麻生首相の失言が頻繁(ひんぱん)にくり返され、未曾有(みぞう)の事態になってきた。 きのうも「たらたら飲んで食べて、何もしない人の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と発言してしまった。 自分がどれほど摂生しているかは知らないが、誰も病気になりたくてなっているわけではない。 たらたら飲んで食べなくても、病気になるときにはなる。 麻生さんには、政治家で一番大切な「人の痛み」がわかっていない。 すべてが自己中心的な上から目線なのだ。 若いうちの苦労は買ってでもしろというが、もう少し苦労をしてくるべきだった。 一国の首相が漢字は読めない、失言はするでは、あまりにも恥ずかしい。 このままでは、自民党は底なし沼にはまっていってしまう。 再度首相を変えることなどできないし、解散に打って出たら大敗してしまう。 自民党も不徳の致すところで、麻生さんを選んだのは自分たちなのだから仕方がない。 だいたい、早期に解散するために麻生さんを選んだのではなかったのか。 自民の顔としてダンディなお金持ちのお坊ちゃまを選んで解散するはずだった。 早くに解散していればこんなことにはならなかった。 麻生さんは首相になりたくてなりたくて仕方がなかった。 上に立つものは、周りから担がれて「天命」として献身の美徳を持って事にあたらなくてはならない。 なのに麻生さんの場合は、前の二人の首相が投げ出したので麻生さんしかいなかったのだ。 周りから担がれたのではなく、転がり込んできたのだ。 記者団から「総理」と呼ばれるとき、片手を挙げ、記者団の前を通りすぎる麻生さんの嬉しそうな顔といったらない。 あの人は「首相」という名の25年物のブランデーに酔いしれているのだ。 国会をホテルのバーと思っているのかもしれない。 こんな人が首相をやっていたのでは日本のお先は真っ暗だ。 きょうの小沢さんとの党首討論で、何を言うのか注目しよう。 合掌
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