HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第895話≪「新入社員のグローバル意識調査」&「新入社員の会社生活調査」≫

2010年09月03日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、産業能率大学が実施した新入社員に関する調査が「第4回新入社員のグローバル意識調査」と「2010年度新入社員の会社生活調査」の二つあります。

 詳細はクリックしてお読みください。

 「第4回新入社員のグローバル意識調査
  産業能率大学が3年おきに実施しており、今回が4回目の調査です。

 海外旅行経験ある 73.2% (平均回数は3回)、海外留学経験ある 19.7% (半年未満が6割)にもかかわらず、海外で「働きたいと思わない」2人に1人います。
 しかし、もはやグローバル化が避けられないことは誰もが分かっており、それを不安に感じて国内にとどまろうとする層と、積極的に打って出て機会をつかもうとする層にはっきり分かれてきています。

 主な結果を下記に抜粋して見ますと、

 ◆海外で「働きたいと思わない」2人に1人
  ・今年度新入社員のおよそ2人に1人が、海外で「働きたいとは思わない」と考えており、外資によるM&Aや外国人上司への抵抗感の高さなどから、全体的には内向きの意識が強い。
  ・一方、「どんな国・地域でも働きたい」が過去最高(27%)になるなど、高い海外志向を持つ層が3割前後。今後、グローバル化が一層進展する中で、少数派の海外志向が強い人材の争奪戦と、多数派の海外志向が弱い人材への支援強化が注目。

 ◆外資によるM&A 「不安」増 ⇔「閉鎖性打破」減
   日本企業の閉鎖性が打破されるよい機会である ⇒ 11.0%
   国際化の流れの中で自然なことである ⇒ 44.0%
   日本の良さが失われそうで不安を感じる ⇒ 33.8%
   ビジネスは弱肉強食で、資本が外資でも国内でも関係ない ⇒ 11.3%

 ◆外国人トップ・上司 抵抗感ある 5割超
   経営トップに外国人が就いた 抵抗感がある⇒21.3%
   上司に外国人が着任した 抵抗感がある⇒19.8%
外国人が自分の部下になった 抵抗感がある⇒10.8%
   外国人が自分の同僚になった 抵抗感がある⇒6.8%
   取引先の相手が外国人だった 抵抗感がある⇒11.0%

 ◆海外志向の向上策
   1位 語学研修の実施 57.5%
   2位 海外旅行の金銭的補助 35.5%
   3位 一定レベルの英語習得義務付け 32.0%



 「2010年度新入社員の会社生活調査
  今年度の新入社員は、管理職志向が過去最高で、7割超が終身雇用を望み、転職は挫折と考える層が増加、定年は65歳が適当という回答が過去最高の51%。

 全体的に見ると、会社の歯車に・「道」をはずしたくない・・という結果と捉えています。

 ◆管理職になりたい 過去最高(44% 初めて専門職志向を上回る)
  ・管理職志向と専門職志向の推移
     2010年度 管理職志向 ⇒44.3%  専門職志向 ⇒44.0%
     2000年度 管理職志向 ⇒23.7%  専門職志向 ⇒51.6%

 ◆理想の年収 過去最低(35歳時点 723万円 加重平均額)
  ・35歳時点の年収
     2010年度 理想の年収 ⇒723万円  現実の予想年収 ⇒586万円
     2000年度 理想の年収 ⇒795万円  現実の予想年収 ⇒616万円

 ◆就活厳しかったけど来年入社はもっと厳しい87%
・自分が経験した今春入社より厳しくなる ⇒69.9%
  ・自分が経験した今春入社より非常に厳しくなる ⇒17.2%
  ・今春入社より楽になる ⇒12.4%
  ・今春入社より非常に楽になる ⇒0.4%

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