孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

TOEIC, TOEIC と騒ぎすぎじゃない?

2018年01月23日 | 英語関連
CMのマネをすると、

『時間があるからDVDで名画を観ようかと思って、レンタルショップに行こうかと思ったけど、古い名画なら安く買えそうだし、注文しても返却の手間もないし、通販型もいいかなって・・・』

 ご安心下さい。あっと言う間に届けます。

ってな調子で、「早すぎる」アマゾンで、何枚か中古DVDを注文しました。

届いたのは、『マイレージ、マイライフ』と『グラン・トリノ』と『ミシシッピー・バーニング』の三枚。全部で650円ほど(送料別)だから、やっぱりCMみたいに、『通販もいいかなって・・・』思っちゃうんだな。

実はこれらは、私の英語学習の小道具で、このところ翻訳に集中してきたため、私の英語耳がすこし退化したような気分になっていたのです。多分、気のせいなんですが、ここらで英語の音を集中して聴いておきたいと考えたからです。

気に入った映画の中の、特に気に入ったシーンの会話は、その部分ごと覚えてしまうくらい何度も繰り返し聴くと勉強になります。この学習方法は、お勧めです。

それには、リピート機能の付いたDVDプレーヤーが不可欠です。

 ABリピート機能は優れもの!

繰り返し観たい場面の始まり(A)と終わり(B)を押すことで、その間を何度でも繰り返します。聴き取り難いセリフだとか、メモして覚えたい表現、独特なイントネーションなどをモノにしたい時など、この機能はとても便利です。

更に、私のお勧めは、サブタイトル・・・つまり字幕を思い切って英語に設定して観ることです。耳でセリフを聴きながら、同時に字幕の英文を追っていくんです。

これは『速読』の訓練としては、おそらくベストでしょう。

この訓練は、実は今大学生や社会人が狂ったように受験しているTOEIC(トーイック)に大変有効だと思います。

5年ほど前でしたか、楽天のミキタニとかいう創業者が、英語を社内公用語にする、とか宣言し、TOEICでスコアが800取れない重役はクビだと言ってました。

そして、ついに5年経って、社員の平均スコアが800になったと、確か去年でしたか、彼は手放しではしゃいでましたね。

彼の所為ばかりではないでしょうが、今では従業員を採用する側も、される側も、ナントカの一つ覚えのように、トーイック、トーイックと夢中になっているようです。

しかし、私の経験では、英語と一口に言っても、インド人の英語、シンガポール人の英語、エジプト人の英語、フィリピン人の英語などなど、お国柄によってまったく別の言語のように聴こえる場合が珍しくありません。

しかも、実際に仕事などで英語を話す場合は、解からない場合に聞き返すことが出来ます。理解できるまで、何度も聞き返すことが可能です。

TOEICの試験中はそれは出来ません。考える時間すらないほど、どんどん進んでいきます。

したがって、要点を聞き逃さないように集中し、文章はサッと流し見て要点を掴むという速読能力が不可欠なんです。

こういう点に集中して学習すれば、最初500点程度だった人でも、1年も経てば800点は取れるようになるはずです。5年も掛かるなどとは到底考えられません。

英語は確かに読み書き話せれば便利ですが、それがすべてではありません。ましてやその能力の判断をTOEICのテスト結果に委ねるなどとは、愚の骨頂でしょう。

あんなもの、多面体の一つの面でしかありません。

 面の大きさも様々

道順を英語で案内できたらなあ・・・

せめて自己紹介が英語で出来たらいいのに・・・

まあ、それもいいでしょうが、あなた。外国人にこう聞かれたら、英語で答えられますか? 英語はダメだけれど、日本語なら答えられますか?

『エドジダイ カラ メイジジダイニカワッテ ナンネンタチマスカ?』

『イマノ テンノウヘイカハ ナンダイメニ ナリマスカ?』


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