HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第1123話≪「アセスメント(assessment)」とは≫

2012年04月11日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、「アセスメント(assessment)」という言葉を耳にすることが多くなりましたね。

 「アセスメント(assessment)」とは、ある事象を客観的に評価することをいいます。

 この用語は1980年頃から使用し、即ち官公庁の報告書では1981年に環境庁(現・環境省)が国会に提出した環境影響評価法案が1983年に廃案となった後、空港やダムなどの大規模事業11種の実施要項を定めた1984年「閣議アセス」あたりから、環境問題に関して新聞やニュースに頻繁に登場してくるようになります。
 1997年に成立し1999年に施行された環境影響評価法は単に「アセス法」とも呼ばれています。

 特に、日産のカルロス・ゴーン社長が経営改革に発表した「ニッサンリバイバルプラン(NRP)」(1999年10月18日発表)の中に「コミットメント」「アセスメント」という用語が飛び交い、その後各方面で使われるようになりました。

 今では、「アセスメント(assessment)」と言えば、「環境アセスメント」を指すようになってきていますが、以下のように多くの分野で客観的評価に使われています。

 例えば、
  「環境アセスメント」 ⇒ 環境への影響を事前に調査すること
  「人材アセスメント」 ⇒ 人物の適性を客観的に事前評価すること
  「リスクアセスメント」 ⇒ 危険を事前に評価すること
  「時のアセスメント」 ⇒ 事業の再評価を行うこと
  「政策アセスメント」 ⇒ 政策を事前に評価すること
  「自動車アセスメント」 ⇒ 自動車の安全性能評価を行うこと
  「ライフサイクルアセスメント」 ⇒ 製品の循環過程における環境影響評価

 など、応用が多方面に伸びています。

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