らんかみち

童話から老話まで

渋皮煮までの経緯

2014年09月28日 | 酒、食
             

 地元で採れた栗の渋皮煮をいただいた。もしかしたら無花果農家を名乗る人はいるかも知れない当地だけど、栗農家はないと思う。無花果は自慢の特産品で、ジャムにして売られているし、かなり高価。かつては栽培していたろう栗も旬を迎えたけど、地元産のものは多くないはず。この栗にしたってそうだ。

 荒れ放題の山の中で栗が実ると、イノシシが栗の木に体当たりして実を落とし、イガを蹄で割って器用に実を外すという。
 生の栗が美味しいんだろうけど無花果や温州蜜柑も生っているからね、贅沢にも面倒な栗は食べ残すこともあるらしい。その後から人が栗拾いする図って、ちょっと屈辱。

 生の栗をいただいても調理の技術がないので、勢い他人様に托すことになる。野良生え→イノシシ→栗拾い→我が家→他人様に進呈→その一部我が家に出戻り。こうしたプロセスを経て渋皮煮をいただく。我が家のトレンド!

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