毎日毎日、飽きもせず・・・

韓国のドラマ・映画・音楽を楽しんでいます。
そんな小さな楽しみを綴っていきたいと思います!(完全ネタバレしています)

『ごめん、愛してる』

2008-01-29 23:17:46 | 視聴済みドラマBOX
出演:ソ・ジソプ(チャ・ムヒョク役)、イム・スジョン(ソン・ウンチェ役)
   チョン・ギョンホ(チェ・ユン役)、ソ・ジヨン(カン・ミンジュ役)
   チェ・ヨジン(ムン・ジヨン役)
脚本:イ・ギョンヒ(『サンドゥ、学校へ行こう』)
2004年 KBS 全16話 公式HP→ここ


 幼い頃オーストラリアへ養子に出されるものの、養父母にも捨てられ、
ストリート・チルドレンとして野生児のように育ったチャ・ムヒョク。
一緒に暮らしていた恋人ジヨンは愛よりもお金を選びムヒョクを捨てる。
そんな彼女の結婚式の日、乱入してきたマフィアの銃弾から彼女を守るため
流れ弾を受けるムヒョク。頭の中に1発の弾を残したままになっている。
そして韓国に戻ったムヒョクは彼の出生にまつわる事実を知ることになる。
そこから運命的な復讐劇が始まる。
一方でウンチェには想い続けてきたユンがいた。
どんなに好きでも見つめることしかできないユン。
ところがある日、ムヒョクが彼女の前に現れ・・・・




 2004年韓国最大の話題作であったこの作品。
韓国ではこのドラマのヒットとともに、原題の『ミアナダ、サランハンダ』の
頭文字をとった「ミサ廃人」という言葉まで生まれるほど大ヒットとなった。


 さぁさぁ、ようやくこの作品に手をつける事にしました。
あぁこれを見るまで何年の月日がかかったのでしょう。
はっきりってアホです、私。
以前からも書いている通り、“好きなものは最後まで取っておくタイプ”の
私は、この作品を見たいが為にKNTVを契約し始めたというのに、
今の今までこのドラマを見ていませんでした。
一体録画してから何年経ったのでしょう?


 こんなにもったいぶって残してあった作品を見終えた感想の第一声は・・・・

「もっと早よ見とけばよかった・・・・・・」です。

そして、私は「ミサ廃人」にはなりませんでした・・・・・・・
なんやろぉ・・・・
意外とふぅん・・・って感じで終わりました。
いや、私があんまりにも期待しすぎて、想像だけでえらく大きくなりすぎて
いたのかも知れないし、何か判らないんだけど廃人にならなかったのは確かです。

他のドラマとかって、見ていて一話終わったら、もうすぐにでも次の回が見たくて、
次が気になって気になってしょうがない作品とか今までにあったけれど、
この作品はそんな感じもなかったし。
テーマが重かったしかなぁ?

 ウンチェことイム・スジョンちゃんはものすごく可愛くて、健気で
彼女にはとっても感情移入して見ていたのですが、ユンはなんかムカつくし
ミンジュもあの超イケズ顔が見てて嫌だったし、ムヒョクはあんまりにも
ツライ人生すぎるし、私には少々重過ぎる作品でした。

 ハッピーエンドを望んでいた訳ではないんですよ。
ラストのウンチェはむしろあれで良かったんじゃないかと思いますし。
だけどムヒョクの頭の弾丸やユンの心臓病はちょっとやりすぎ感が
否めませんでした。
ムヒョクの頭はしょうがないとしてもユンなんて前半そんな風に
全然見えなかったし、え??って感じでした。


 ムヒョクのラストの鼻血にも正直な所笑えてきたし、
移植を願い出ている大切な体なのにバイクはあかんやろ~とか
もうちょっと自然な感じで話をもっていって欲しかったなぁと。

あのオカンがあんなけユンの事は大騒ぎしていたのに、
ムヒョクについてはどうなったのか、ムヒョクの事を知ったのか
知らないままなのかも曖昧だし、少々消化不良です。

 でも作品中、何が泣けたってガルチです。
ガルチの健気さが何とも言えませんでした。
大人は気付いていなかったのにガルチがムヒョクの余命が短い事に
気付いて泣くシーンは一番涙が出ました。




最後まで見終わってみて、ムヒョクとウンチェの愛が大きすぎて
正直他の人が皆、薄っぺら~い人物に見えてしまったのは
私だけでしょうか。


 なんかこの作品で泣かなかったら「冷たい人間!!」なんて言われて
しまいそうな気がしなくもないですが、正直な感想は最初の
こんなにもったいぶって残しておかなくても、もっと早くにオンタイムで
見ておけばよかったなぁって言うのが本音です。

あ、あとこの作品はかなりの割合であの「雪の華」に助けられていたと
思います。
あのパク・ヒョシンさんの声がなんともドラマに合ってるんですよね。
それとMVのジヨンの「ムヒョガ~」はインパクト大です!!



ちょっとビックリ、Sgのメンバー脱退。

2008-01-24 00:54:29 | ちょっと一言


 SG Wanna Beのリーダーのチェ・ドンハさんが、
チームから脱退することになったそうです。
真ん中の人です。
5月の末の専属契約が完了した時点で契約の延長は
行わないそうです。

 5枚目のアルバムを3月末に出すので、それが今のメンバーでの
最後のアルバムになるようです。
その後は代わりのメンバーを入れてまた3人で歌うそうですが、
一体どんな雰囲気に変わるのでしょうか?


東方神起:オリコン ウィークリーチャート、1位!!

2008-01-23 00:46:10 | TVXQ!


東方神起が念願のオリコンウィークリーチャートの一位を
先週発売した「Purple Line」で取る事がわかったようです。
この作品も発売初日のデイリーは一位だったのですがその後
順位を落としていったので週間はどうなるか判らなかったのですが
週間でも一位を取れたようです。


 すでに韓国の記事でもこの事がいろんなサイトでニュースとして
あがっています。
「東方神起、アジアグループ最初 日本オリコンウィークリー1位」とか
「東方神起、BoAのように“アジアの星”になった」とか・・・・


ひとまず、一言。
「おめでとう。念願だったからね。」


 で、めでたい事に水を差すようなことを言うようなんだけど、
向うの人はよく「“オリコン○位”だった!!」みたいな記事を書くけれど、
日本に住む私たちのどれ位が一体オリコンの順位を気にして生きてるだろうか?
音楽関係者は気にするのはしょうがないとして、もちろんそれを研究したり
してる人もいるんだろうけど、普通~に生きていて
普通にテレビやラジオでかかる曲や流行ってる曲に対して、
「この歌って一体オリコン何位なんやろ~?」なんて思って聴いていない。

 要するにこのオリコンというのは売る側が、
「連続オリコン一位!!!」とかそのアーティストや曲にハクをつけたり、
売り出し文句の枕詞として、どんなけ売れてるかの目安として
判りやすいためにあるように思う。

 もちろん日本はアメリカに次ぐ第二の音楽市場と言われているので、
その日本で1位を取れば、言葉通りでいくと“すごく売れてる”事に
なるのかも知れない。

 あと韓国の記事の中で気になったのが、デイリーで一位を
取った時の記事の中で日本の曲じゃなくて「韓国の作曲家の曲で
日本チャートのトップに立った」という事をやたらと強調している点。
彼らの売り上げの推移を見てみると去年の「Lovin' you」以前と以後では、
明らかに違っています。
それ以前よりも固定ファンが増えていると思われます。
その辺りからテレビの露出も増えて、知名度もかなり上がったんじゃ
ないでしょうか。
その後、夏のイベントや倖田來未feat.と続き良い流れが出来てきての
今年最初のシングルでの一位じゃないのかな?
もちろんこの曲を作った方の韓国での東方神起の代表曲は良いものだと
思っていますが、この人が作った曲だから一位を取れた訳ではなくて、
それは彼らがここまでコツコツと地道に頑張ってきた結果が漸く
出てきたものであり、あくまでもたまたま今回の曲が韓国の作曲家さん
だっただけだと思います。
そこを強調して書かれると、逆に今まで日本の作曲家に作ってもらってたから
一位を取れなかったように聞こえてしまう。
でも本人達も尊敬するユ・ヨンジン先生の曲だったので、
嬉しさも倍なのかも知れないけれど・・・・・・



 そこで何週か前の週刊文春の連載にある「近田春夫の考えるヒット」
に東方神起について書いてくれていた記事を改めて読み返してみました。
私は文春を結構毎週読んでいてこのコラムもいつも読んでいるのですが
その度、いつかここに東方神起が載らへんかなぁと思っていたら
まさかの「TOGETHER」で取り上げられていました。
でもその文章は概ね東方神起の事を好意的に書いてくれていました。
その中で最も頷けたのがこちらのくだり

 「東方神起にはまだ看板となるような決定的な一曲が出ていない。
  彼等には全然興味のないサラリーマンでも知っているような、
  そんな歌が一パツあれば、東方神起の立ち位置も意味も、
  今とは全く違うものになるのではないか?」


             

まさにコレですよね。
いくらオリコンで一位を取ったと騒いだ所で、
すでに知っている人の中だけじゃなくて、一般ピーポーにも
広く知られる事こそが重要なことなんだと思います。


 韓国ですごい人気の彼らを最初に知っていた私は、
彼らが日本で地道な活動をしていた事を知って驚きと共に
少しでも応援したいと思って、密やかに応援していました。

好きだからこそ本物になって欲しいし、くだらない修飾語をつけなくても
勝負できるようなアーティストになっていって欲しいなぁと、
心の底から思っています。

 いろいろ書いたけれど、天邪鬼な性格の私は素直に手離しで
喜べなくてウダウダと管を巻いてしまったようです。
明日(書いているうちに日付が変わったので正確には今日)には
3rdアルバム「T」が発売されます。
記録を追い求めるよりも、もう一段階上の所を目指して
素晴らしいアーティストになってくれる事を祈っています。



『18・29 ~妻が突然18才?~』

2008-01-15 22:23:49 | 視聴済みドラマBOX
出演:パク・ソニョン(ユ・ヘチャン役)
   リュ・スヨン(カン・サンヨン<芸名>、ボンマン<本名>)
   パク・ウネ(シン・ジヨン役)
   イ・ジュンムン(キム・ヌン役)
2005年 全16話 KBS 公式HP→ここ


 29歳のユ・ヘチャンは、スターで夫のカン・サンヨン(芸名)と
夫婦喧嘩をしたあげく離婚届けを持って家を出る。
しかし彼女は途中で交通事故に。一命は取り止めたものの
記憶障害を負ってしまう。
ヘチャンは11年間の記憶を失い、体は29歳のまま心は高校2年の18歳に戻ってしまった。
高校時代のへチャンと、カン・ボンマン(夫サンヨンの本名)とは犬猿の仲。
しかし現実のへチャンの前にいる男は夫となったボンマンだった。
へチャンはショックで逃げようとするが、サンヨンはへチャンの記憶喪失を
きっかけに、崩れた夫婦関係を回復させることを試みる。
自分たちは幸せな結婚生活を送っていたという新たな記憶を植え付けはじめるが…。


 何故今この作品を見終わったのかと言えば、
録画をしていた頃、撮りためていたこの作品のラスト4話が
入っているDVDをどこかになくしてしまっていて、大事な終わりを
長らく見る事が出来ませんでした。
ところが年末DVDの整理をしていたら、出てきたんですね~漸く!!
それで早速ラストを見てみる事に・・・・


 見ていくうちにだんだん思い出してきました。
ジヨンがイケズな事も、ボンマンのお母さんが怖い顔だった事も。
あのボンマンとお母さんとのくだりって『キャンディキャンディ』の
テリーとお母さんのエピソードみたいやなぁと勝手に思っていました。

この手のドラマって真剣に見ていなくてもいいし、
かと言って退屈っていう訳じゃなくて、テンポもあって
いろんなすれ違いやら、切ないことやら、出てきて
単純に楽しめるラブコメでちょうどいい感じなんですよ。

私は以前にも書いたと思いますが、パク・ソニョンさんは
自然な笑顔が素敵で、とっても好きな女優さんです。
18歳のヘチャンと29歳のヘチャンをちゃんと演じ分けていたし
高校生のヌンと一緒にいても外見的にもあまり違和感のない感じでした。

 高校生の頃のヘチャンとボンマンが最初犬猿の仲なんだけど、
実はボンマンはへチャンの事をちゃんと見てくれていて、
でもシャイだからつれなくしてるんだけど、高校生の頃の再現を
演じていた、SJのチェ・シウォンもカッコ良かったですね。
あのニヒルさがめっちゃツボでした。



 若い頃は全ての事に一生懸命で全力で走っていたのに、
大人になってしまって、いつの間にか忘れてしまっていた
お互いを思いやる気持ちとか愛情表現とか、そういったものを
ヘチャンが記憶を無くした事によって、もう一度取り戻していく
2人がとっても良かったです。


『キツネちゃん、何しているの?』

2008-01-11 01:14:48 | 視聴済みドラマBOX
出演:コ・ヒョンジョン(コ・ビョンヒ役)、チョン・ジョンミョン(パク・チョルス役)
   キム・ウンジュ(コ・ジュニ役)、チョ・ヨヌ(ペ・ヒミョン役)
   ソン・ヒョンジュ(パク・ビョンガク役)、クォン・ヘヒョ(ファン・ヨンギル役)
脚本:キム・ドウ『私の名前はキム・サムスン』
MBC 2006年 全16話 公式HP→ここ


 三流ポルノ雑誌の記者ビョンヒは、三十路のバージンで
白馬の王子様を夢見るが、放浪の旅から帰ってきた親友の弟チョルスと
勢いでベッドイン。
お互い“過ち”だったと片づけるが、気になって仕方ない。
そんな時ビョンヒの前に現れた男前の医師ヒミョン。
2人は結婚寸前まで進展するが、ビョンヒへの想いに気づいた
チョルスが加わり巻き返しの恋愛劇となるか!?
9歳の年の差カップルのロマンチックなラブコメディ。



 年末年始にかけての『魔王』に引き続き、またもや一気に見た今回の作品。
私の悪い癖である“見たい作品はいつも後回し”ゾーンに置いてあったものです。
始まった頃実は第1話は見ていたのですが、面白そうだったので、後で一気に
見るのに取って置こうと思って、置き過ぎていたものの一つでした。


 これ、面白かったなぁ~
何も考えずに楽しめるラブコメでした。


 まず何よりも第一にチョルス~、可愛いじゃありませんか
彼ね、『ファッション70’S』を見た以来だったので、今回髪を伸ばして
いいじゃないですか!


 正直な所、彼と言えばこの坊主のイメージだったので、
今回髪が長いともっと幼い感じがして、それがまた周囲のみんなから愛さるキャラに
よく似合っていてとても良かったです。
実は私、彼の事をいつから知っていたのか、何で知ったのかすら、
定かではないのですが、彼と言えば上の写真の様なイメージだったので
“坊主+無精ヒゲ=海老蔵→イヤな奴”(あくまでも私の中だけの)
という図式に勝手にはめていて、これまた勝手なイメージで
彼の事も最初は苦手でした。
でも『ファッション70’S』を見て、あれ?思ってた雰囲気と違うな?と思い、
あのドラマの中でも彼に肩入れして見てたんですよね。
しかも彼、私の好みの左利きなんです・・・




あとはペドクター、チョ・ヨヌさん。彼は『神様お願い』の役が
印象的でしたが、今回もそんな感じの役で、いい人だったから
ちょっと可哀想ではありましたが、まぁ脇としてはあんなもんでしょうね。
ジュニとおじさんカップルも最初はどうかと思っていましたが、
おじさんも意外にいい人だったのでこちらもアリかなと。
それにしてもジュニ、背高いな~
ちょっと肩透かしだったのがお母さんとあの従業員。
まさかお母さんまで年下と?!と思っていたのですが、さすがにそこまでは
無かったようで・・・・

最後になりましたがコ・ヒョンジョンさん。
私は彼女の作品を見たのは初めてでした。
でも何年か前に復帰された時、プレゼンターで出てこられて、
みんなが「わ~」っと言っていたのを見て、「あ、すごい人なんかなぁ?」と
思っていた程度でした。
 彼女、体当たりの演技でしたね。まさにいわゆる「負け犬」の役を
演じていました。
さすが『キム・サムスン』の脚本家だけあって、よくあるお決まりの
美男美女の恋愛話ではなかった所がとても面白かったです。


 私の“見たい作品は後回しゾーン”の山積みのDVD達の中に、
コ・ヒョンジョンさんの『砂時計』や『春の日』もあるし、
チョン・ジョンミョンくんの『グッバイ・ソロ』も控えているので、
これを機にどれか見てみようかなぁと思っています。

そう言えばジョンミョンくん、つい先日軍隊に入隊したんですよね。
避けて通れない、かの国の男子の義務なので頑張ってきて欲しいです。



『JSA』

2008-01-09 00:18:41 | MOVIE
出演:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、
   イ・ヨンエ、シン・ハギュン、キム・テウ
監督:パク・チャヌク
2000年 「共同警備区域 Joint Security Area」


 南北朝鮮分断の地、板門店。ある日、北朝鮮側から激しい銃声が響き、
2つの死体が発見される。殺人事件の捜査はスイスとスウェーデンの
中立国監督委員会にゆだねられた。
北と南の主張は全く異なり、銃に装填された弾丸と死体から見つかった
弾丸の数も合わない。捜査を重ねるほど謎は深まるばかり。
38度線で一体何が起こったのか…

復讐3部作を撮ったパク・チャヌク監督の作品。


 先日、久しぶりにこの作品を見ました。
この作品は私が「韓国映画ってスゴイ!!」と思い知らされた作品です。
初めてこの作品を見たときはイ・ビョンホンの事すら知りませんでした。
ソン・ガンホはその前に見た『シュリ』で見たので顔を知っていましたが、
イ・ビョンホンすら知らない時だったので、シン・ハギュンやイ・ヨンエだって
当時は知りませんでした。
しかも映画の内容がサスペンス仕立てにしてあって北と南の陳述書が
全く違っていて、そのシーンが挿入されて、現在の取調べシーンに
なったり、その取調べをしている上の階と下の階とがうまくリンクさせて
あったりと、感心しながらも登場人物の顔すらまともに見分けられない私には
当時は疑問だらけ!!
それと同時にそれ以上に頭を悩ませたのが登場人物の名前。
韓国人の名前にすら慣れていなかったので、一体いま誰の話をしているのか
さっぱりわからなくて、一度見ただけでは詳細がわかりませんでした。
南北分断の重い事実だけが心にずっしりきた事を覚えています。
(しかもその時イ・ビョンホンがずっと爆笑問題の太田さんに見えて、
私の中で彼はずっと“太田”として見分けていました。)


 一つの国が南北で二つに分けられてしまっているという、
民族の悲劇は、戦後平和に暮らしている日本人は想像しても
絶対に判らない悲しみです。
そんな題材を時にはユーモアも交えながら哀しみばっかりじゃなく
青年たちの素顔もバランスよく取り入れ、それがまた逆に
思い返すと涙を誘うわけです。



↑ラストのこのシーンには涙です。

未だに過去の話ではないこの南北分断の事実を
一つの映画という娯楽を通して知らしめてくれた
国対国ではなく人対人の血の通った熱いものを感じる事ができる
作品です。

 この作品と『8月のクリスマス』、全く違うジャンルの作品ではありますが、
この2本の映画がきっかけでその後韓国映画を見るようになって
今にいたっているのであります。

ハン・ジヘとイ・ドンゴンの破局ニュースだけど・・・

2008-01-08 00:12:55 | ちょっと一言

 あぁ、また下世話な話題を取り上げてしまった・・・・・・
でも私、実は前からこの2人の事言いたかったんです!!


 交際宣言をしてから8ヶ月で破局してしまった二人。
               
↓こんな写真もミニHPにあげてラブラブをアピールしていたのに



 別れた人の事を別にとやかく言うわけではありませんが、
2人は芸能人であって一応公人な訳で、そんな人が
プライベートな姿を“うれし”みたいに(「うれし」って意味
わかるかな?うれしがって調子に乗ってる人の事を指す言葉)
写真をあげて、ちょっと違うんじゃないって常々思っていました。
キム・ヒソンなんかも同じ部類なんだけど、以前、新婚で2人の寝起き姿
みたいなのを自分のミニHPにあげてましたが、あれも一緒。


 勿論、応援してくれるファンもいるでしょうが、
例えばどっちかの熱烈なファンだったら、こんな写真見たところで
正直“ひく”でしょ。
芸能人だって勿論人間なんだし、良い恋愛をしてそれを仕事に
つなげて素晴らしい物作りをしてくれるのは見る方として
一向に構わないけれど、でも人気商売なんだから、
すべてさらけ出す事がファンに対して誠実であるとは思わない。
2人で一緒にいる所をパパラッチに撮られたけれど、
2人の様子がとても幸せそうっていうのならファンの心理として
百歩譲って許せたとしても、自ら上のような写真を載せるって
相手のファンに対しても配慮がないよなぁと思ってしまいます。


だからどうっていう訳でもないのですが“秘すれば花”という言葉も
あるように、もっと粋に生きたほうが格好いいのになぁと
あけすけな人を見ると思ってしまうのでした。


BIGBANG “日本上陸”

2008-01-04 23:24:35 | ちょっと一言

 昨日新聞を読んでいたら見つけました、この広告!!



とうとう日本で発売するのですね。
去年韓国ではもう大ブレイクでした。


 しかしこの広告を見ている限り、知らない人からすれば、
彼らが韓国人だということがまったくわからない。

「遂に日本上陸!」

とありますが、いったいどこから上陸するのか判りませんよね。


 そこで韓国のニュース記事にあったのですが、
既存の韓国歌手の日本進出とは違って、日本語でのアルバムではなく
全曲英語で発表する。そして韓流歌手ではなく海外ミュージシャンとして
紹介する、というような事が載っていました。

さぁ、BIGBANG!!
日本ではどうでしょうか?
確かに『嘘』や『最後の挨拶』なんて一度聞いただけで
耳に残るしノリノリな感じで聞けるしなぁ・・・・・



『魔王』

2008-01-02 23:11:06 | 視聴済みドラマBOX


出演者:オム・テウン(カン・オス役)
    チュ・ジフン(オ・スンハ役)
    シン・ミナ(ソ・ヘイン役)
KBS 2007年 全20話 公式HP→ここ



 韓国で社会現象を巻き起こした『復活』の監督、脚本家、主演俳優が再結集した話題の新作。
『復活』のオム・テウンと『宮』のチュ・ジフン2大スターが競演し、
復讐する者とされる者の苦悩を演じています。


 サイコメトリーという超能力を持つ女性と、過去の悲劇的な事件のために
対決することになった2人の男性を描いたミステリードラマ。
人間的で正義感の強い刑事カン・オスの元に届いた1枚のタロットカード。
数日後、父親の会社の顧問弁護士が殺害され、現場に同じカードが残されていた。
殺害された弁護士に最後に電話を掛けたのは弁護士会の天使と呼ばれる
オ・スンハ。笑顔を絶やさない温厚な表の顔とは反対に氷のように冷たい
内面の持ち主だ。そんな中タロットカードの製作者が見つかった。
製作者のヘインはサイコメトリーという超能力を持ち12年前に起こった
高校生殺人事件でその能力を発揮しており、今回の事件も請け負うこととなった。
ひとつの事件で繋がった3人の人物と12年前に起こった事件との関連は…。


 改めまして、「明けましておめでとうございます。」
今年の年末から年始にかけて、一気に見てしまいました。
この『魔王』を・・・・・

『復活』がとても面白かったので今回のこの作品も
期待していたので、撮りためておいて一気に見ようと
思っていたので年末から見始めたのですが、
そりゃ~もう続きが気になって気になって、
正直年末の忙しさもほったらかしで夜更かしをしながら
20話を4日ほどで見ました。

 いやぁ~面白かったですねぇ~
韓国ドラマにはあまりないサスペンスにプラスして
今回はサイコメトリーも加わってこれまでにはないような
ドラマ展開となっていました。
しかも登場人物が多くて複雑で相関図が必要な感じではありましたが、
物語が進んでいくにつれいろんな事が繋がっていって、
本当に目が離せない展開でした。

 このドラマはオム・テウンが主役だったのかもしれませんが、
完全に彼の悲しみのほうが上回ってしまっていたスンハことチュ・ジフン。


オム・テウン演じるオスの直情型とは違って、常に冷静沈着で
クールでニヒルで翳を持ったスンハ役にチュ・ジフンは適役だったと思います。
(彼の外見とよく似合っていたから)



 12年前に終わったと思われた事件。
当時事件の当事者だった少年とその家族、
彼らに関わっていたすでに大人だった先生、警察、マスコミ。

 加害者と被害者、赦すことと赦されること、そして無関心ということが
起こす悲劇など、いろんな事を考えさせられました。


 そんな過去からの運命の輪の中で抜け出せずに暗闇の中でもがいている
者達の中で、唯一暗闇の中の一条の光のような癒しの存在であるヘイン。


そのヘインを演じるシン・ミナちゃんがまた可愛いんですよ。
サイコメトラーという特殊な能力のある女の子を演じているのですが、
私はそんな奇をてらった感はなかったです。
彼女のお蔭でオスもスンハも最後は救われたと思うから。

 だけどひとつ許せないのはヨンチョルですよ。
彼は最初はスンハの駒に過ぎなかったのだろうけど、
最後には完全に勘違いしてたもん。


これから見る方は日本の公式HPの人物相関図を見て
ドラマを見ると解りやすいですよ。