有る材料で 献立を振り分けてつくる

ウチのオネ～チャン(むすめ)が体調を崩し　ボクはメシづくりを余儀なくされた・・・まぁ　ひとりメシだけど。

ボクは料理は嫌いではない、どちらかと言えば好きな方だ。
ただ　それは自分が閃いて突然やりたくなったとき、とか　家の中のメモリアルな日　とかになる。
近ごろはオネ～チャンにおまかせ、たまに注文されたときにはやったりするけどね。

自分だけだと　簡単で好きなモノはいっぱいあるけど・・・ネギおかかメシとか、ベーコンのっけメシなんかい～し　味噌汁ぶっかけメシも大好き。

オネ～チャンは「そ～いうモノじゃなく　ちゃんと形のあるモノを食べて」と言うから　そ～するコトにしたよ。

鶏モモ肉が2枚あると言うので　先ずはソレから。

ハッシュドビーフの固形ルーがあったので　ハッシュドチキンをつくろ～かと・・・玉ネギ・ニンジン・シメジだけのシンプルな感じ、玉ネギは新玉を頂いたのがあったので　甘味がでるかなとコレを使った。


薩摩揚げと大根があるので　ウチの定番の煮物にした・・・大好きだけど　自分でやるのは初めて・・・味付けは探りながらだ。


甘ジョッパイこの煮汁と　ハッシュドチキンの材料から鶏・玉ネギ・シメジを少しだけチョイスして　親子丼になった。

ハッシュドチキンは　ボクとしてはじっくりシチュウの如く煮込みたいので　少しハーブ系も加えてアレンジ・・・煮込み中・・・でも　ど～やらハヤシの感じになりそ～だ。


も～ひとつは　鶏肉を一本切り分けてニンニク・ショウガ醤油へ浸けといたので　コレを焼いて菜の花と玉ネギを炒め塩・レモンで味付け・・・盛りつけてから粉チーズと黒胡椒を振れば出来上がり・・・酒のツマミにい～な。

シワメ昆布の山椒煮・・・春の味

桜が咲くころに上がる・・・と　浜辺を散歩するヒトから、昨年たまたま聞いてね。
あの時は　けっこう楽しめた。

ボクは防波堤を歩くけど　浜辺にはめったに降りることがないので　永年住んでいてもシワメのコトは知らなかったよ。

味をしめて　彼岸を過ぎたころから波打ち際を歩いてみるのだけど　姿がない・・・浜辺の常連のヒトも「まだ見ないな」と言ってた翌日「おっ！」と見つけたよ。
細かいけど　1㎏ほどレジ袋へ掻き集めて佃煮にした。
刻んだシワメにショウガのミジン切りと　昨年家内が冷凍してあった実山椒を見つけたので　酒・醤油・ミリンと少々の水で炊いた・・・ボク的には　生醤油(きじょうゆ:甘味をつけない醤油のみのコト)でやるのが好きだけど　世間並の味付けにした。

あったかいメシに好し、箸にちょいと乗せ　チビチビ飲るのも好し。

やっと チラホラ・・・観音川の桜

待ちわびれば待ちわびるほど　仲々その時が来ないものだね。


3/28　ついに開花・・・観音川のボクがチェックしてる桜の樹のこと。
昨年の記録より　１週間も遅れてるよ。


ほら、蕾はも～あんなに膨らんで色づいているのに。
弥生三月も　残りあと三日・・・パッと開くかなぁ　それまでに。

『花待ちの 空に紅差す雨つぼみ』・・・弥生 下旬の観音川

早朝　したたかに降ってた雨が6:00前には上がってね。
よし今だ！とウォーキングに飛び出した。
浜辺は風もないのに荒れ模様・・・波打ち際の満ち引きが凄まじい。

ストレッチしてるとまたポツリポツリと降り始めた。
きょうは駄目かと帰り際に　ちょっと観音川の方へ回ってみた。


毎年彼岸には咲き始めてるのに　ココの桜はまだひっそりとしているよ。

赤みが差し始めてるのもあるけど　まだ全体的にはつぼみが固そ～な感じ。

きのうはポカポカ陽気だったのが今日・明日はと寒そ～だ。
三寒四温と言うけれど　も～間もなく来週辺りに　パッと咲く日の準備を着々としてるのだろう。

『ぼたもち』は・・・感慨深い味

親戚のヒトたちや同窓会、永年やってきたスポーツ仲間など　会ったときの話に花が咲くのは『食』のコト。
アレは大好きコレは美味いは言うけど　よく聞いているとけっこう嫌いなモノが多いなと気づくよ。

若者は好き嫌いが多い風潮がある、のはわかる。
けど　ボクら、いわゆる高齢者と呼ばれるニンゲンは　あまり好き嫌いがないものと思ってた・・・ボク自身がないからね。
ボクはまず嫌いなモノがない・・・誰かが思いつくモノで　アレはどお？コレはどお？と訊かれても　まずないよ。

と　偉そ～に言ってるけど実は、「おまえは好き嫌いが多いな」とずっと言われてたよ　20代前半までは・・・そ～やって暮らしてきた。
ニンジン・ゴボウ・カボチャに菜っ葉、あんパン・ジャムパン・煮魚・焼き魚、トマトジュースも苦手,etc・・・

前にも書いたけど　ボクの『食』が一歩踏み出せたのは　20代に入れ込んでいたボート(漕艇)競技・・・このころの合宿で少しずつ　苦手なモノを克服して来た気がする。
ボートを引退してからも日常生活の中で　その植え付けられた精神は変わらず　嫌いなモノがどんどん好きなモノに拡がっていった。
振り返ると　あの時期のそのきっかけは　ボクにとって大切な宝物のひとつ。

後年、仲々食べられなかったモノがある・・・オカラとカボチャと『ぼたもち(おはぎ)』の三つ。

オカラはどこかの居酒屋のツマミに出てきて　それから食べられるよ～になった。
カボチャはウチの食卓に上がっても食べなかったのが　子供に示しがつかないと自分で思ったのか　一切れ二切れと段々箸を出すよ～になって　今では美味いモノだと思うよ～になった。
『ぼたもち』は家内の実家へ出かけると　ね～さん手づくりの寿司や煮物・揚げ物などと一緒に必ず食卓にあがる・・・ボクはずっと箸を出さなかったし　家内からボクが苦手なコトを話してあったよ～だ。

自分の中に　色々なモノを克服してきた、というのが多分あって　多分ちょっとした機会に口へ運んだのだと思う。

やはりそれからだ、今では美味しく食べられるよ～になって　5～6は食べてしまうよ・・・ゲテモノは別として　これで全てをクリア、我慢して食べるのではなく美味しく食べられるモノばかり、ってところ。


きのうは彼岸の中日で　ね～さんが忙しい思いをして沢山つくってきてくれたよ、感謝感謝・・・けさはオネ～チャン(むすめ)も弁当に入れて　いそいそと仕事へ出かけて行った。
ボクには『ぼたもち』には　そ～いう感慨深い思いがある。