特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

福島県発!高齢者の孤独死と憂いを防ぐ試み「笑顔見守り巡回プチヴィー」

2017-08-21 11:17:33 | 笑顔見守り巡回プチヴィー
2017年度福島県「ふるさと・きずな維持・再生支援事業」助成金に採択をいただき、2017年7月より独居高齢者宅、高齢者ご夫婦宅で、ペットを飼育されているお宅及び外猫のお世話をされているお宅を、定期的に獣医師と共に巡回訪問させていただくこととなりました。この巡回訪問を、

笑顔見守り巡回プチヴィー」と呼ぶことにします。



このような新しい試みに対し、ご理解をいただき、活動のチャンスをいただきましたことに感謝を申し上げます。有難うございました!

採択いただけるとは夢にも思わず、勝手もわからず、それでも必死に頑張っております。発案者は、代表の私ですが、ふと閃いたわけではなく、今までの活動の中で、絶対に必要だと思ったのです。当会は、福祉から始まった団体です。無力な命を守りたいと始めたボランティア活動。環境美化活動は、花で人を笑顔にしたい、犯罪を防止したいとの想いで始めました。

人を笑顔にしたい

しかし、活動の中で様々な苦しみと出会いました。私たちは、人知れず生きる野良猫を追いながら、やはり人知れず生きる「人間」と出会います。棄てられた猫が可哀想だと感じる方々に社会的弱者が多いという現実。母子家庭、老々介護家庭、独居高齢者、障害者を家族に持つ家庭等々。ある独居高齢者は、近隣から苦情を言われ、市役所職員を連れて来られ、餌を与えないと約束させられました。張り紙もされました。その後、苦情者より私にも何度か☎が来ましたし、車で出口を塞がれ、凄まれたこともあります。長身の声も大きな男性に、80歳を超えた経済的にも困窮している借家住まいの独居高齢者が凄まれたら?どんなに怖かったことでしょう。当会が介入した時点で、すでに30匹以上の野良猫がいました。虐待を受け4か所も骨折した猫もいました。大怪我をして腐敗した身体で飢えてさまよう猫もいました。約束をさせられても、そんな野良猫を見捨てることができなかった動物好きのお爺さん。

この時、不妊去勢手術の説明をし、承諾をいただき、全部手術をしました。その直後、安堵感からか、お爺さんは立てなくなり、入院。TNRから、ピッタリ一か月後に亡くなりました。お爺さんは、最後まで猫のことを気にかけていたと聞きました。

もっと早くに出逢っていたら、残りの日々を猫たちと笑顔で暮らせたかもしれません。不安や恐怖の中、コソコソと猫を餌を与え、悩み苦しむ毎日ではなく・・・。

この他、昨年県南地区で起こった孤独死。それにより遺された飼い猫と外猫たちは、殺処分されるところでした。また、今年6月には、白河市内公園で独居高齢者が自殺。賃貸アパートには狂暴な愛犬がいました。この詳細は別記事で報告致します。

「自殺」という悲しい選択をされた独居高齢者の部屋には、薬が散乱していました。心臓を悪くされていたとのこと。飼い主には忠実だけれど凶暴な愛犬を溺愛されていたそうです。多分、検査入院もできない状況だったのでは?と推測致します。動物病院に行くこともペットホテルに預けることもできず、散歩も難しく、どれだけ悩み苦しまれたことか。ペットを愛する者にしかわからない孤独と、愛するからこそ感じる苦しみがあります。独居高齢者や超高齢者ご夫婦世帯は、今後も増えると思います。高齢者の方々が、ペットと暮らすことにより笑顔になる。しかし、ペットより長生きできるとは限りません。安易に若い犬猫をペットショップで買うことは止めていただきたいものです。保護団体は譲渡に際し、年齢制限を設けています。

飼いたくても飼えない。

それも悲しい。飼うつもりではなかったけれど・・・犬や猫を保護して飼っている高齢者も少なくありません。人の寿命はわかりません。また、若い世代よりも、時間もあり飼育経験もある高齢者の方々の方が、飼育に適している場合もあります

不安材料は、孤独死や急な入院等です。

この不安材料を取り除き、できれば社会貢献として保護犬猫を飼育していただきたい。その方々のお宅を定期訪問し、安否確認とペットの健康確認をしたいと考えております。担当獣医師は、野良猫病院プチヴィーでお世話になっている亀田先生とエリ先生です。このような無謀な試みを笑顔でお引き受けいただき感謝しております!何より、交通費程度のお支払いしかできず、申し訳ございません

ペットは家族。核家族化の中で、ペットと高齢者の絆は深くなっています。ペットとの生活が、より楽しいものとなるように、憂いなく笑顔の日々を過ごすことができるように、巡回プチヴィーは、ペットと飼い主様の笑顔を確認して回ります。先生は、日帰り。それも神奈川県相模原市から早朝出発して来福されます。また、高齢者世帯は夜が早いため、遅くまで訪問することはできませんので、一日に巡回する件数には限りがあります。その分、他の日にスタッフが定期訪問させていただきたいと考えております。

現在の巡回地域は、白河市・西郷村・泉崎村・矢吹町・中島村です。65歳以上の独居高齢者・高齢者のご夫婦世帯でペットを飼育されているご家庭で、この訪問をおご希望される方は、090-6454-2121 まで連絡をください。巡回訪問は無料ですが、狂犬病ワクチン接種や医療を希望された場合、実費のご負担をいただきます。主治医はいるけれども、見守りとして巡回を希望されるご家庭もあるかと思います。当会は非営利団体ですので、見守りとして巡回させていただくことも可能です。


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簡単!費用ゼロ円!!レンギョウの生垣

2017-05-05 23:43:39 | 花図鑑 ~花木~
乾燥した日が続いております。雨が欲しい



レンギョウは、桜と同時期に美しい黄色の花を咲かせます。この季節、黄色が鮮やか。



反対側です。

レンギョウの垣根は、実は簡単で、無料でできるんです。写真の垣根は、費用ゼロ円です。剪定も自分でやっています。

おススメのやり方は・・・

すぐに伸びてしまうレンギョウ。伸びた枝を切ります。その枝を、植えたい場所に挿しておくだけ!これだけ!!

ただ、乾燥している時では、水やりが大変ですので、雨が続く時に行います。レンギョウは簡単に根付きます。

その後は、自分の好きな形を作っていきます。



選定が下手です。猫型のレンギョウ。



ミツマタ。これも丈夫です。



沈丁花。とにかく香りが良い。甘い香りが漂います。

レンギョウの生垣は、冬には落葉するので、中が丸見え。成長が早いので剪定が必要。これは、コマメに剪定すれば、伐採木も少なく、楽です。何より、桜の季節、鮮やかな黄色を楽しむことができます

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ドッグラン隣の桜と整備中の「小南湖」

2017-04-16 22:13:51 | 白河 花の名所
今日は朝から良いお天気でした。朝、蕾だった桜が、午後には満開かと思うほど咲いていました。



朝の写真です。小さなドッグラン予定地の隣にある大きな桜の樹です。



保健所出所老犬夏次郎と。老犬の場合・・・来年桜が見れるかどうか・・・わかりません。この時を大切にしたいものです。



自宅から事務所へ徒歩で行った際、通り道の「小南湖」で撮った写真。キレイに整備されました。



ベンチもできました!



飼育放棄された老猫の茶々です。なんと、猫生2度目の飼育放棄。臆病な性格のため、キャリーから出ずにウンチもシッコもすることがあります。一緒に飼育放棄された猫との相性も悪く、若い猫ばかりだと萎縮し、合う場所がないまま・・・。現在、譲渡不可能な老病傷猫ばかり揃っている部屋にいます。一か月近くたち、やっと自分から出てきました。人は大好きで、喉をゴロゴロさせています。本当は、1頭飼育の家が適していると思いますが、今のところ仕方ありません。殺処分されてしまうよりは・・・。生きていれば、良いこともあります!

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野良猫病院プチヴィーの庭にも春が来ました

2017-04-15 09:53:41 | 野良猫病院プチヴィー
白河の桜は、来週あたりでしょうか。急に春めいてきました♪プチヴィーの庭にも春が来ました。
※petitvie(プチヴィー)=フランス語で小さな命

プチヴィーの植物たちは・・・



花壇の縁取りに使っているのは「ニラ」です。急に葉っぱが登場しました!



イタリアンパセリです。屋根のある花壇に植えたので、冬も葉がありました。



苺です。ランナーが出て、ドンドン広がります。こんなふうにご支援者が広がるといいですね♪



ルバーブです。ジャムにすると美味しいと聞きますが、まだ食べたことがありません。どなたか作っていただけませんか?



私の力作!レンガの花壇です。柚子・梅・柿・ジューンベリーを植えました。もう一つ作りますが、何を植えましょう。

日々忙しく、落ち葉拾いも終わっていないのに~春です。


※当会は、専従職員がおりません。無償ボランティアで運営をしております。そのため、突然の来客に対応ができません。また、来客用駐車場もありません。時々、一方通行の狭い道路に路駐をされる方、他人の駐車場に無断で駐車される方がいますが、近隣の迷惑となり、後日町内会や市役所からお叱りを受けるのは当会です。このようなことが続きますと、病院運営も困難となります。「遊びに行っていいですか?」というお申し出は、残念ながら、すべてお断りしております。申し訳ございません。

●専従職員はいません。家庭生活や仕事の合間に、時間をつくって活動をしておりますので、譲渡のお見合い以外は対応できない状況です。例「明日の午後行きます」と言われても、皆、仕事や予定があり誰もおりません。
●予定を立てて動いております。予定外があるとすれば、緊急で病院に行かなければならない急病の保護犬猫がいた場合。緊急保護があった場合です。突然の来訪に対応する余力がありません。
●当会の活動は、室内だけではありません。TNR活動は屋外です。事務仕事や通院等、動いておりますので、いつ訪ねても誰かいるという団体ではありません。
●通院は、半日近くの時間がかかる場合もあります。その他、保護動物の世話等、時間が足りない状況です。
●「手伝いに行く」という方・・・お気持ちは有り難いのですが、単発のお手伝いはお断りしております。なぜなら、説明をするのに時間がかかり、結果として、より大変で時間がかかることになります。当会は、老病傷犬猫が多く、世話も難しいことをご理解下さい。


※当会、近隣住民の方々に大変にお世話になっております。見守っていただいております。何かあれば、すぐに連絡が入りますが、ご心配やご迷惑をお掛けしてはならず、応援いただく方々にもご理解をお願いしたく思っております。

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新ブログ「福島ZEROアクション」のお知らせ

2017-03-25 10:56:52 | 福島殺処分zeroア...
ご無沙汰しております。なかなかブログに辿り着けず、本当に申し訳なく思っております。

さて、このブログを始めたのが、2009年なので・・・8年!?の歳月が流れました。早いものです。もともと動物保護活動は個人で行っていたのですが、現在は保護活動もしております。しかし、このブログは、「バラの下草」での検索が多いのです・・・。環境美化活動も行っておりますし

もっと明確に、活動をお伝えする必要を感じておりました。

そこで、NPO法人白河花里倶楽部の中の動物保護活動を「福島ZEROアクション」と致します。企業の中の一つの部署とお考えください。そして、「福島ZEROアクション」のブログを作りました。

アメブロ「福島ZEROアクション」
クリック

まだまだ記事も少ないのですが、当会の活動を知っていただけるように頑張りたいと思います。FB「福島殺処分ZEROアクション」も継続して頑張っております。宜しくお願い致します。また、当会HPについても、「NPO法人白河花里倶楽部」とは別に「福島ZEROアクション」HPを作っております。活動の合間に作っているもので、なかなか進まず申し訳ございません

野良猫病院プチヴィー及び当会の活動を広く多くの方々に知っていただき、活動を広げていくために、ネットを通して活動の報告をすることは、とても重要だと考えております。


今後とも宜しくお願い申し上げます

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