HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第1287話≪「2014年卒マイナビ大学生就職意識調査」(マイナビ)≫

2013年05月29日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、大学生の就職に関する意識調査はいろいろな研究所や調査会社で行われています。

 先日のHageOyaji通信でも、

 第1284話≪「大学生の将来イメージ~大学生価値意識調査より~」就職みらい研究所≫

 配信していますが、今回は、就職・転職情報サービスを行う「マイナビ」は、1979年以来、大学生の就職意識(大手企業志向、企業選択のポイント、就職希望度など)を調査を引用して見ます。

 今回「2014年卒マイナビ大学生就職意識調査」の結果が出ていますので、要点のみを下記に抜粋して見ます。


 ≪調査概要≫

  ◆職業観は「楽しく働きたい」がトップ。国公立と私立で若干異なる職業観
   学生の就職観については「楽しく働きたい」が例年と変わらず30.1%でトップ。
   女子学生で比率の高い「個人の生活と仕事を両立させたい」が前年比0.9pt増の21.5%。
   4年連続で増加「人のためになる仕事をしたい」は、前年比1.5pt減の17.7%
   「社会に貢献したい」は前年比0.8pt増の7.6%と4年連増加
   国公立と私立比較:
    国公立は「個人の生活と仕事を両立させたい」や「プライドのもてる仕事がしたい」「社会に貢献したい」
    私立は「楽しく働きたい」や「人のためになる仕事をしたい」

  ◆大手企業志向回帰の兆し
   ここ数年大手企業志向は減少傾向
   1年先輩の内定率が前年を上回った事や、株価好転の報道などを受けて、大手企業志向(「絶対に大手企業がよい」+「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい」の合計)は前年比5.1pt増の41.2%と、増加に転じる結果となる(2012年卒の水準に近い)
   中堅中小企業を志向する学生(「やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業でもよい」+   
「中堅・中小企業がよい」)は未だに過半数を越えていることから(54.2%)、大手に触手を伸ばしつつ、幅広く活動していると推察
  文理男女別:
    文系男子⇒前年比5.9pt増の43.4%
    理系男子⇒前年比5.5pt増の51.3%
    文系女子⇒前年比4.5pt増の33.8%
    理系女子⇒前年比4.2pt増32.9%
  国公立私立別:関東国公立⇒57.0%、関西国公立⇒57.2%

  ◆企業選択のポイントで「安定している会社」や「給料の良い会社」が増加
   大手企業志向の回復に伴い、企業選択のポイントにも変化
   「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」⇒(前年比1.9pt減の42.6%)
   「安定している会社」⇒(前年比2.7pt増の22.1%)
   「給料の良い会社」⇒(前年比1.6pt増の9.0%)
   「勤務制度、住宅など福利厚生の良い会社」⇒(前年比1.0pt増の10.8%)

  ◆行きたくない会社は「暗い雰囲気」「ノルマきつい」「休日・休暇が取れない」が上昇
   「暗い雰囲気の会社」⇒前年比1.8pt減の41.8%
   「ノルマのきつそうな会社」⇒(前年比2.5pt増の32.6%)
   「仕事の内容が面白くない会社」⇒(前年比0.3pt増の23.4%)
   「休日・休暇がとれない(少ない)会社」⇒(前年比2.2pt増の22.1%)
   「残業が多い会社」⇒(前年比0.8pt増の7.6%)

  ◆就職希望度、「なにがなんでも就職したい」はやや減少、前年比0.4pt減の87.8%
   「なにがなんでも就職したい」⇒前年比0.4pt減の87.8%と
   就職しなかった場合の進路、
   「進学(留学、大学院進学)」⇒46.3%
   「就職留年」⇒25.1%
   「フリーター」⇒23.4%
    国公立私立別:
      国公立⇒「進学」や「就職留年」
      私立⇒「フリーター」

  ◆志望職種で近年増加傾向にあった「営業企画・営業部門」が減少に転じる
   「営業企画・営業部門」⇒前年比1.7pt減の23.6%
   「総務・経理・人事などの管理部門」⇒前年比1.4pt増の16.6%
   文理男女別:
    文系男子⇒「営業企画・営業部門」が減少
    文系女子⇒「営業企画・営業部門」4年連続で増加
         「総務・経理・人事などの管理部門」も増加
    理系男女⇒「研究・開発部門」が増加

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