高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!
みなさん、最近「里地里山(Satochi and Satoyama)」という言葉を聞く機会が多いですね。
日本でも1990年代に入り、環境問題に関心が高まってくると同時に、2002年3月の「新・生物多様性国家戦略」で、新たに「里地里山」の手入れを重要な取り組みとして取り上げてきました。
「里地里山」とは都市と奥山の中間に位置し、農林業者など人の手で管理されてきた地域のことで、みなさんトンボを取ったり、チョウを追っかけていたあたりの裏山のことで、生物多様性の保全上重要な役割を担っております。
もう少し難しい言葉では、集落とその周囲の森林(二次林)、農地、ため池、草地などで構成されている場所です。その場所は、動植物の繁殖地や希少生物のすみかの役割も果たしており、国土の約4割を占める大切な場所ですが、農村の過疎化で最近は荒れ果てています。
環境省の定義では、「都市域と原生的自然との中間に位置し、様々な人間の働きかけを通じて環境が形成されてきた地域であり、集落をとりまく二次林と、それらと混在する農地、ため池、草原等で構成される地域概念」と・・・・。
この「里地里山」は、都市周辺の身近な自然とのふれあいの場としても欠かせない地域でありますが、都市近郊では開発等の土地利用転換が進むなど、消失や質の低下が顕在化しています。
国(環境省、農林水産省、国土交通省)などの協力もあり、循環・共生型の社会システムへの転換が求められており、持続的な生産と消費が可能な豊かな里地地域の中で、働き、暮らしたいという都市住民が増えています。そして、里地の文化を守り、多様な生物相を復元する試みもあり、農村からの新たな里地づくりの発信が始まっています。
この運動を盛り上げるため、農林水産省と環境省が連携し、リーフレットを作成して、新しい里地づくり、農村と都市が連携した農村環境施策の立案等に活用されることを期待しています。
マスコミでも取り上げていますように、ごみの不法投棄、山火事の恐れなどの対策として、地域社会からも管理を要請されており、多くの地域で雑木林の手入れ運動が起きてきています。
団塊の世代のニューファミリーの家族ぐるみの活動、定年退職者のシルバー活動を通して、各地で落ち葉かき、間伐、下草刈り、炭焼きといった直接的な保全活動が始まり、子どもを対象とした環境教育、森林レクリエーションなどの空間利用の場として盛んに使われるようになってきています。新しい動きとしては森の幼稚園、森のアート展・音楽会、森林セラピーの場として、今では物よりもその整備された快適な空間利用が注目され始めていますね。
みなさん、最後に You Tube の「里地里山 ~自然と共に生きる知恵・命を育む場所~」をクリックして覗いてください。全体像がよくわかります。
また、今年は全国10カ所(宮城県、群馬県、千葉県、神奈川県、静岡県、長野県、福井県、奈良県、広島県、熊本県) で、≪平成22年度「里なび研修会」の開催≫しています。
みなさん、最近「里地里山(Satochi and Satoyama)」という言葉を聞く機会が多いですね。
日本でも1990年代に入り、環境問題に関心が高まってくると同時に、2002年3月の「新・生物多様性国家戦略」で、新たに「里地里山」の手入れを重要な取り組みとして取り上げてきました。
「里地里山」とは都市と奥山の中間に位置し、農林業者など人の手で管理されてきた地域のことで、みなさんトンボを取ったり、チョウを追っかけていたあたりの裏山のことで、生物多様性の保全上重要な役割を担っております。
もう少し難しい言葉では、集落とその周囲の森林(二次林)、農地、ため池、草地などで構成されている場所です。その場所は、動植物の繁殖地や希少生物のすみかの役割も果たしており、国土の約4割を占める大切な場所ですが、農村の過疎化で最近は荒れ果てています。
環境省の定義では、「都市域と原生的自然との中間に位置し、様々な人間の働きかけを通じて環境が形成されてきた地域であり、集落をとりまく二次林と、それらと混在する農地、ため池、草原等で構成される地域概念」と・・・・。
この「里地里山」は、都市周辺の身近な自然とのふれあいの場としても欠かせない地域でありますが、都市近郊では開発等の土地利用転換が進むなど、消失や質の低下が顕在化しています。
国(環境省、農林水産省、国土交通省)などの協力もあり、循環・共生型の社会システムへの転換が求められており、持続的な生産と消費が可能な豊かな里地地域の中で、働き、暮らしたいという都市住民が増えています。そして、里地の文化を守り、多様な生物相を復元する試みもあり、農村からの新たな里地づくりの発信が始まっています。
この運動を盛り上げるため、農林水産省と環境省が連携し、リーフレットを作成して、新しい里地づくり、農村と都市が連携した農村環境施策の立案等に活用されることを期待しています。
マスコミでも取り上げていますように、ごみの不法投棄、山火事の恐れなどの対策として、地域社会からも管理を要請されており、多くの地域で雑木林の手入れ運動が起きてきています。
団塊の世代のニューファミリーの家族ぐるみの活動、定年退職者のシルバー活動を通して、各地で落ち葉かき、間伐、下草刈り、炭焼きといった直接的な保全活動が始まり、子どもを対象とした環境教育、森林レクリエーションなどの空間利用の場として盛んに使われるようになってきています。新しい動きとしては森の幼稚園、森のアート展・音楽会、森林セラピーの場として、今では物よりもその整備された快適な空間利用が注目され始めていますね。
みなさん、最後に You Tube の「里地里山 ~自然と共に生きる知恵・命を育む場所~」をクリックして覗いてください。全体像がよくわかります。
また、今年は全国10カ所(宮城県、群馬県、千葉県、神奈川県、静岡県、長野県、福井県、奈良県、広島県、熊本県) で、≪平成22年度「里なび研修会」の開催≫しています。