毎日毎日、飽きもせず・・・

韓国のドラマ・映画・音楽を楽しんでいます。
そんな小さな楽しみを綴っていきたいと思います!(完全ネタバレしています)

『ごめん、愛してる』

2008-01-29 23:17:46 | 視聴済みドラマBOX
出演:ソ・ジソプ(チャ・ムヒョク役)、イム・スジョン(ソン・ウンチェ役)
   チョン・ギョンホ(チェ・ユン役)、ソ・ジヨン(カン・ミンジュ役)
   チェ・ヨジン(ムン・ジヨン役)
脚本:イ・ギョンヒ(『サンドゥ、学校へ行こう』)
2004年 KBS 全16話 公式HP→ここ


 幼い頃オーストラリアへ養子に出されるものの、養父母にも捨てられ、
ストリート・チルドレンとして野生児のように育ったチャ・ムヒョク。
一緒に暮らしていた恋人ジヨンは愛よりもお金を選びムヒョクを捨てる。
そんな彼女の結婚式の日、乱入してきたマフィアの銃弾から彼女を守るため
流れ弾を受けるムヒョク。頭の中に1発の弾を残したままになっている。
そして韓国に戻ったムヒョクは彼の出生にまつわる事実を知ることになる。
そこから運命的な復讐劇が始まる。
一方でウンチェには想い続けてきたユンがいた。
どんなに好きでも見つめることしかできないユン。
ところがある日、ムヒョクが彼女の前に現れ・・・・




 2004年韓国最大の話題作であったこの作品。
韓国ではこのドラマのヒットとともに、原題の『ミアナダ、サランハンダ』の
頭文字をとった「ミサ廃人」という言葉まで生まれるほど大ヒットとなった。


 さぁさぁ、ようやくこの作品に手をつける事にしました。
あぁこれを見るまで何年の月日がかかったのでしょう。
はっきりってアホです、私。
以前からも書いている通り、“好きなものは最後まで取っておくタイプ”の
私は、この作品を見たいが為にKNTVを契約し始めたというのに、
今の今までこのドラマを見ていませんでした。
一体録画してから何年経ったのでしょう?


 こんなにもったいぶって残してあった作品を見終えた感想の第一声は・・・・

「もっと早よ見とけばよかった・・・・・・」です。

そして、私は「ミサ廃人」にはなりませんでした・・・・・・・
なんやろぉ・・・・
意外とふぅん・・・って感じで終わりました。
いや、私があんまりにも期待しすぎて、想像だけでえらく大きくなりすぎて
いたのかも知れないし、何か判らないんだけど廃人にならなかったのは確かです。

他のドラマとかって、見ていて一話終わったら、もうすぐにでも次の回が見たくて、
次が気になって気になってしょうがない作品とか今までにあったけれど、
この作品はそんな感じもなかったし。
テーマが重かったしかなぁ?

 ウンチェことイム・スジョンちゃんはものすごく可愛くて、健気で
彼女にはとっても感情移入して見ていたのですが、ユンはなんかムカつくし
ミンジュもあの超イケズ顔が見てて嫌だったし、ムヒョクはあんまりにも
ツライ人生すぎるし、私には少々重過ぎる作品でした。

 ハッピーエンドを望んでいた訳ではないんですよ。
ラストのウンチェはむしろあれで良かったんじゃないかと思いますし。
だけどムヒョクの頭の弾丸やユンの心臓病はちょっとやりすぎ感が
否めませんでした。
ムヒョクの頭はしょうがないとしてもユンなんて前半そんな風に
全然見えなかったし、え??って感じでした。


 ムヒョクのラストの鼻血にも正直な所笑えてきたし、
移植を願い出ている大切な体なのにバイクはあかんやろ~とか
もうちょっと自然な感じで話をもっていって欲しかったなぁと。

あのオカンがあんなけユンの事は大騒ぎしていたのに、
ムヒョクについてはどうなったのか、ムヒョクの事を知ったのか
知らないままなのかも曖昧だし、少々消化不良です。

 でも作品中、何が泣けたってガルチです。
ガルチの健気さが何とも言えませんでした。
大人は気付いていなかったのにガルチがムヒョクの余命が短い事に
気付いて泣くシーンは一番涙が出ました。




最後まで見終わってみて、ムヒョクとウンチェの愛が大きすぎて
正直他の人が皆、薄っぺら~い人物に見えてしまったのは
私だけでしょうか。


 なんかこの作品で泣かなかったら「冷たい人間!!」なんて言われて
しまいそうな気がしなくもないですが、正直な感想は最初の
こんなにもったいぶって残しておかなくても、もっと早くにオンタイムで
見ておけばよかったなぁって言うのが本音です。

あ、あとこの作品はかなりの割合であの「雪の華」に助けられていたと
思います。
あのパク・ヒョシンさんの声がなんともドラマに合ってるんですよね。
それとMVのジヨンの「ムヒョガ~」はインパクト大です!!