能力では要綱自体、作成している最中だろう。

この大会はアジアボート連盟の主催でワールドカップのアジア版とか…
6月11日から13日までマリーナベイで1000mレース
6月14日から16日までパンダン貯水池で2000mレース
種目は1X,2X,4-
参加カテゴリーにはマスターズはなく、一般クラスおよび軽量級男女

運営主体のSRAは何に手間取っているのだろうか?
残念ながら進行のペースの遅さは否めない。

最も心配なのは選手が集まらないこと。
会場の設営は間に合って役員もいるが、主役の選手はどこ?ということもあり得る。

ただ、SRAに対して出しゃばることでもない。
しばし傍観。

(写真はマリーナベイ。元々海水の湾。ダムでせき止め、現在淡水化中。将来はシンガポール最大の貯水池となる)

久しぶりの平日エルゴ

2010年04月22日 | Weblog
月曜から会食が続き、翌朝は起きることが出来ない状態だった。
エルゴよりも睡魔優先。改めて意志の弱さを実感。

運動はゼロ。
当然腹が出て来る。一日おきでも運動をすればよいのだが…。

今夕は6時半にアパートに帰着。夕食前にエルゴ10㎞。
すっきりした。
ようやく、いつものパターンに戻った感じがする。

(写真はフラトンブリッジからボートキー方面。ここからクラークキー、ロバートソンキーと運河沿いにレストランが並ぶ。今週は3日連続で繰り出した)

久々のスプリント練習

2010年04月18日 | Weblog
昨日の成田発のシンガポール帰着便は雪のせいで大幅に遅れた。
機体に積もった雪を溶かすのに手間取って1時間遅れで出発。
7時間余りのフライトの間に遅れを取り戻すかと思ったがそうでもなく、到着はそのまま1時間遅れ。

シンガポールに到着後、フィルの結婚パーティに向かった。少し焦ったが何とか間に合った。
フィルはドイツ系スイス人、新婦のジェニーは台湾系シンガポール人。
集まった人たちも白人、中華系がほぼ半数ずつ。
形式はいわゆる欧米風のガーデンパーティ。
ペチャクチャとおしゃべりに始まり、おしゃべりに終わる。
堅苦しい挨拶やイベントはなく気楽でよかった。

最近フィルは艇庫へほとんど来なくなっている。
また漕ごうと言うと、結婚の準備が忙しかったから…と口を濁していた。
いずこも同じ。
新婚生活に入るとボートに割ける時間はもっと少なくなるだろう。
子供が出来るとさらに…
しかしそれも長い人生の中では当然のことだ。生涯スポーツとはいうものの、少しお休みと言う時期はどうしても必要。
それでも、たまには新婦公認でフィルが漕げるように、何か考えてみることにしよう。

さて今朝もいつも通り8時に艇庫着。

最近はローピッチのUTばかりやっている。
たまにはスプリント練習ということで、コース3周目にスタートから20本を4セット入れた。
スタートダッシュは5本。最初の2本はゆっくりとバランスに注意。3本目からフルパワー。
スタリキはSR38まで上がった。レンジは短くとてもそのまま続けられる感じはしない。
ただ瞬間艇速は最高で1’41”。バランスがとれて引っかけなければ、力んでいてもそれくらいは出るということ。少し自信がついた。
同じ艇速をリラックスしてレンジを広げて出したいものだ。

これからまだまだやることは沢山ありそうだ。
今日はコース5周20km

(写真はフィルとジェニーで丸太切り。ドイツ系の結婚式ではこんな共同作業をイベントでやるらしい)

凍える日本

2010年04月16日 | Weblog
水曜から日本に来ている。
桜がもう少し残っているかと期待した。しかしもはや青葉。
それに寒い。シンガポールとの温度差は今日は30度はあるはずだ。
往復の服装に困るし、身体にも少々堪える。
あと少し、初夏までの辛抱。

明日の朝、成田を発ってシンガポールに戻る。
そのままフィルの結婚式。
どんな新郎新婦姿か楽しみだ。

ただドレスコードの指定はラウンジスーツ。
日本では丁度良いスーツ姿は汗だくになるかもしれない。

(明日は摩天楼のシンガポール)

久々のベストコンディション、足裏の母指球を意識した乗艇

2010年04月11日 | Weblog
今朝は雲ひとつない快晴。暑くなりそうだ。

艇庫に8時着、8時15分蹴りだし。
風はそよ風程度、さざ波が少し。当地としてはベストコンディションだ。
いつもは出来ないメニューを今日はしっかりこなそうと張り切る。

例によって技術練習から。
腕漕ぎ、ボディ漕ぎ、1/4漕、1/2漕、3/4漕、そしてフルレンジ。
波がないと上りの2000mの中で移行はスムーズに進む。
上手くなったような錯覚に陥る。

返してライトパドルのロング。SR18。
今日意識すべき点は足裏の親指の付け根の母指球でストレッチャーを押すこと。

おやじスカラーさんが最近、シマノの新しいストレッチャーを使いだしたことを彼のブログで知った。
自転車のペダルの様にストレッチャーが回転する仕組み。無理なくフォワードが出来、最適の角度でストレッチャーを押し込むことが出来るようだ。
ストレッチャーの回転は左右のシューズで独立してできるのかどうかは分からない。
目玉はクリートペダル付きのロードバイクと同じで足裏の母指球の箇所でしっかりストレッチャーを押すことにあるようだ。
狙いは脚力をロスなくストレッチャーに伝えること。

高価なシマノのストレッチャーを当面手に入れることはない。
しかしその考え方を漕ぎに取り入れることはできそうだ。

足裏全体でストレッチャーを押すのではなく母指球で押す。
そして脚で漕ぐイメージを徹底するため、膝のプレスダウンが終わるまでグリップに指を引っかける程度で腕全体をゆったりと伸ばす。
プレスダウンのあとのフィニッシュでも母指球で押す。

こんな風に意識して漕ぐと、ストローク中に力を入れる体の箇所、ストローク中でもリラックスする箇所が分かるような感じがする。
コンディションがいいので、このままレートの上げ下げ。
SR20で2'20”、SR24で2'15”といったところ。
バランスがいいこともあるが、リラックスして漕ぐとレートの上げ下げがそのまま艇速に反映する。

2km往復でスピードコーチのキャリブレーションを取った。ピッタリ。
2周を終えた1周半6kmでAve.2'25”。私としては上出来。

3周目は技術練習。もう一度フィニッシュ練習、ローピッチのノーワークでバランス練習。
4周目では今シーズン初めての短漕。しかしSR28で1’54”までしか上がらない。力んで全くダメ。
レースピッチのロングが必要かもしれない。

5周目に入ると暑さのせいか、少し頭が痛くなってきた。
2リットルのペットボトルの水が丁度なくなったところで終了。5周20km
こんな天気でこれ以上漕ぐには3リットルの水が必要だろう。

船台に戻り、艇を振り被ると船底に溜まった汗がザーッと流れ落ちた。2リッター以上ある。
陸に戻ると暑い。艇庫を後にした12時の気温は36℃。

ところでアパートに帰って有線放送のEuroSportで先週のオックスブリッジ戦を流していた。
最初のカーブブイを取ろうとするスタートダッシュは見ごたえがあった。
ケンブリッジに優勝カップを渡したのはレッドグレーブ。すっかりオヤジになっていた。

(写真はプールサイド小景。昼間の乗艇でほてった体をゆっくりとプールのウォーキングで冷やした)

突然の豪雨に避難

2010年04月10日 | Weblog
今日は乗艇日。
朝は晴れていたが、艇庫に向かう途中で雨が降り出した。

当地の天気は一日の中でも猫の目の様に変わる。
晴れていても、突然空がかき曇り、バケツを逆さまにしたようなスコールが来るのは毎度のことだ。
それにしてもこのところ雨が多い。

艇庫に着くころには雨も上がった。
曇ってはいるが、その方が体への負担が少なくて良い。
少年組はすでに蹴りだしたあと。急いで準備をして8時過ぎに蹴りだす。
一緒に蹴りだしたイギリス人が船台前で何故か沈をしていた。ピンでも締め忘れていたのだろう。
声を掛けた。照れくさそうに笑いながら自力で船台に這い上がったので問題はなさそうだ。

そのまま腕漕ぎで船台から離れる。
コースに入ると風はいつもと反対方向の横風。バウサイドに流される。
上りの2000mは腕漕ぎ、ボディ、1/4漕まで。
視線を高くして背筋を伸ばし、左右のフィニッシュを合わせてバランスを取る。。

スタート地点に着くと丁度、少年組のジョアンナがコーチのサッシャとジムが乗るモーターを引き連れて漕ぎだすところだった。
技術練習はストップして、フルレンジで並べることにした。
SR18~20のライトパドル。2'25”程度

サッシャに後でコメントを求めるつもりで漕いだが、すぐに差がついてしまった。
面白みがなくなったがそのまま漕ぎ続ける。HR138まで。

返して2周目。風が次第に強まる。耳元でビュービューと風が唸る。
波がいつもと反対方向から押し寄せるので勘が狂う。
2周目を終えたところで、モーターのジムが船台に戻れと伝えに来た。
土砂降りの嵐が来るようだ。

船台に着くと同時に大粒のスコールが降りだした。
強風で、担いだスカルは一人では支えきれない。先ほどのイギリス人が手伝ってくれた。

天候は回復せず、今日はこれで終わり。2周8km。
物足りないが、明日がある。

(写真はシンガポール代表を指導するサッシャ。腕を引かずに膝のプレスダウンだけを何度も繰り返していた。手前がスキンヘッド、後ろはYOG代表のジョアンナ)

日仏星の運転免許証

2010年04月09日 | Weblog
昨夜、当地の免許証が届いた。
筆記試験に合格したから来るのは当たり前。しかし、これでほっとした。安心して運転できる。

シンガポール人には無期限有効だが、外国人には期限があって5年間のみ。
フランスでは外国人でも無期限、しかもEU域内は北欧でもイギリスでもどこでも有効だ。
シンガポールは島を一周してもせいぜい2時間。
橋を渡ってすぐのマレーシア位は有効だと有難味があるのだけど…

さて今朝はエルゴ5km。最後はHR128で2'05”

(写真は上から時計回りに星仏日の各国の免許証と国際免許)

トップ破損

2010年04月08日 | Weblog

今朝もエルゴ30分。

10分すぎ以降、心拍数を130で維持する。2'10”ペース。

HR130を超えれば、レートを落として何とかHR130以下に戻す。2'10”は落とさない。

 

ところでベンからマル秘でフィルの写真が送られてきた。 

レース前夜の大騒ぎ。

そして翌日のレース、彼が手に持つものは・・・

 

写真の川はヘンレーのようだ。あそこで審判艇に抜かれると漕げたものではない。

 

どこの国でもボート漕ぎは余り賢くはないようだ。

 

以下、ベンのメールから

 

Please do not reveal your source or I am a dead man

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^ the night before            ----               the day after (a referee boat just passed over our boat!) v

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ベンからの便り

2010年04月07日 | Weblog
ベンからメールが届いた。
彼はACBBで一緒に漕いだ31歳の青年。当地のフィルとはケンブリッジで同じクルー。
フランスからイギリスに移ったはずだったが、パートナーとドイツのハノーバーで暮らすことになったらしい。
ハノーバーに来るなら、連絡しろと言う。日本に行く時にはよろしくと…
ハノーバーはドイツのどの辺にあるのか分からない。
日本に来る方が絶対に先。

さて週末の乗艇はなかったし、エルゴもさぼっていたので体が重い。心なし腹も出て来た感じがする。
今朝は久しぶりの出勤前エルゴ。いつもの通り体は動かず2'30″からスタート。
心拍は110前後で上がらない。
10分も続けていると体は安定してくる。HR120で維持する。2'15”のペース。
そのまま10kmを終えた。HR120ではどのような効果があるのか今一つ不明。
しかしじっとりと汗がにじんだ。
ほとばしる汗ではないが、朝の体調はこれで万全。

(写真はケンブリッジのクルー。後列左から2番目がベン。同じく前列左から2番目が主将のフィル。ベンで180cm)

プロコーチ、サッシャ登場

2010年04月04日 | Weblog
今日は朝から雨。それも激しく降っている。
いつもアパートを出る7時40分には少し小降りになったので、このまま上がるのを期待しながら艇庫に向かう。

8時に艇庫に着くとスキンヘッドと初めて見るユーゴスラビアのロゴのついたジャージを着た白人がいる。
スキンヘッドに聞くと今日は乗艇はせずにエルゴだけとのこと。
私は折角だから乗艇したいところだが、艇庫のシャッターは閉じられたまま。
シャッターの件でSRAの会長と一悶着を起こして以降、シャッターのボタンはSRAのスタッフしか操作できないルールになった。しかし、今日はスタッフは誰もいない。
艇を出すことが出来ないので、私も仕方なくエルゴをすることにした。

正体不明の白人はスキンヘッドのエルゴを指導するようだ。
知らんふりもないので挨拶する。

名前はサッシャ(Sacha)。セルビア人。シンガポールでコーチをすることになったらしい。

彼はギリシャ等々、これまで色々な国のナショナルコーチをしてきたらしい。岐阜の世界選手権にも行ったという。
これからの一年間、月曜日以外毎日教える契約。
選手以外の私のようなマスターズも教えてくれるのかと聞くと、契約上は不明だが多分大丈夫だろうとのこと。

援軍来る。

フランスのACBBではコーチのディディエにしばしばマン・トゥー・マンで教えてもらった。
スカルの後ろにべったりとモーターで張り付いて、あーだこーだと指摘を受けた指導は本当にためになった。
仏語での指導は理解しづらかったが漕ぎは向上したと思う。
そして今でもディディエの教えを守っている。

シンガポールでもプロコーチの指導を受けることが出来るとすれば、こんなに素晴らしいことはない。おまけに英語。コミュニケーションも取り易い。
SRAとサッシャの契約は恐らく選手チームのコーチだろう。
それでも、こちらからアプローチすれば拒むことはないはずだ。

さてスキンヘッドがエルゴを始める。
私も一緒に見てもらおうとスキンヘッドにエルゴを並べて漕ぎ始める。

ただし今朝のコーチ対象はシンガポール代表のスキンヘッドともう一人、YOG代表候補のジョアンナの2名だけ。
スキンヘッドはキャッチ姿勢がつぶれて脚力をキャッチから生かせていない。
レッグ、レッグとしきりに言われ、キャッチから腕引きなしのプレスダウンまでの練習をしつこく続けている。
そして肩をリラックスして、視線を高くとれと…
キャッチでは水中にブレードを入れて重さを感じから脚で押す。
シンプルな内容で違和感はない。

私には指導はない。
それでもスキンヘッドへの指示を聞きながら、自分のこととして脚と肩と頭の位置を意識しながら漕ぐ。
30分。エアコンのないところで漕いで汗びっしょり。

フィニッシュの肘の位置を聞いてみた。
スカルでは肘を横に張るのかと聞くと、スウィープもスカルも同じでミドルとのこと。
脇も締めるのでもなく、肘を張るのでもなく、その中間。それが最もリラックスした姿勢だと…

面白くなってきた。
これからの一年間、サッシャから色々なことを吸収して行こうと思う。

(写真はサッシャと)

のんびりと植物園の散歩

2010年04月03日 | Weblog
シンガポールの週末はほとんど艇庫。
今朝は珍しく車で10分のところにあるボタニックガーデンを散歩した。
当地では出来ないお花見の代わり。

52Haの広い敷地に約3000種類の熱帯植物が群生している。
美しい熱帯の花、そして鬱蒼と茂る森の木の香りが心地よい。生き返るようだ。
朝はまだ日射しは強くはないので過ごしやすい。

のんびりした朝もたまには良い。
明日はボート

(写真はプリンセス・マサコ。皇太子妃殿下のご成婚記念)